金正恩と朝鮮労働党は日本人に被拉致日本人救出を断念させようとしている
北朝鮮の「特別調査委員会」とやらがどんな嘘をつくか、皆で考えましょう。
金正恩とその周囲にいる朝鮮労働党組織指導部の連中は、日本人が被拉致日本人救出を諦めるように何とかして工作せねばならない。
何人かの日本人妻を返し、彼女らに次のような「証言」をさせるのではないでしょうか。
日本人妻は北朝鮮に子供や孫を残していますから、全て言いなりになるしかありません。
「○○さんは近所に住んでいましたが、病で若くして亡くなりました」「90年代後半に配給が途切れた時、たくさんの方々が亡くなりました。○○さん御一家もそうでした」
「日本に帰りたいといつもお話しされていました。本当に残念です」
「特別調査委員会」とやらの裏には朝鮮労働党組織指導部がいる
「特別調査委員会」とやらを指導するのは、金正恩と朝鮮労働党組織指導部です。
どういう経緯かよくわかりませんが、張成澤の死後北朝鮮では労働党組織指導部にいた連中の「活躍」が目立っています。察するに、この連中が張成澤処刑を主導したのでしょう。
彼らは、数十年ぶりに故郷に戻った日本人妻たちが、拉致された日本人と近所付き合いをしており亡くなったというのだから信じるしかないだろう、という世論醸成を策しているに違いない。
年老いた日本人妻の「証言」を正面から批判、否定するのは情緒的に難しい。対南工作機関の皆さんなら、これくらいのことは想像しているでしょう。
金正恩と朝鮮労働党はこんな世論醸成を策していることでしょう。
「北東アジアの平和構築のため、日朝新時代を築こう」「死んだ人は戻らない。哀しみを乗り越えて、新しい時代を築こうではないか」
テロを国策とする北朝鮮との「日朝新時代」など、ありえません。金正恩に核軍拡資金を与えてはならない。暴力団に大金を与えれば、地域住民の命と暮らしは徹底的に蹂躙されてしまいます。
日本と国交を樹立できれば、数兆円単位で金が入り更なる核軍拡が可能になると金正恩、朝鮮労働党組織指導部は胸算用しているはずです。
北朝鮮の体制運営・維持のためには巨額の外貨が必要である―幹部への「贈り物政治」-
北朝鮮という国の経済・政治運営は、外貨獲得に強く依存しているという点でナチス・ドイツ、スターリンや毛沢東の体制と大きく異なっているのです。
北朝鮮では、人民軍、対南工作機関、国家安全保衛部、外務省などあらゆる部署が外貨稼ぎに必死です。
北朝鮮の高位層の生活は、輸入品に大きく依存していますから毎年相当な外貨を稼がないと高位層にふさわしい消費生活を維持できません。
年間十億ドルくらい稼げないと、本当に苦しくなってしまうはずです。
高位層に金正恩からの「贈り物」と称して様々な奢侈品が下賜されますが、これは輸入品です。下賜品はスイス製の時計や家電製品、装飾品などです。この「贈り物政治」は金正日の手法でした。
日本の親族に富裕な方がいて仕送りをしてくれる元在日朝鮮人(帰国者)の場合、その仕送りで外貨が通用する店に行けば品質の良い物資を購入できます。
彼らは朝鮮労働党幹部に常に様々な名目で金をよこせとたかられていることでしょう。在日本朝鮮人総連合会の皆さんは、このあたりの事情をよく御存知のはずです。
国家安全保衛部がなぜか表に出てきた―「強力な機関だ。今度は北朝鮮は真剣だ」という世論醸成を北朝鮮は策している―
新聞報道や外務省のHPに出ている資料によれば、このたびの「特別調査委員会」には国家安全保衛部の人間が入っています。
国家安全保衛部とは、旧ソ連のNKVDに相当する秘密警察で、昨年の張成澤処刑まで表に出てくることは殆どありませんでした。
