2026年4月18日土曜日

昔の日本共産党(国際共産党日本支部)の皆さんは日本のソ連化を目指したー市川正一「日本共産党闘争小史」(大月書店から昭和29年刊行)より

 私は本ブログやXで繰り返し、昔の日本共産党(国際共産党日本支部)の皆さんが日本のソ連化を目指していた事を指摘してきました。

昔の日本共産党が平和と民主主義、主権在民のためにたたかったと思い込んでいる日本共産党員はソ連が世界平和を守り、ソ連社会では主権在民、議会制民主主義が確立されていたと盲信しています。

宮本百合子のソ連評論を読めば、昔の日本共産党員がソ連を盲信していた事がよくわかります。

昔の日本共産党が何を目指したのかについては、32年テーゼをはじめとする昔の日本共産党の文献や、宮本百合子のソ連評論を読めば明らかです。

市川正一さんのこの本も貴重な文献です。

山添拓議員、市川正一さんの「日本共産党小史」を読みましたか

山添拓議員、吉良よし子議員ら若い日本共産党幹部の皆さんは、昔の日本共産党の文献を一切読んでいないのではないでしょうか。

市川正一「日本共産党闘争小史」の冒頭にある「編者例言」によれば、この本は昭和6年7月(1931年)の「日本共産党事件」の公判廷で、市川正一さんが前後五日にわたって述べた記録に基づいて編集したものです。

大日本帝国では治安維持法により、日本共産党員はすぐに殺害されたと思い込んでいる日本共産党員は少なくありません

国際共産党日本支部の大幹部、市川正一さんが公判廷で五日も自説を述べる事ができたのですから、今の中朝露、イランより随分ましです。

市川正一さんの公判廷での演説は一冊の本(文庫本)になっているのですから、相当な分量です。傍聴人は百人程度いたようです(同書p. 31より)。 

中国共産党はスパイと見なした日本人に、公判廷で無罪を訴えるような言論を認めていません。

朝鮮労働党は「首領冒涜罪」などをおかした政治犯を、まともな裁判無しで処刑しています。イランでは「神に対する敵対罪」とやらで沢山の若者が処刑されています。

治安維持法下の日本のほうが、随分ましです。大日本帝国は独裁政権などではありません。

国際共産党(コミンテルン)は武器をもってしても、国際的ソヴェト共和国の建設のためにたたかう

以下、市川正一さんがこの本で、コミンテルン規約の前文に依拠し、日本共産党の目的として述べている部分を紹介します(同書p. 64より)。

・コミンテルンはあらゆる手段をもって、武器をもってしても、国際ブルジョアジーの倒壊と国家の完全なる廃棄の過渡段階としての国際的ソヴェト共和国の建設とのために闘う事を目的とする。

・コミンテルンはプロレタリア独裁をもって人類を資本主義の暴虐より解放する可能性のある唯一の手段であると考える。またコミンテルンはソヴェト政府こそプロレタリア独裁の歴史的に与えられた形態であると考える。

市川正一さんは、武装闘争、暴力革命によりプロレタリア独裁のソヴェト政府とやらをつくることが、国際共産党の目的であると断言しています。

日本共産党の創立により日本の労働者は、国際的プロレタリアートと固く結びついた

市川正一さんによれば、プロレタリアートの世界党の一支体としての日本共産党の創立によって、日本のプロレタリアートは国際的プロレタリアートに固く結びつきました(同書p. 68)。

国際的プロレタリアートとやらを指導するのは、ソ連共産党です。

市川正一さんによれば、日本共産党の創立によっていっさいの改良主義的・議会主義的な幻想に反対し、プロレタリア独裁のための闘争にプロレタリアートを意識的にむけるようになりました(同書p. 68)。

志位さんは、市川正一「日本共産党闘争小史」を日本共産党中央のHPに掲載しませんか

市川正一さんによれば、労働者・農民大衆は資本家と地主の搾取、隷属、失業、飢餓、堕落から解放されるためには、また帝国主義戦争の悲惨からまぬがれるためには、日本共産党の指導のもとに大衆的な武装蜂起をもって公然と資本家、地主の国家権力と武装闘争をなし、労働者・農民の日本ソヴェト権力を樹立しなければならない事を知っています。

国際プロレタリアートとやらと固く結びつき、武装蜂起、武装闘争で労働者・農民の日本ソヴェト権力を樹立しなければならないそうですから、昔の日本共産党員が逮捕、投獄されるのは当たり前です。

志位さんは勿論、市川正一さんの「日本共産党闘争小史」を読んでいます。この文献を日本共産党中央のHPに出せば、昔の日本共産党が日本のソ連化のために献身したことを沢山の方に理解していただけるでしょう。

