日本共産党と左翼人士の皆さんは朝鮮労働党と在日本朝鮮人総連合会の文献を読んでいますか
朝鮮学校への無償化適用、補助金支出を主張する日本共産党と運動家の皆さん。
朝鮮学校の歴史を研究し、朝鮮学校への無償化適用、補助金支出を主張する左翼人士の皆さん。
皆さんは朝鮮労働党、在日本朝鮮人総連合会の文献を何か読んでいるのでしょうか。
在日本朝鮮人総連合会の皆さんが、朝鮮労働党のどのような方針に基づき、様々な主張や社会運動、あるいは朝鮮学校での教育を行ってきたのかという問題を検討するためには、朝鮮労働党の文献をしっかり読むべきです。
この本の第十三章の2 主体的な在日朝鮮人運動を明示する、から重要部分を以下、抜粋します。
総書記、とは金正日の事です。在日本朝鮮人総連合会は、朝鮮学校での教育について語る時、教育にチュチェをうちたてる、と表現します。
これはどんな意味なのでしょうか。「金正日伝 第1巻」pp. 386-387を見ましょう。
在日朝鮮人のチュチェとは、金日成と朝鮮労働党への絶対的服従
・総書記は、金日成動詞をぬきにしては総連の存在についても、在日同胞の民族的権利と幸福についても、また祖国の統一独立と朝鮮革命の完遂についても語ることはできないと言いました。
総連と在日同胞は、いかなる逆境にあっても変わることなくひたすら金日成同志を信頼し、金日成同志の教えに沿って進まなければなりません。
金日成同志に忠誠をつくすこと、まさにこれこそが総連の基本的な活動方向であり、在日朝鮮人のチュチェといえるのです。
pp. 387-390には次の記述があります。
・総書記は、在日朝鮮人運動は朝鮮革命の一部分であり、金日成同志の思想と指導を実現していく民族的愛国運動であると指摘し、総連は在日同胞が金日成同志に忠実であるよう教育活動を強化し、いかに不利な状況のなかでも金日成同志に変わることなく忠誠をつくす人たちで指導中核の陣容を固めなければならないと強調した。
・総書記は、朝鮮人民の民族的自尊心の根源は主席に対する忠誠の心にあるとして、在日同胞の民族的自尊心を高めるための教育活動を主席への忠実性教育と結び付けて行うように指導した。
・総書記は、総連が民主主義的民族教育の権利、祖国への自由往来と帰国の権利を守るたたかいも全同胞の運動として展開していくよう指導した。
金正日はくり返し、金日成と朝鮮労働党に忠誠を尽くせと説いています。これは自分への忠誠の強制でもあります。
民主主義的民族教育、とやらの核心は、金日成と金正日、朝鮮労働党への絶対的忠誠心の育成です。これが在日朝鮮人のチュチェ、なのです。
最近は金正恩と朝鮮労働党への絶対的忠誠心の育成になっているのでしょう。
「金正日伝」を読んで、それでも日本政府と自治体は朝鮮学校への無償化、補助金支出を実現せよと訴える方は、チュチェ思想を大局的には進歩的思想と把握しているのでしょう。
在日本朝鮮人総連合会の皆さん、朝鮮労働党の担当幹部から北朝鮮永住指令が出されたらどうしますか
ところで、北朝鮮への帰国の権利、とやらは昔から完全に保証されています。これの獲得のために全同胞の運動を展開する必要はありません。
在日本朝鮮人総連合会の職員、運動家の皆さんは、北朝鮮を訪問した際、朝鮮労働党幹部から「これからはわが国で社会主義建設に貢献しなさい」という指示が出たら、そのまま北朝鮮に居住なさるのでしょうね。
それは在日朝鮮人のチュチェ、なのでしょう。チュチェ革命偉業は困難ですね。
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