朝鮮労働党について知り、語るためには、金日成、金正日と朝鮮労働党の文献を読むことが大事と考えます。
日本共産党について知り、語るためには宮本顕治さん、不破哲三さんの文献と同党の大会決定や「赤旗」「前衛」に掲載された文献を読むことが大事です。
チュチェ型の革命家は、金日成の教えを信条化し、それを無条件性の原則で実行する
「金正日伝 第二巻」(白峰社より平成17年刊行。p. 24)によれば、金正日は人々をチュチェ型の革命家に育てるうえでの原則的な問題を明らかにしました。
それは金日成同志に忠実にしたがい、その権威を守り、思想を信念とし、教えを信条化し、その実行において無条件性の原則を守る事だそうです。
在日本朝鮮人総連合会と朝鮮労働党在日非公開組織「学習組」に所属している皆さんは、金日成、金正日と金正恩に絶対性、無条件性の忠誠心を抱いていると考えられます。
金正日によれば、全社会をチュチェ思想化するうえでもっとも重要な問題は、社会の全構成員を金日成に忠実なチュチェ型の革命家にすることです。
朝鮮学校教員の皆さんは、金正日のこの「お言葉」に従い、子供たちを金日成に忠実なチュチェ型の革命家に育てるべく、日夜努力していると考えられます。
「金正日伝 第二巻」(p. 369)によれば、昭和52年9月に金日成が党中央委員会第五期第十四回総会で発表した「社会主義教育にかんするテーゼ」は人々を自主性と創造性をもった人材に育てるための教育綱領であり、教育の方向を示した社会主義教育の百科全書です。
教育テーゼを実践して教育事業に新たな転換をもたらしてこそ、育ちゆく新しい世代を真のチュチェ型の革命家に育て、全社会のインテリ化を力強く推進できるそうです。
私は本ブログや、twitterで繰り返し朝鮮学校の最も基本的な教育方針は金日成の社会主義教育テーゼであると訴えてきました。
この点では、私と在日本朝鮮人総連合会の皆さんは完全に一致していると考えています。
不破さん、志位さんは朝鮮労働党の文献を読み込んで、在日本朝鮮人総連合会との交流再開を決断した
朝鮮学校への補助金増、無償化適用を主張する日本共産党と左翼人士の皆さんが、金日成や金正日、朝鮮労働党の文献を読んでいないはずがありません。
不破さんは、金日成、金正日と朝鮮労働党の文献を徹底的に読み込んで、チュチェ思想を大局的には進歩的思想と考えたから、在日本朝鮮人総連合会との交流を再開する決断をしたと考えられます。志位さんも同様と考えます。
志位さんも、チュチェ思想を進歩的思想とみなし、それを日本社会にも普及している朝鮮労働党を平和勢力と見ているから、在日本朝鮮人総連合会と引き続き友好関係を維持していると考えます。
志位さんはチュチェ型の革命家が、社会進歩と平和のために貢献していると見ているのです。
一昔前の日本共産党は、チュチェ思想を批判していました(例えば、昭和60年11月の第十七大会決定)。
これは今の日本共産党の路線と大きく異なるので、志位さんは内緒にしていると考えられます。
赤旗編集局編「北朝鮮 覇権主義への反撃」(平成四年刊行)も同様です。
この本を、朝鮮学校への補助金増額や無償化適用を日夜熱心に訴えている若い共産党員が読んでしまったら、日本共産党の現路線への疑問が出てしまいかねません。
田村智子委員長は、この文献を読んでいないかもしれませんね。どうでしょうか。
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