志位さん、歴史の修正をやめましょう。





2026年4月12日日曜日

「不屈」「平和丸」の船長は海上保安庁の注意に従うことを権力への屈服とみたのではないかーヘリ基地反対協議会のHPと志位さんの発言より思う

 ヘリ基地反対協議会とは、転覆した「不屈」「平和丸」の運航主体です。

報道によれば、海上保安庁のゴムボートが「不屈」「平和丸」に対し、波が高いから気を付けて下さい、と「不屈」「平和丸」に呼びかけていたそうです。

歴史にもしも、であるが「不屈」「平和丸」の両船長がこの注意に従い、直ちに港へ引き返していれば事故は起こらなかったでしょう。

それではなぜ、「不屈」「平和丸」の両船長はこの注意に従わなかったのでしょうか。

私見では両船長が、海上保安庁の注意に従うことを「権力への屈服」と把握したと考えられます。

ヘリ基地反対協議会のHPに、警察、海上保安庁を敵視するような記述があります。

日本共産党の革命理論、科学的社会主義の国家論の見地から警察や海上保安庁を把握すれば、人民を抑圧する暴力装置と見なされます。

ヘリ基地反対協議会とは一体どんな団体なのでしょうか。インターネットで少し調べてみました。

ヘリ基地反対協議会は、警察、海上保安庁に弾圧されてきたのかー科学的社会主義の見地

ヘリ基地反対協議会のHPによれば、同団体は平成9年の名護市民投票を担った住民、市民団体、労働団体、政党による「名護市民投票推進協議会」を発展解消し、平成10年に結成されました。

現在は12団体が加盟しているとHPに出ているが、加盟団体名は掲載されていません。

ヘリ基地反対協議会のHPによれば、新基地建設反対阻止現地行動への参加形態は次の通りです。

(1)海上における阻止行動(2)海上における監視・激励行動(3)テント村での座り込み運動(4)キャンプ・シュワブのゲート前における座り込み行動 

座り込み行動は阻止行動を激励し世論を盛り上げ、また強まる警察・海上保安庁の弾圧を弱めるために極めて重要であるとHPに記されています。

警察、海上保安庁による運動家への弾圧とは一体何なのでしょうか。

ヘリ基地反対団体の方々は、何の違法行為も行っていないのに、警察や海上保安庁に逮捕、投獄されてきたのでしょうか。そんなことはないでしょう。

テント村での座り込み行動をやる人が増えると、弾圧とやらが減るという事ですが、変な話です。

「不屈」「平和丸」の両船長も、警察と海上保安庁が運動家を弾圧してきたと認識してきたのと考えられます。

科学的社会主義の見地に依拠すれば、警察、海上保安庁が何らかの違法行為を行った運動家を逮捕する事自体が、弾圧と認識されます。

これは、志位さんの以下の主張や、しんぶん「赤旗」の記事からも明らかです。

志位さんは辺野古の埋め立て工事を国家権力による暴力、無法行為と規定した

志位さんは、辺野古の埋め立て工事それ自体を、国家権力による暴力であり無法行為であると規定しました。

Xユーザーの志位和夫さん: 「「平和丸」で辺野古の海を視察。沖縄県民、県知事、名護市長がこぞって反対しているにもかかわらず、工事を強行する。国家による暴力そのものだ。無法行為に強い憤りを感じる。対照的に、海は、素晴らしい大珊瑚が群生し、息をのむような美しさです。 https://t.co/QBawMHEEmi」 / X

 志位さんのこの発言は、科学的社会主義の見地に依拠しています。志位さんは「平和丸」に乗り、埋め立て工事は暴力で無法行為だと心底思ったのでしょう。

科学的社会主義の国家論の見地なら、あらゆる米軍基地、自衛隊基地の建設は戦争国家づくりの一環ですから、国家による暴力そのものです。

人民が海上抗議や座り込みで反対するのは、立派な平和運動、抵抗運動です。

海上保安庁が波が高いから注意してください、と抗議船に訴える事は、海上抗議という平和運動、人民の抵抗運動への妨害だという結論になります。

「不屈」「平和丸」の両船長は、科学的社会主義の国家論の見地から、海上保安庁の注意に従うことを権力への屈服とみなしたのではないでしょうか。

以下の「赤旗」記事は、海上保安庁による抗議船への注意を批判しています。

日本共産党は海上保安庁による抗議船への注意を過剰な警備と批判してきた

科学的社会主義の見地に依拠し、日本共産党はヘリ基地反対協議会の構成団体として、新基地建設反対行動を支援してきました。

民青同盟沖縄県委員会は、辺野古の米軍新吉建設が強行されようとしている辺野古・大浦湾の海を実際に見ようと、海上体験ツアーを行ったそうです。

辺野古の海の美しさに歓声/基地工事は残酷 翁長さん負けないで/青年が海上体験ツアー 沖縄

この記事によれば、青年たちは抗議船「平和丸」に乗り、日本共産党の仲里克次名護市議の案内で予定地を見て回りました。

赤旗記事には、立ち入り制限区域を示す浮具周辺では海上保安庁の警備船20隻以上が接近し、終始、退去を求めるなど過剰な警備を取り続けましたと記されていますが、退去を求めるのは当然ではないでしょうか。

