日本共産党はレーニン主義の党
本ブログでは何度も論じてきましたが、日本共産党はレーニンの帝国主義論の視点から国際情勢を把握します。
レーニンによれば、帝国主義、金融資本が戦争を起こします。
国際共産党書記長だったディミトロフのファシズムの定義も、レーニンの帝国主義論の見地を継承しています。
左翼人士はこの定義も好きです。これは実際にはクーシネンが作ったものだった可能性が高いですが。
日本共産党もこの見地を継承し、世界の帝国主義たる米国が世界各地で戦争を起こすとみます。
米国に従属している日本政府は、アジアで最大の戦争国家です。
日米安保の強化や憲法改正を批判する中国共産党、朝鮮労働党は覇権主義ですが、大局的には平和勢力です。
不破さんはこの視点から、中国共産党、在日本朝鮮人総連合会と交流を再開し、戦争国家の日本を包囲する反ファシズム国際統一戦線結成を目指したと考えられます。
レーニンの帝国主義論の見地なら、米帝国主義と戦争国家の日本が台湾有事を起こすという話になります。
志位さんは台湾有事が日本の有事であることを断固否定
志位さんによれば、自公政権が米国の対中国軍事戦略に追随して空前の大軍拡を進め、敵基地攻撃能力を保有して安保法制を発動しようとしていることが最大の問題です。
台湾有事は日本の有事、などと叫び、自衛隊を派兵して軍事介入を図ろうという動きは地域の平和を脅かす最も危険な道だそうです。
12月20日の赤旗記事に志位さんのこの話が出ています。「Cゼミ」で志位委員長が講義 千葉・船橋/21世紀の世界――構造変化が生きた力を発揮 (jcp.or.jp)
保身術に長けている左翼人士
日本共産党と左翼人士には、中国共産党が台湾や尖閣、南西諸島に侵攻する事を想像すらできません。
想像したら、厄介な話になってしまいますから。左翼人士は厄介な件についての思考と議論をしない。
左翼人士としての立場を危うくすることには首を突っ込まないという保身術に長けている方は多い。
中国共産党の理屈では、尖閣は中国領ですから、尖閣に人民解放軍の基地を作ることは主権の行使です。
日本がこれを妨害するなら、那覇空港や南西諸島の自衛隊基地を攻撃することも中国の主権行使です。
中国共産党は国際法に基づいて、香港に中国の法を適用し、一国二制度を香港住民に保証しているという理屈ですから、何でもやると考えるべきです。
日本共産党、左翼人士は中国共産党による台湾先制攻撃について思考と議論をできない
日本共産党、左翼人士は中国共産党が台湾や尖閣、那覇空港に先制攻撃を断行しうることを認められません。
これを認めたら、沖縄を守るために自衛隊を増強せねばならないという世論が高まってしまいます。自公政権による大軍拡を支持せねばならなくなる。
そこで、日本が軍拡をやるから台湾有事になるというような宣伝をすることになる。日本共産党は今後もこの類の宣伝を続けていくでしょう。
憲法九条教徒に未来はありません。
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