先日の日本共産党大会で 山添拓議員は、日本共産党政策委員長になりました。
山添拓議員が斬新な政策を打ち出す事を期待している日本共産党員、支援者の方が沢山いるようです。
しかしX(以前のtwitter)やyoutubeでの発言を見る限り、山添拓議員は日本共産党の平和理論を信奉している方と思えます。
山添拓議員は先日、次の呟きを発信しました。
山添拓議員によれば、三菱重工が製造するパトリオットが米国に輸出されたら、米国でのパトリオットの在庫を支え、米国からウクライナにパトリオットが輸出されてしまいます。
これは日本がウクライナに軍事支援をする事と同じですから、日本は断じて米国にパトリオットを輸出してはならないそうです。
日本は断じてウクライナに軍事支援をしてはならない!と山添拓議員は訴えています。
日本共産党の平和理論では、NATOに反対するロシアは平和勢力
日本共産党の平和理論では、米国を中心とする軍事同盟が戦争を起こす原因です。これは、帝国主義、金融資本が戦争を起こすというレーニンの帝国主義論を基礎としています。
日本共産党の平和理論について、本ブログでは繰り返し論じてきました。
日本共産党の平和理論に依拠すれば欧州では、NATO(北大西洋条約機構)が戦争を起こす原因という結論になります。
昨年3月、フィンランドがNATOに加盟しました。ハンガリーが承認したので、スウェーデンも近く加盟する運びです。
日本共産党はこれを、平和への逆流と評価しています。
日本共産党の平和理論では、NATOの東方拡大こそ、戦争を招く原因です。
ソ連を中心とした軍事同盟だったワルシャワ条約機構は解散したのに、NATOが解散しないのはおかしい、ロシアがNATOを拡大させた欧州諸国に反発するのは当然という話になりえます。
日本共産党は、ロシアは覇権主義だが平和勢力とみる
ロシアはNATOの拡大に一貫して反対していますから、日本共産党の平和理論では、平和のためにたたかっています。
プーチンは欧州平和のために貢献している政治家です。
これではあまりにも非現実的なので、志位さんら日本共産党の皆さんもおかしいな、と感じているかもしれません。
しかし志位さんはロシアこそ戦争国家だ、と断言など決してできません。
中朝露こそ戦争国家であり、欧州諸国や日韓は中朝露による攻撃から自国を守るために米国と軍事同盟を締結していると志位さんが認めてしまったら大変です。
日本共産党の平和理論はとんでもない間違いだったという話になってしまいます。
そこで志位さんは、ロシアや中国を覇権主義と批判しても、戦争国家だという把握はできません。
覇権主義という語から日本共産党員が、中朝は他国に押しつけがましい事を言う国という程度の認識にとどまれば、日本政府は押しつけを拒否すれば良い、憲法九条があるから大丈夫だという話になる。
こんな調子で山添拓議員は、ロシアは覇権主義だが平和勢力であると把握していると考えられます。
山添拓議員の上記の発信は、平和勢力のロシア、頑張れという気持ちの吐露と考えます。
山添拓議員はウクライナが憲法九条を導入すべきと考えていませんか
山添拓議員ら日本共産党の皆さんは、ウクライナ人はロシアによるミサイル攻撃を受忍すべきと考えているのではないでしょうか。
それなら、山添拓議員がウクライナへのパトリオット輸出に断固反対するのは当然です。
憲法九条により世界平和を実現しようという方なら、ミサイル攻撃受忍論を唱えると考えます。
山添拓議員は、憲法九条を世界の宝だとお考えでしょう。
それなら、ウクライナが憲法九条を導入し、ウクライナ軍を解散すればロシアはウクライナを攻撃する口実を失う、と山添拓議員はお考えではないですか。
そのとき、国際社会が国連憲章を守れ、と団結して主張すれば、プーチンは意気消沈してロシア軍にウクライナからの撤退指令を出す、と山添拓議員はお考えではないですか。
国際社会が一致団結してプーチンに国連憲章を守れと要求しても、プーチンは我が国は国連憲章にもとづいて非ナチ化特別作戦を遂行しています、と答えるだけかもしれませんね。
山添拓議員と支援者の皆さん。いかがですか。
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