この記述も、海上保安庁による抗議船への注意は平和運動、人民への抵抗運動への妨害という調子です。

この時は波が穏やかだったのか、あるいは今回とは全く違う航路で波が高くなる可能性は低かったのか不明です。

「平和丸」「不屈」は普段、どういう航路で抗議活動を行っていたのでしょうか。

志位さん、小池晃書記局長、山下芳生副委員長が「平和丸」「不屈」に乗ったときの航路は今回の航路と同じだったのでしょうか。

田村智子委員長には日本共産党幹部の皆さんから聞き取り調査を実施し、記者会見でこれらを説明して頂きたいですね。


2026年4月6日月曜日

大山奈々子神奈川県議(日本共産党県議だった方)はなぜ公認されなかったのかー宮本顕治著「歴史にそむく潮流に未来はない」に依拠

 大山奈々子県議は、日本共産党第29回党大会で松竹伸幸さんの除名に関して異論を表明しました。田村智子委員長は結語で大山奈々子県議を強く批判しました。以下に出ています。

日本共産党第29回大会/田村副委員長の結語

田村智子委員長は、大山奈々子県議には日本共産党員として根源的な問題があると断言した

長文なので、要点を紹介します。

田村智子委員長によれば、大山奈々子県議の姿勢に以下の根本的な問題があります。

(1)除名処分のどこが問題なにかを何も示していない。

(2)松竹伸幸さんが、綱領と規約にどのような攻撃を行ったのかを検証していない。

(3)公表している日本共産党の主張、見解の何が問題なのかを何一つ、具体的に指摘していない。

(4)大山奈々子県議はただ、日本共産党内外の人がこう言っている、と述べただけで処分が問題と論じてる。これは日本共産党員としての主体性と誠実さを欠く発言である。

(5)大山奈々子県議は、「除名というのは対話の拒否だ」と述べたが、日本共産党との対話を拒否したのは松竹伸幸さんである。大山奈々子県議は批判の矛先を180度間違えている。

田村智子委員長のお話を簡単に言えば、大山奈々子県議は日本共産党員として根源的な問題がある方ということです。

田村智子委員長はこれをyoutubeで公然と言ったのですから、沢山の日本共産党員と支援者の方がパワハラだ、と感じたのは当然と思えます。

企業や法人の経営者が従業員の〇〇君には社員、職員として~という大きな問題がある旨、youtubeで長々と話したら、パワハラではないでしょうか。

問題があると言われた丸まる君は反論などできないのですから。

日本共産党員の民主的法律家の皆さんは、日本共産党には結社の自由があるから、パワハラという概念は適用されないと考えているのでしょうね。

この少し前から日本共産党中央にとって大山奈々子県議は要注意人物とみなされていたと考えられます。

第29回党大会前から、山下芳生副委員長が神奈川県を訪れ、大山奈々子県議に翻意の説得をしていたそうです。

大山奈々子県議は結局、日本共産党を離党した

3月31日に、日本共産党神奈川県委員会が以下の声明を発表しました。大山奈々子県議は、日本共産党をやめました(離党)。

大山奈々子県議会議員の離党・会派離脱の表明について | 日本共産党神奈川県委員会

 声明によれば、大山奈々子県議が日本共産党の決定に反する意見を党外に発信する行動を繰り返してきたので、次期候補者にしないことを日本共産党神奈川は昨年11月に決定しました。

大山奈々子県議の記者会見によれば、次のXが特に問題視されたそうです。

Xユーザーの大山奈々子(誰1人置き去りにしない県政を)さん: 「神谷・砂川両氏の福岡問題、よく知らないのにコメントするなというご意見がありますので、この裁判を応援します。 主張が食い違っている場合、第三者による裁定が必要です。ハラスメントや労働問題でもありますからね。 党が間違っていないなら客観的に証明されることが必要だと判断しました。」 / X

