2022年11月25日金曜日

国際政治学者、畑田重夫先生の御冥福をお祈りします。田村智子副委員長、畑田重夫先生の著作「朝鮮問題と日本」(新日本出版社)を読みましたか。

 田村智子議員がtwitterで、畑田重夫先生がお亡くなりになったと発信なさっていたので知りました。田村智子さんはTwitterを使っています: 「畑田重夫さんのご逝去に心から哀悼の意を表します。 学生時代、初めての都知事選で畑田さんを応援。結婚式の時、ジャンケンに負けて自分が姓を変えたというエピソード、衝撃でした。 労働者の学習サークルを手弁当で引き受けて、大勢の生徒さんに慕われる姿に痺れました。 出会いと親交に感謝。」 / Twitter 

昭和56年の夏前だったかと思いますが、早大法学部の教室(8号館)で民青同盟が畑田重夫先生を招いて日米安保条約についての勉強会を実施しました。私もこれに参加しました。

畑田重夫先生は、自分のライフワークの一つは朝鮮戦争だ、とお話されたように記憶しています。教室は法学部ではなく、15号館辺りだったかもしれません。

今の早大で、建物の番号がどうなっているのかわかりませんが、40年前は学部毎に建物が異なっていました。学部で共通の建物もありました。

15号館は共通建物だったような気がします。そこで勉強会をやったなら、専任の教員に教室使用届にハンコウを押して頂かねばならなかった。

文学部のある教授が、民青同盟主催の勉強会ではいつもハンコウを押して下さったかと思います。

その後、昭和62年だったかと思いますが、新宿駅辺りで畑田重夫先生が都知事候補として街頭演説をなさっていました。

なぜ私が新宿駅辺りに行ったのか、忘れてしまいました。

科学的社会主義の見地では、日米安保を批判する中国共産党、朝鮮労働党とプーチンは平和勢力である

私は畑田重夫先生を批判する文章をいくつか、本ブログに出しています。以下です。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 畑田重夫「共産主義のはなし」(日本青年出版社昭和43年刊行。「民主青年新聞」昭和43年1月24日号から26回連載に加筆、再編成したもの)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com) 

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 畑田重夫・川越敬三著「朝鮮問題と日本」(昭和43年新日本出版社刊行)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 統一朝鮮新聞特集班「『金柄植事件』-その真相と背景」(昭和48年統一朝鮮新聞社発行)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 畑田重夫氏著「わが憲法人生七十年」(平成28年新日本出版社刊行)より思う。 (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 畑田重夫・川越敬三著「朝鮮問題と日本」(新日本新書。昭和43年刊行)より思うー日本共産党は「帝国主義論」の見地で朝鮮半島情勢、台湾有事を分析 (blueribbonasiya.blogspot.com)

科学的社会主義の見地では、日米安保を批判する中朝露は平和勢力です。田村智子議員は、畑田重夫先生の数々の著作からこの見地を学んでいると考えられます。

私見では田村智子議員は、畑田重夫先生の著作「朝鮮問題と日本」を読んでいないように思えてなりません。

畑田重夫先生を尊敬するなら、畑田重夫先生の著作を読むべきではないですか。最近の日本共産党幹部は、昔の日本共産党の文献を読みません。

私見に対して、畑田重夫先生の見解をお尋ねする機会がなかったのは残念です。畑田先生の御冥福をお祈りします。

 

 

2022年11月21日月曜日

日本共産党幹部は、日本共産党の指導部を批判する一般党員と対話をしないー松竹伸幸さんのブログより思う

 雑務に追われ、暫くブログを更新できませんでした。twitterでの発信は続けています。

松竹伸幸さんのブログより、上記を思い起こしました。続々・小池晃氏パワハラ問題の教訓 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp) 

日本共産党の本部職員だった松竹伸幸さんは、十数年前に志位さんと大喧嘩をして退職したそうです。

それでも小池晃書記局長は、京都の「赤旗まつり」などで当初は親しげに話しかけてくれましたが、その後「お前とは話したくない」という雰囲気になったそうです。

小池晃書記局長はレーニンが示した道を歩む革命家である

私見ではこれは、松竹伸幸さんがブログに、日本共産党を批判、または内情を暴露する文章を掲載したからです。

一般に日本共産党幹部は、日本共産党を公の文献やインターネットで批判する一般党員と対話をしません。

これは、志位さんや小池晃書記局長の人柄に由来するものではなく、国際共産党以来の長年の革命運動により形成された組織としての体質によるものと考えられます。

レーニンの「共産主義インターナショナルの加入条件」(レーニン全集第31巻掲載。1920年7月)という論考に注目しましょう。

レーニンによれば、共産党は不可避的に党に入り込んでくる小ブルジョア分子を系統的に党から一掃するために、党組織の人的構成の定期的粛清(再登録)をせねばなりません。

日本共産党の党首を一般党員の直接選挙で選ぶ事を主張する一般党員は小ブルジョア分子

レーニンの見地を継承する志位さん、小池晃書記局長には、日本共産党指導部を批判する一般党員は小ブルジョア分子に見えているのです。

革命運動の最高指導部が、小ブルジョア分子と対話などしてはならない、という発想です。

志位さんも松竹伸幸さんもこの論考を百も御承知でしょう。

日本共産党の党首を一般党員の直接選挙で選ぼう、という提案をする方は、小ブルジョア分子そのものだ、と志位さんや小池晃書記局長は見ていると考えられます。

故萩原遼さんもそんな提案を著書でしていました。

そもそも日本革命など、ありえないのですが。

志位さんは、生産手段の社会化、資本主義的搾取制度の廃止とはどんな企業経営方式なのか、真剣に考えたことがないのでしょうね。

厄介な事、面倒な事には関わらない。日本共産党員にはそんな発想をする方が多いと感じます。