2012年4月20日金曜日

先日、北朝鮮が弾道ミサイル実験に失敗しました。北朝鮮当局の発表では、ミサイル(人工衛星?)は沖縄上空付近を通過するはずでした。

これに対し、沖縄の自称「反戦・平和勢力」「民主勢力」の皆さんは、ミサイルからの防衛を担当する自衛隊の部隊を沖縄に配置することが、「軍拡につながる。戦争を招く」などと主張し、強く反対していました。

「反戦・平和」「民主勢力」の皆さんは、「憲法九条を守れ」と叫べば、沖縄に撃ち込まれたかもしれない弾道ミサイルを破壊できるとでも思っているのでしょうか。

当たり前のことですが、弾道ミサイルを沖縄付近めがけて発射したのは北朝鮮であり、日本の自衛隊ではありません。

自衛隊は沖縄にミサイルが着弾して住民がとんでもない被害を蒙ることを防ぐために、沖縄に派遣されただけです。

ミサイル防衛網により沖縄県民の生命と人権を守ることが「軍拡につながる。戦争を招く」ということなら、「戦争を防ぐ」「軍備縮小」のためには、沖縄県民は北朝鮮の弾道ミサイルの犠牲になってしまえということになりませんか。自衛隊の沖縄配備に反対することは、沖縄県民の生命と人権を脅かし、中国と北朝鮮の戦意を触発する愚行なのです。

「憲法九条を守れ」と喧伝する方々は、北朝鮮や中国が徹底的な戦争国家であり、いつでも日本に戦争を仕掛けてきうることを直視できないのです。「憲法九条を守れ』の皆さんは、中国と北朝鮮による過酷な人権抑圧の実態についても直視できません。

中国と北朝鮮の真実を多くの日本人がより深くしるようになってしまえば、「そんな凶暴な国家がすぐそばにあるのに、自衛隊を解散してしまえば日本国家と日本人が徹底的に蹂躙されるだけだ。憲法九条や憲法の前文など空理空論の極みだな」と いう当然の認識が日本人の中に広まり、「反戦・平和勢力」「民主勢力」がより弱小勢力となってしまいます。

「反戦・平和勢力」「民主勢力」の皆さんは、中国と北朝鮮の真実について日本国民の中で議論が広がっていくことを、心の底から恐れています。この人たちにとって最も大事なことは、日本国家が中国や北朝鮮に完全に従属し、国家としても機能を停止させることなのです。

日本国家と日本人が中国と北朝鮮の要求を全て受け入れるようになれば、中国や北朝鮮としてはあえて日本人を弾道ミサイルや核兵器で殺戮する誘因はなくなりますから、「戦争を防ぎ、平和を守る」ことになるのでしょう。

北朝鮮の革命理論ではこのような状態を「我が国(北朝鮮)の自主権の擁護」あるいは「全社会の金日成主義化」と把握します。「我が国の自主権擁護」とはまた、北朝鮮が思いのままに日本人を拉致する権利が保証されることでもあります。

中国から見れば、日本をはじめとする周辺諸国が偉大なる宗主国である中国に完全に従属するべきであるということはあまりにも当たり前のことです。

日本や朝鮮半島はもとより、東南アジア、インド、ネパール、モンゴル、あるいはアフリカ諸国も含めて、中国に隷属すべきであるという発想を、相当数の中国人は持っています。

「中国、加油!」という中国人の叫び声の本音はこれだと私は考えています。中国人(漢族)の立場から見れば、チベット人やウイグル人、モンゴル人などが信教の自由や思想信条の自由、表現の自由を要求することなど、宗主国に対する冒涜でしかありません。「分離主義者」は「悪魔」なのです。

日本人は眼を覚まさねばなりませんね。




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