2020年2月29日土曜日

続・故張龍雲さんが語った事について

昭和49年8月15日の「文世光事件」について


韓国政府の発表は事実と異なる。大阪市生野区の朝鮮総連の人間が文世光を指導したなどと発表されているが、そんなことはないと張さんは語っていました。

張さんはこの事件が、洛東江の所業であると確信していました。

文世光により射殺されたのは朴正熙大統領夫人、陸英修女史です。朴グネ大統領の母です。

当時の韓国政府の発表によれば、文世光は大阪市の警察の派出所から拳銃を盗んだことになっています。

工作員と言っても、文世光はさほどの特殊訓練を受けていません。派出所に忍び込んで拳銃を盗むなど、プロ中のプロの仕業です。

別の人間、特殊工作員の所業と考えるのは自然と思います。

この件、困難でしょうが、これからの日韓関係のために真相解明は大事です。

脱北者や韓国の情報機関を退職した方から何か情報を得られると良いのですが。

沖縄での朝鮮労働党非公然組織について


これは朝銀信用組合から多額の金を借りている会社の謄本を私(黒坂)が取り寄せ、張さんに会社名と代表者名について御存じありませんか、と伺って分かった事です。

もう二十年以上前です。

そのうちのある会社の代表者が、張さんが良く知っている優秀な工作員でした。

もう亡くなったと伺っています。この方は、お若い頃は日本共産党の幹部でした。

在日本朝鮮人総連合会の活動を熱心にされた古参幹部には、元日本共産党員が多い。昭和30年まで在日の共産主義者は日本共産党員でしたから。

この方が沖縄でどんな活動をなさったのか、わかりようもありません。

非公然組織は、朝鮮商工人らから資金を得られますから、沖縄で事務所を開設するのは難しくありません。

この方が朝鮮労働党の対南工作機関のどの部署に所属していたのかは不明です。

この方を知る方は少なくありません。宣伝工作員としても優れた方だったように思います。

朝鮮労働党非公然組織による覚せい剤持ち込みについて


外貨稼ぎのため、朝鮮労働党非公然組織は頻繁に覚せい剤を持ち込むそうです。

どれだけ沢山の金を朝鮮労働党に献上できるかで忠誠心が測られます。

そこで統一のために、と純粋な気持ちで活動に身を投じた人間でも悪事に手を染めるようになってしまうそうです。


補足・「学習組」について


思い出したので付け足します。在日本朝鮮人総連合会の内部に、「学習組」という朝鮮労働党の非公開組織があります。

この組織は、「組」、チョ(조)という隠語で呼ばれています。

学習組、のメンバーは「党の唯一思想体系確立の十大原則」が記載されている赤い小冊子を与えられます。

張さんによれば、「学習組」は在日本朝鮮人連合会の幹部なら大体、加入していますから、朝鮮労働党側はそれほど重視していない。

例えば、朝鮮学校の校長ならほぼ皆、「学習組」の一員だそうです。

今も全ての朝鮮学校の校長先生が朝鮮労働党の非公然組織の一員である、などと断言できるはずもありません。

日本には思想信条の自由がありますから、どなたが朝鮮労働党員だろうとそれだけで処罰されるべきではありません。

しかし、朝鮮学校の教育内容が「学習組」のような朝鮮労働党の非公然組織を通して、平壌の朝鮮労働党幹部により決定されているなら、無償化や補助金支給は不適切です。


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