日本共産党第二十回大会(平成6年7月)決議は、急迫不正の主権侵害時に対して警察力や自主的自警組織など憲法九条と矛盾しない自衛措置を取るべきと主張しています。
この数年後の日本共産党大会で、自衛隊の防衛出動を認めるような決定がなされています。第23回大会でしたかね。
私はそれで日本共産党も多少は変わったのかな、と思っていたのですが、日本共産党の内部事情をよくご存じの松竹伸幸さんのブログによればそれは大きな間違いです。
9条は防弾チョッキの装着も許さない!? | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)
松竹伸幸さんによれば、志位さんは侵略されたら警察と自主的自警組織で守るという固い信念を持っています。
志位さんは専守防衛という範囲で、自衛隊がどう侵略者に反撃するかという事を日本共産党の基本政策にすることを固く拒んでいます。
松竹伸幸さんによれば、ウクライナへの武器支援に関する田村智子政策委員長の態度変更を迫れるのは志位さんしかいません。
志位さんは警察官が核ミサイルをライフル銃で撃墜すべきと考える
志位さんは、中朝露による核ミサイル攻撃が行われても、自衛隊が防衛出動して反撃することに断固反対なのでしょう。
第20回大会決議の見地より、警察と自主的自警組織がライフル銃と拳銃で核ミサイルを何とか撃墜すべきと考えているはずです。
志位さんは東京大学工学部の出身ですから、ライフル銃と拳銃の性能ではミサイルを撃墜できないことがすぐにわかるはずなのですけれどね。
自衛隊が金正恩による核ミサイル攻撃に反撃することを認めるなら、ミサイルを発射する基地や、金正恩の居住区域への攻撃力を持つことを認めねばならない。
敵基地攻撃能力の保有ですから、憲法九条違反、立憲主義の破壊です。
自衛隊が敵基地攻撃能力を持てば、中朝露を威嚇することになると日本共産党は宣伝する
日本共産党員は、自衛隊が敵基地攻撃能力を保有すれば、中朝露を威嚇することになるとみます。
中朝露の首脳、習近平、金正恩とプーチンを威嚇することになると日本共産党員は大真面目に考えているのです。
日本共産党が主張する憲法九条を生かした平和外交、の大前提は自衛隊解散、日米安保廃棄です。
自衛隊解散、日米安保廃棄を実現してさらに中朝露の首脳と繰り返し会談をできる枠組みを作れば、中朝露首脳、特に金正恩は日本政府を信頼し、体制の安全が保証されたと安心するそうです。
そこで中朝露は核兵器を廃絶し、人民解放軍、朝鮮人民軍とロシア軍を解散する。
志位さんと日本共産党員が心中で描いている中朝露の動向はこんな調子でしょう。
これなら、さいとう和子さん、大山奈々子神奈川県議ら多くの日本共産党員が軍事力絶対反対、軍事力で平和は守れないと主張することもわかってきます。
プーチン、習近平、金正恩は自衛隊が巡航ミサイル、弾道ミサイルと原潜を保有した程度で怖いな、と怯えるでしょうか。
憲法九条教徒は、中朝露の実態を中朝露の蛮行の歴史に即して考えていくことができない。
中朝露は条約や国家間の協定、首脳間の合意や共同宣言、共同声明を気軽に破ります。
中朝露は国際法を無視します。条約や協定、首脳間の合意を破ってもわが国は国際法を遵守している、などと宣伝します。
中国共産党によれば、香港では一国二制度が堅持されています。ロシアはウクライナの非ナチ化、非軍事化のためにやむなく宣戦布告をしたそうです。
朝鮮労働党が日本人、日本政府と対話をする集団なら、拉致された日本人や韓国人はとっくの昔に帰国できています。
朝鮮人民軍による日本漁船銃撃と漁船員殺害について謝罪し、銃撃した犯人を引き渡して遺族に補償をしているはずです。
日本共産党を支援する知識人、運動家は中朝露による蛮行の歴史についての思考と議論を拒否する方々なのでしょう。
憲法九条教徒の脳内には、この件は思考と議論をしてはならない、という思考の壁のようなものが存在するようですね。
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