日本の新聞・テレビでは国家安全保衛部が強力な組織であると知られていることを、朝鮮労働党組織指導部が「理解」したのではないでしょうか。
「それほど強い組織が特別調査委員会に入っているのだから、北朝鮮は真剣に被拉致日本人を探し出そうとしている」という世論形成を策しているのです。
国家安全保衛部も必死に外貨稼ぎをしています。
国家安全保衛部の人間が、スポーツ選手団の随行者や、貿易関係者として日本に来たことはいくらでもあります。中国朝鮮族やドミニカの旅券で入国してきたこともあるかもしれません。
国家安全保衛部の「外貨稼ぎ」手段の一つは在日韓国・朝鮮人への脅迫
国家安全保衛部の訪日目的の一つは、北朝鮮に帰国した親族(帰国者)を持つ在日韓国・朝鮮人と面会し、様々な名目で大金を巻き上げることです。
富裕な朝鮮商工人に、北朝鮮への投資をさせ、設備や資材を巻き上げることも北朝鮮の常套手段です。大損をした朝鮮商工人は大阪にもいます。
国家安全保衛部は帰国者を人質にして、「金をよこせ」と要求してきました。「お前の親族の~が罪を犯した。収容所に入れられたくなかったら、~千万円よこせ」という類の話です。
同様のことを、国家安全保衛部あるいは対南工作機関が、日本政府を相手にやろうとしているのです。「被拉致日本人を何とかして見つけるように尽力するから金をよこせ」という話です。
しかし策に長けた国家安全保衛部や工作機関が直ちに「お探しの方々がいました。お返しします」などと言い出すとは到底考えられない。
彼らはまず、日本人妻や残留日本人を出してきて、いくらぐらいの金と物資が入るのかを確かめるでしょう。あらゆる脅かしで、金額を吊り上げようとするでしょう。
国家安全保衛部ないしは対南工作機関は現在、日本人妻をどこかに集めて日本に一時帰国した際、被拉致日本人の死亡情報を全力で流すよう教育をしているのでしょう。
「強力な機関」に年老いた日本人妻は直面し、震え上がっていることでしょう。彼らに逆らえば、子供や孫は「山送り」です。
対北朝鮮ラジオ放送、海外衛星放送で金日成、金正日を批判し国家安全保衛部の業務を麻痺させよう!
北朝鮮の策動を打ち破るためには、日本政府が対北朝鮮ラジオ放送や海外衛星放送で金日成、金正日を批判することです。
労働党組織指導部、国家安全保衛部ないしは対南工作機関の皆様は、日本の世論への工作に日夜励んでおられます。日本政府はこそこそ隠れず、正面から北朝鮮の住民に訴えましょう。
放送開始時の音楽を韓国の歌謡曲にすれば住民の中で人気番組となります。「愛の迷路」がなぜか北朝鮮の住民は好きらしい。
これをやれば、朝鮮労働党組織指導部や国家安全保衛部が大慌てになります。金日成、金正日の奢侈生活の真実を噂で広めてしまえば良いのです。
「首領冒涜罪」が北朝鮮社会で蔓延してしまえば、国家安全保衛部の業務が麻痺してしまいます。
国家安全保衛部の大幹部が、他の幹部から責任を問われ、銃殺されてしまう可能性が出てきます。大幹部が生き延びるためにぎりぎりの選択を迫られるようにしましょう!
国家安全保衛部が「政治犯」とすべき人間を捕まえることができないような事態を、日本政府はあらゆる手段で形成せねばならない。
普段から武装している国家安全保衛部大幹部を窮地に追い込むことが、被拉致日本人救出のために極めて大事なことです。
中国で「外貨稼ぎ」に励む国家安全保衛部や朝鮮人民軍の皆さんも、対北朝鮮ラジオ放送や海外衛星放送を視聴して下さるかもしれません。
次のような論調で放送をやったらどうですか?
国家安全保衛部と朝鮮人民軍の皆さん、こんばんは!金日成や金正日はとんでもない贅沢生活をしてきたのですよ。「招待所」という豪華な別荘を数十件も持っています。御存知ですか?