日本共産党と左翼人士は、レーニンの帝国主義論に依拠して世界を見る
私は日本共産党が中朝露を平和勢力と見ていると繰り返し主張してきました。
この根拠の一つは、日本共産党が昭和36年7月の第八回党大会で採択した綱領で、ソ連、中国、東欧、北朝鮮など社会主義国は平和地域であると規定していた事です。
この規定の理論的根拠は、レーニンの帝国主義論です。レーニンによれば、帝国主義、独占資本が戦争を起こします。
ソ連や中国、東欧、北朝鮮では資本主義的搾取制度が廃止され、独占資本がないので戦争を起こす経済的基盤はないはずでした。
ロシア革命は素晴らしかった、それを指導したレーニンとソ連共産党は偉大だったと盲信した左翼人士も、レーニンの見地からソ連、中国、東欧、北朝鮮など社会主義国は平和地域と宣伝してきました。
日本共産党と左翼人士は、朝鮮戦争が米国、韓国の侵攻により始まったと盲信してきました。
今の日本共産党綱領には、社会主義国が平和地域であるという記述はありませんが、不破さん、志位さんが帝国主義が戦争を起こすというレーニンの見地を否定したわけではありません。
日本共産党と左翼人士は、日本がアジア最大の戦争国家と信じている
日本共産党の平和理論では、米国は世界の帝国主義、日本はアジア最大の戦争国家です。
日米安保と日本の軍事力増強を批判する中朝露は、日本共産党の平和理論では平和勢力そのものです。
中朝露の皆さんは平和と民主主義のために日夜戦っているのですから、善人の集合体です。
志位さんの下記の発言も、日本政府が朝鮮労働党とじっくり話し合えば、朝鮮労働党は必ず核兵器を廃棄するという調子です。
志位さんは朝鮮労働党を善人の集合体と見ているので、こんな結論になるのです。日韓・韓日議員連盟合同総会 安保・外交委員会/志位議長の発言(全文) | しんぶん赤旗|日本共産党
日本共産党と左翼人士は、中国共産党を平和勢力であり善人の集合体と信じているので、中国大使館の下記の通告も、高市首相に責任があると主張します。
かばさわ洋平千葉市議(日本共産党)の以下の訴えは、日本共産党が中国共産党に深い尊敬感を抱いている事を示しています。
中国共産党が日本に先制攻撃をしたら、高市首相の責任だというかばさわ洋平市議は本気で信じているのです。中国共産党は平和勢力ですから、日本を先制攻撃する事には道理があるという見方です。日本共産党は中朝露の仲間ですね。
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