少し前に志位さん、田村智子副委員長らがASEAN諸国を訪問しました。
志位さんはハノイで、グエン・フー・チョン共産党書記長と会談をしました。両党が協力して東アジアの平和構築を/ベトナム共産党チョン書記長と志位委員長が会談 (jcp.or.jp)
志位さんは、ASEAN訪問は大いなる成果をあげたと考えているでしょう。
ところで、ベトナムのズン首相は8年ほど前に、安倍総理に対し平和安全法制と積極的平和主義への支持と理解を表明しています。日・ベトナム首脳会談|外務省 (mofa.go.jp)
平和安全法制とは、日本共産党が強く反対している戦争法とやらです。73、安保・基地・自衛隊(2021総選挙/各分野政策)│各分野の政策(2021年)│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)
志位さんは、ベトナム共産党と本音の対話などできないことを熟知している
しんぶん赤旗記事を見る限り、志位さんはベトナム共産党に「社会主義国が戦争法を支持することは、わが党と日本の平和運動に対する干渉である」という話をしていません。
勿論志位さんは、ベトナム政府が故安倍総理に平和安全法制(日本共産党によれば戦争法)支持を表明したことを百も承知と考えられます。
志位さんは、ベトナム共産党に戦争法に反対してください、と要求しても無駄と判断しているのでしょうね。
志位さんは、ベトナム共産党と本音での対話など無理と判断しているのです。
ベトナム共産党としては、日本共産党との関係より与党や日本政府との関係の方が大事ですから。
中国共産党、人民解放軍の脅威に直面しているベトナム共産党が、日米軍事同盟強化を歓迎するのは当然です。
しかしこれを露骨に言うと、ロシアとの関係がおかしくなるので、ベトナム共産党、ベトナム政府は直接的な発言を控えていると考えられます。
私の記憶では、ベトナム共産党(当時は労働党?)はソ連によるアフガニスタン侵攻を支持しました。
43年ぐらい前の事ですから、断言できません。
わが党はベトナム共産党と本音の対話をしていると憤る方は、志位さんにベトナム共産党に戦争法に反対してくださいと要求するよう、進言したらいかがですか。
日本共産党の平和理論から考えれば、社会主義国が資本主義国の戦争政策に支持を表明する事は、第一次大戦時に社会民主主義の政党が祖国擁護を掲げた事よりも深刻な誤りです。
日本共産党と日本の平和運動に対する、大国主義的干渉のはずです。
志位さんは本音では、ベトナムは資本主義国になったから、社会主義国は本来~という議論をしても無駄だ、と判断しているのかもしれませんね。
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