 神谷貴行さんの裁判を応援する、という主張も大きな問題だそうです。

一般に日本共産党中央は、職員や議員が何らかの点で日本共産党中央への批判をしたら、日本共産党幹部にはふさわしくないとみなし、指導機関から外します。

日本共産党を批判する人は歴史にそむいている

これは、宮本顕治さんの著作「歴史にそむく潮流に未来はない」新日本出版社より平成3年刊行、p. 18)に明記されています。以下です。

「今日のような正規の党大会による党の総意が確定された後の機関の構成にあたってその大会決定の実行にふさわしい中間指導機関の編成が無基準であっていいという事を意味しない」

日本共産党の文献にあまりなじみのない方には、わかりにくいでしょう。

日本共産党の大会決定や方針に何らかの点で批判をした職員、議員は、指導機関から外すことが、規約に基づく組織運営方針であるということです。

日本共産党神奈川県委員会の幹部の方々は、宮本顕治さんのこの文献を読んでいると考えられます。

大山奈々子議員は、日本共産党大会後も以前と同じような批判をし続けているから、日本共産党の候補者にはふさわしくないという判断だったと考えられます。

要は、何らかの点で日本共産党を批判し続ける人は、歴史にそむいているという話です。

日本共産党の人物評価は中朝露と似ている

日本共産党は社会発展の促進体ですから、それを批判する人は社会発展を妨げる人物ということになります。松竹伸幸さんは日本共産党の破壊者、かく乱者だそうです。

この人物評価は、旧ソ連の「人民の敵」、中国の「祖国分離主義者」、朝鮮労働党の「民族反逆者」という人物評価と同様です。

こんな人間観に固執している政党は、多くの国民から嫌われて当然ではないでしょうか。

経営者を批判して退社を余儀なくされた社員を「わが社の破壊者、かく乱者」などと宣伝する会社は消費者から拒否されませんか。



2026年4月4日土曜日

日本共産党はヘリ基地反対協議会の構成団体であるー田村智子委員長は現地の日本共産党から聞き取りをして記者会見で発表するべきだ

 田村智子委員長は先日の記者会見で、日本共産党がヘリ基地反対協議会の構成団体であることを明らかにしました。

ヘリ基地反対協議会とは、転覆した「不屈」と「平和丸」を運航してきた団体です。

構成団体として対応真摯に/辺野古沖事故 田村委員長が哀悼の意 | しんぶん赤旗|日本共産党

「平和丸」の船長は日本共産党員です。

この点だけで、日本共産党に事故の責任があるとは言えないでしょうが、転覆した船の運航団体の構成団体なのですから、相応の責任を免れません。

辺野古の海での海上抗議に参加してきた志位さんら日本共産党最高幹部は、海の危険性を看過していたのではないでしょうか。

Xユーザーの志位和夫さん: 「「平和丸」で辺野古の海を視察。沖縄県民、県知事、名護市長がこぞって反対しているにもかかわらず、工事を強行する。国家による暴力そのものだ。無法行為に強い憤りを感じる。対照的に、海は、素晴らしい大珊瑚が群生し、息をのむような美しさです。 https://t.co/QBawMHEEmi」 / X

インターネットによれば、事故現場は珊瑚礁の浅瀬付近です。この辺りでは外波からのうねりが浅瀬に乗り上げることで、高波が発生します。

浅瀬から急に深くなるリーフの切れ目では、波が立ちやすいそうです。

志位さん、小池晃書記局長が海上抗議に参加したときには、どんな航路だったのでしょうか。

「不屈」「平和丸」は海上運送法で定められている事業登録がされていなかったそうです。波浪注意報が出ていましたが、船長の判断で出航しました。

田村智子委員長は現地の日本共産党から聞き取りをするべきだ

ヘリ基地対策協議会は、出航基準を明文化せず、船長の判断に委ねていました。ヘリ基地反対協議会は、なぜ出航基準を明文化しなかったのでしょうか。

田村智子委員長は、ヘリ基地反対協議会で海上抗議の危険性についてどんな議論がなされていたのか、志位さん、小池晃書記局長が海上抗議に参加したときの航路はどういうルートだったのかなどを現地の日本共産党から聞き取り、記者会見で明らかにすべきです。

以下のしんぶん赤旗記事には、海上抗議で船が上下に揺れると記されています。

小船ですから、高波が来れば大変だと志位さん、小池晃書記局長は予想できたのではないでしょうか。

辺野古ノー行動 再開へ/あす ゲート前からネット配信

志位さん、小池晃書記局長ら日本共産党最高幹部は、海の危険性を看過していたとしか思えません。

貴重な命が失われているのですから、ヘリ基地反対協議会の構成団体である日本共産党がお悔やみの言葉を述べるだけで独自の調査をしなかったら、あまりにも無責任です。