2025年5月3日土曜日

続・朴庸ゴン著「ある在日朝鮮社会科学者の散策『博愛の世界観』を求めて」(現代企画室 平成29年刊行)より思うー朝鮮大学校には、200名の男女大学生を北朝鮮に送れという指示が来た

 昭和47年の金日成の還暦祝いの際、在日本朝鮮人総連合会が巨額の贈り物をした事、200名の青年を還暦祝いとして献上した事は、いろいろな文献に出ています。

朴庸ゴンさんはこの本のp. 138で、以下のように記しています。少し長くなりますが、以下、抜粋して引用します。

「朝鮮総連は、傘下組織まで挙げて、金日成へ捧げる高価な贈り物の準備に狂奔した。指揮棒は金炳植が振っていた。異なった意見を挟めば忠誠度が疑われた。

贈り物の強要は、学校などの機関にも及んだ。

朝鮮大学校には、在日朝鮮青年同盟が贈る60名の自動二輪オートバイ隊に合わせ、200名の男女大学生を北朝鮮に送れという指示が来た。

大学はパニックに陥った。北朝鮮の事情を薄々知る学生たちは反抗し、拒絶した。私は学生を説得する側にいた。

『主席誕生60年を祝賀する栄誉ある代表団に選ばれたのだ。帰国すれば総合大学に入り、卒業後には社会主義建設の指導者として貢献できる。日本にいても就職はできないし、活躍の場は狭い』と吹聴した。

学生の家庭にも戸別訪問し、顔をしかめる父兄を必死に説得した。当時、私の社会主義や北朝鮮に対する認識はその程度だった。」

朴庸ゴンさんは自分が朝鮮大学校の学生たちを北朝鮮に送ってしまった事を深く反省している旨、NHKの番組で明言しました。

これにより、前のブログで紹介したように朴庸ゴンさんは在日本朝鮮人総連合会から叩き出されました。

朴庸ゴンさんは「汚らしい人間の屑」なのか

2007年10月20日の朝鮮中央通信では、朴さんは次のレッテルを貼られました。朴さんは、初歩的な良心と義理までも捨てた汚らしい人間の屑だそうです。下記です。

초보적인 량심과 의리마저 저버린 너절한 인간쓰레기

英語では、dirty human scumです。朝鮮大学校、在日本朝鮮人総連合会の皆さんも、朴庸ゴンさんをこのように評価しているのでしょうね。

朝鮮学校の無償化、補助金増額を主張している左翼人士と日本共産党の皆さんも、同様と考えられます。チュチェ思想を進歩的思想と評価している方々ですから。


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