「志位和夫委員長への手紙」の奥付によれば鈴木元さんは昭和19年生まれです。
日本共産党京都の職員を長く務め、立命館大学総長、理事長室の室長、初芝学園の副理事長などもされました。
現在は京都府の共産党後援会で最大規模の後援会の会長です。
松竹伸幸さんの除名に関する日本共産党の文書などで、鈴木元さんは松竹伸幸さんと分派活動をしているかのようにみなされています。松竹伸幸氏の除名処分について/2月6日 日本共産党京都南地区委員会常任委員会 京都府委員会常任委員会 (jcp.or.jp)
そこで鈴木元さんは御自身のFacebookで日本共産党を批判しています。これは以下にも掲載されました。日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+ : 鈴木元たんの反論キターw (livedoor.biz)
鈴木元さんは「志位和夫委員長への手紙」で志位さんと小池晃書記局長の辞任を求め、直ちに党首公選を行うべきと訴えています。
上記は、この本の第七章「日本共産党の歴史とかかわって」から抜粋しました。
野坂参三さん、袴田里見さんが第六回全国協議会後の日本共産党に大金を寄付していた可能性
昭和30年の第六回全国協議会後も、ソ連は野坂参三さん、袴田里見さんに資金提供をしていた事がマスコミによるソ連公文書の調査で明らかになりました。
鈴木元さんは野坂、袴田両氏がこの資金を日本共産党中央に入れたとしか考えられないと記しています。
これは当時の日本共産党の状況からの推測ですから、確証などありませんが、ありえます。
野坂参三さん、袴田里見さん共に、質素な生活をしていたと伺います。
昭和30年代前半の日本共産党なら、ソ連から受け取った資金を本部の財政担当者に渡しても問題視されなかった可能性があります。
普通の寄付とみなされた可能性があるのです。
当時の日本共産党なら、ソ連共産党、中国共産党から受け取った資金を本部に寄付してはいけないという結論にはなりにくいと考えます。
鈴木元さんは過渡期の弱点として、謙虚にふるまうべきだと述べています。
昭和30年7月の第六回全国協議会前に宮本顕治さんは51年綱領は全て正しかったと同意した
また鈴木元さんは、宮本顕治さんが51年綱領は全て正しかった、という決議案の文案に同意したから第六回全国協議会が成り立ったと記しています(同書p194)。
私見では、鈴木元さんも日本共産党に厳しい処分をされる可能性が高い。
処分がどうあれ、鈴木元さんの前著「マルクスを乗り越える」とこの本が提起している様々な問題について、日本共産党員と同党支援者の皆さんは真剣に検討すべきです。
志位さん、いかがですか。
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