2025年4月6日日曜日

続々朴尚得「在日朝鮮人の民族教育」(昭和55年ありえす書房刊行)より思うー朝鮮学校は、祖国統一(大韓民国滅亡)に寄与する人材を育成するー

 朝鮮学校は、在日本朝鮮人総連合会の指導下にあります。朴尚得さんのこの本にも、これが明記されています。

在日本朝鮮人総連合会は金正恩と朝鮮労働党に絶対性、無条件性の忠誠を誓っています。

朝鮮労働党は祖国統一、南朝鮮革命、または全社会の金日成・金正日主義化などとと称して、大韓民国を滅亡させ、朝鮮半島全体を支配する事を目論んでいます。

朝鮮労働党は日本人や韓国人の拉致、大韓航空機爆破、ミャンマーでの爆弾テロ、日本漁船銃撃と漁船員射殺等、数々のテロを断行してきました。

朴尚得さんの本でも、朝鮮学校では朝鮮労働党の南朝鮮革命路線を実行する人材を育成してきたことがわかります。例をあげましょう。

朝鮮学校は在日本朝鮮人総連合会により指導されている

(その1)pp. 275-276によれば、民族教育の基本は、在日朝鮮人指定を立派な朝鮮人にすることです。祖国ー朝鮮民主主義人民共和国の海外公民であるという自覚と誇りをもち、朝鮮民族の最大の課題である祖国の統一促進に寄与できる人材を育成することです。

(その2)p. 258によれば、朝鮮学校では在日本朝鮮人総連合会の指導の下に、祖国ー朝鮮民主主義人民共和国の教育政策に従って在日朝鮮青少年に民主主義的民族教育を行っています。

(その3)p. 262によれば、民主主義的民族教育は、60万全在日朝鮮人の利益を代表している在日本朝鮮人総連合会により指導されています。朝鮮学校の新設、拡張および管理、運営は、在日本朝鮮人総連合会の指導の下に在日朝鮮公民と父母で構成されている在日本朝鮮教育界が担当しています。

(その4)pp. 262-263によれば、民族教育における民主主義の原則は教育内容にあらわれています。民主主義的教育の基本内容は、社会主義的愛国教育です。社会主義的愛国主義とは、社会主義的制度をうちたてた祖国、朝鮮民主主義人民共和国に対する愛情です。

この本が出版された頃、朝鮮大学校民族教育研究所の所長だった朴尚得さんが繰り返し力説しているのですから、朝鮮学校は朝鮮労働党、在日本朝鮮人総連合会に指導され、祖国統一すなわち大韓民国滅亡に貢献する人材を育成してきたのです。

朝鮮学校の無償化適用、補助金支出を強調する日本共産党と左翼人士、運動家の皆さんは、朝鮮労働党による大韓民国滅亡を大局的には歴史の法則的発展に貢献すると見ているのでしょう。

大山奈々子神奈川県議は日本共産党第十七回大会決定を読みましょう

近年の日本共産党は第十七回大会の頃(昭和60年11月19~24日)と異なり、チュチェ思想を大局的には進歩的思想とみなしていると考えられます。

大山奈々子神奈川県議(日本共産党)は第十七回大会決定を読んでいなさそうです。

大山奈々子県議は、在日本朝鮮人総連合会が朝鮮労働党に忠誠を誓い、朝鮮労働党の指導下で朝鮮学校を運営している事を十分御存知と考えられますが、これをいっさい批判しません。

大山奈々子県議は、朝鮮労働党が日米軍事同盟を批判しているので、大局的には平和勢力と見ているのでしょう。

大山奈々子県議は、チュチェ思想を進歩的思想と見ているから、朝鮮学校が行っているチュチェ思想に依拠した教育を日本社会の法則的発展に貢献していると見ているのでしょう。

日本共産党第十七回大会決議は、朝鮮労働党の態度を覇権主義の一つの野蛮な典型と規定しました。

第十七回大会決議によれば日本共産党は、自国指導者の名を冠する「主義」や「思想」を世界的な指導思想として礼賛し、あれこれの追従組織を育成して、それをわが国におしつける覇権主義的行為に対しても断固拒否します(「日本共産党第十七回大会特集」p. 84より)。

この時期の日本共産党は上記のように、朝鮮労働党による全社会の金日成主義化路線を批判していました。

朝鮮労働党は今でも、チュチェ革命偉業などと称して、日本社会の金日成主義化を策しています。

大山奈々子県議は、第十七回大会決定を御存知ないから、チュチェ思想を批判できないのでしょう。

25年ぐらい前、不破さんは在日本朝鮮人総連合会と交流を再開することに合意しました。これ以降、日本共産党は朝鮮労働党批判を殆どやりません。

不破さんは第十七回大会決定を事実上、廃棄しました。

金正恩が核兵器の小型化、軽量化を成功させ、小型の核兵器を大量保有できれば、朝鮮労働党は日本人と日本政府に首領のあらゆる指令に従えと脅迫してくるでしょう。

これがチュチェ革命偉業なのです。

地方自治体は、大韓民国を滅亡させる人材を育てる事に公金を支出するべきではありません。

朝鮮学校への無償化適用、補助金支出を訴える左翼人士、運動家は大韓民国を滅亡させたいのでしょうね。チュチェ思想を進歩的思想とみなしているのですから。

朴尚得さんのこの本を、御自身の研究論文の中で参考文献にしている左翼人士は、本心では大韓民国滅亡論者と考えられます。本心を内緒にしているのでしょう。

左翼人士、運動家の皆さんは韓国への憎悪、扇動言論をする方々と大韓民国の滅亡を願うという点で、一致していそうです。