松竹伸幸さんは、日本共産党本部の政策委員会という部署に長くお勤めだった方です。
Wikipediaによれば、松竹伸幸さんは全日本学生自治会総連合の委員長を務めたと出ています。
松竹伸幸さんはブログで、20年ぐらい前から日本共産党は絶対平和主義の政党になっていったと評しています。
野党政権と共産党綱領の諸問題・12 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)
松竹伸幸さんによれば絶対平和主義とは、軍事にかかわることはすべて反対、全て外交だけで解決できるという思考のことです。
絶対平和主義に立ってしまえば、自衛隊や日米安保について社会科学的な接近は無用になると松竹さんは主張しています。
私も近年の日本共産党が軍事力では平和は守れない、と考えていることを本ブログで指摘しました。
私は中朝露による日本攻撃についての思考と議論を拒否する日本共産党は日本攻撃、侵略受忍論者であると指摘しました。
松竹伸幸さんは日本攻撃、侵略受忍論者という語は用いていませんが、日本共産党が軍事力についての思考と議論を拒否していると指摘しているのですから私と大同小異です。
松竹伸幸さんによれば、日本共産党は日本が侵略された場合、警察力と自主的自警組織で守るべきと考えています。以下で松竹さんはそう指摘しています。
野党政権と共産党綱領の諸問題・11 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)
核ミサイル攻撃や生物化学兵器に警察力と自主的自警組織で反撃、ですから拳銃とライフル銃で反撃せよという話です。
ミサイルや戦闘機をライフル銃で撃墜することはできません。警察官や自主的自衛組織は魔術師の集合体ではない。
日本共産党は憲法九条教徒の政党
軍事力という力の論理、ではなく、憲法九条という平和の論理でミサイルや戦闘機に反撃するべきと日本共産党員は考えているのでしょう。
中朝露が日本のどこかの都市に核ミサイル攻撃を断行したとき、日本共産党員は平和大集会を各地で緊急開催し平和の論理、で中朝露に反撃するのでしょう。
日本共産党は絶対平和主義の政党、というより憲法九条教徒の政党、と把握した方が実態に近いのではないでしょうか。
さいとう和子さん(日本共産党千葉県)は、攻められたら終わりで無数の命が奪われるから軍事力には絶対反対と呟いています。
軍事力絶対反対、憲法九条教徒の日本共産党員は、中朝露が日本に核ミサイル攻撃を断行しても、日本国家が反撃をすべきではないと考えているのでしょう。
絶対平和主義者、憲法九条教徒は、中朝露による日本への核ミサイル攻撃受忍論者です。朝鮮労働党は生物化学兵器も所有しています。
志位さんは中朝露による日本への先制攻撃が行われても、それを帝国主義戦争とみなす
松竹伸幸さんのブログによれば、志位さんが絶対平和主義、憲法九条教徒に近いようです。
私見では志位さんは、レーニンの帝国主義論、戦争と平和の理論を信奉する方です。レーニンの見地なら、アジアで戦争を起こす根源は日米軍事同盟です。
中朝露が日本を先制攻撃、侵略してもレーニンの見地では、これを帝国主義戦争とみなすことになる。
レーニンの見地なら日本が米帝国主義と同盟していることにより、中朝露による日本への先制攻撃が生じる。
レーニンの見地なら中朝露と日米軍事同盟の戦争は帝国主義戦争です。
帝国主義戦争が起きた場合、労働者階級は祖国防衛などすべきではない、とレーニンは説きました。
第一次世界大戦のとき、カウツキーの影響下にあった社会民主政党は祖国防衛を支持し、排外主義者となったとレーニンは力説しました(「日和見主義者と第二インタナショナルの崩壊」レーニン全集第22巻所収)。
中朝露による日本攻撃の可能性を云々する人や、日本国家が核ミサイル攻撃への反撃力、報復力を持つべきだと主張する政治家や知識人、運動家は社会排外主義者だ、と志位さんは見ていると考えられます。
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