日本政府は金正恩の母、高容姫が大阪出身の元在日朝鮮人で、母方祖父の高ギョンテク氏が大日本帝国陸軍の軍服づくりに協力したことを発表すべきだ。
北朝鮮に拉致された日本人を救出するためには、普通の外交交渉で何とか返してもらおうという発想では駄目です。
テロ国家北朝鮮に、普通の外交が通じるなら北朝鮮は日本人や韓国人を拉致などしない。
日本漁船を銃撃して船員を殺害しない。大韓航空機を爆破しない。韓国大統領殺害を狙った青瓦台事件やラングーンでの爆弾テロを起こさない。金正男氏を殺害しない。
では日本はどうすべきなのか。
現在、日本政府の対北朝鮮政策の基本は「対話と圧力」になっています。
私はこれを「圧力と金正恩、朝鮮労働党への思想攻撃」に転換することを訴えたい。
金正恩の母方の親族について調べ、日本政府は「官房長官談話」などの形で事実を発表すべきだ
金正恩への絶対性、無条件性の忠誠心を弱体化させる言論・宣伝活動を徹底して行うべきです。
金正恩の母が元在日朝鮮人であることだけでなく、母方祖父の高ギョンテク氏が大阪市淀川区にあった「廣田縫工所」で陸軍の軍服を製造していたことを暴くべきです。
高ギョンテク氏については、加藤健さんが防衛研究所などに残っていた資料を徹底調査して明らかにしています。
朝鮮労働党幹部と住民の中に金正恩の真実を普及していけば、自然と忠誠心は弱くなっていきます。
金正恩の側近労働党幹部や護衛を担当する幹部が、金正恩の指示をサボタージュするような状況を作り出せれば、北朝鮮の人々が金正恩を除去しうるのです。
金正恩の除去。これこそ、全ての拉致日本人を救出する決定打となりえる。
金正恩への忠誠心を弱体化させるためには、金正恩の母親高容姫が大阪出身の元在日朝鮮人であることを対北朝鮮ラジオ放送や中国、朝鮮半島向けの海外衛星放送で暴くべきです。
なぜそれが思想攻撃なのか、と思う方もいるでしょう。北朝鮮社会では血統が徹底的に重視されています。
金日成の孫、金正日の息子である金正恩は「白頭血統」で、百戦百勝の偉人とみなされています。
金正恩の母親について語るのは北朝鮮社会では絶対のタブーです。
金正恩の母親は元在日朝鮮人らしい、という噂話をしてそれが国家安全保衛省に密告されたら、処刑か家族全員で政治犯収容所行となりえる。
首領金正恩は「白頭血統」どころか「富士山血統」ではないか、という噂が広まってしまいます。これは首領冒涜罪そのものです。
金正日には四人の「妻」がいたー金正日は高容姫を金日成に紹介できなかった
金正日にはわかっているだけで四人の「妻」がいました。最初の「妻」は成ヘリムさんか、別の女性です。確か金英淑という方です。
金英淑さんは、金正日の長女を産んでいます。この方は、どういうわけか金正日は金日成に紹介できたらしい。
金日成に紹介された女性は、金正日の正妻です。私はこの話を最初にある韓国人運動家から伺ったとき、何でそう言えるのかわかりませんでした。
少しして、北朝鮮では金日成の言葉が法そのものだからな、とわかりました。
金正恩の母親高容姫は、元在日朝鮮人ですから金正日は父親金日成に紹介することすらできなかった。
金正恩には、祖父の金日成と一緒の写真がありません。これが存在すれば、北朝鮮社会では金正恩の正統性を訴える材料になるのですが。
金正日は、金正男さんと母親成ヘリムさんも金日成に紹介できたらしい。
成ヘリムさんは朝鮮戦争のときに韓国から来た「越南者」の家系なのですが、元在日朝鮮人のような扱いは受けていなかったようです。
金日成は元在日朝鮮人が金正日の嫁になることなど許さなかったのでしょう。
元在日朝鮮人が金正日の後継者を産むなど、金日成には想像もできなかったでしょう。
日本政府は金正恩の兄、金正哲さんのギター独演会を生野区で開きたいと声明を出すべきだ
高容姫は金正哲、金正恩、金与正と三人の子供を産んでいます。
金与正は現在、労働党の宣伝扇動部の部長という高い地位にいるようですので、平壌の高位幹部ならあの方が首領様の妹さんだ、と知っているでしょう。
しかし兄金正哲の存在は、タブーのようです。金正哲さんは、元外交官のテ・ヨンホ氏によればギターの達人です。
そこで日本政府は、金正哲さんを日本に招き、お母さんの故郷、大阪市生野区でギターの独演会をやってほしい、という声明を出すべきです。
在日本朝鮮人総連合会の皆さんも、金正恩の兄、金正哲さんが生野区でギターの独演会を開催されるなら是非聴きたいでしょう。
在日本朝鮮人総連合会の皆さんが、朝鮮学校の無償化適用を訴えるのなら、日本人と共に金正恩の兄、金正哲さんによるギター演奏をじっくり聴いて人間関係を作る事からはじめるべきではないでしょうか。
在日本朝鮮人総連合会の皆さんから、朝鮮労働党の在日組織指導担当者に金正哲さんのギター独演会を生野区で開催したい、と要望なさったらいかがですか。
独演会が実現したら、金与正にもお母さんの故郷、生野区を訪問して頂けたら良いのですが。
お母さんが通った小学校はどうなっているかな。
元在日朝鮮人と現地の住民の対立
金正日が元在日朝鮮人の高容姫を金日成に紹介できなかった背景として、元在日朝鮮人(帰国者)と現地の住民の対立関係があります。
元在日朝鮮人は、帰国者と呼ばれ、現地の住民と根深く対立してきました。
現地の住民から見れば、朝鮮語でなく日本語を母語とする元在日朝鮮人(帰国者)は侮蔑の対象です。
元在日朝鮮人から見れば現地の住民は人生に選択肢がある、という事がわからない。
首領様と朝鮮労働党の指示以外のやり方、生き方があることがわからない。
元在日朝鮮人は現地の住民を「原住民」「アパッチ」「ゲンちゃん」などと帰国者の仲間同士では呼んでいます。
金正日は自由な発想ができる舞踏家、高容姫を愛したのでしょう。金正日は無類の映画好きでした。
金正日は音楽や絵画にも造詣があったと考えられます。芸術家両親の血を、金正哲は継いでいるのでしょうね。