昔から共産党(労働党)の最高指導者は、自分が偉大な人物であると宣伝するために、自分にとって都合よく修正した歴史観の普及に心血を注ぎます。
スターリン、毛沢東、金日成、金正日は歴史を修正するために、自分と共産党(労働党)にとって都合の悪い史実を隠蔽してきました。
宮本顕治さん、不破哲三さんら日本共産党の指導者は、歴史の修正を熱心に行ってきました。殆どの若い日本共産党員は、宮本顕治さんによるソ連礼賛を知りません。
志位さんも、様々な点で日本共産党の歴史の修正を行っています。
本ブログでは、志位さんによる日本共産党の歴史修正について、何度も指摘してきました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 「日本共産党の百年」をざっと読みましたー志位さんは、日本共産党の歴史を修正したいー (blueribbonasiya.blogspot.com)
宮本顕治さんら昔の日本共産党が行った朝鮮労働党礼賛宣伝に加え、志位さんは日韓会談粉砕・日韓条約反対運動も内緒にしたいと考えられます。「日本共産党の七十年」は日韓条約反対論の根拠を説明していた
以下、日韓条約(昭和40年6月締結)に関する日本共産党の歴史本の記述を抜き書きします、
「日本共産党の七十年」(上巻、p346。平成六年刊行)は次の二点を指摘しています。
(その1)日韓条約は米帝国主義の支配下にある大韓民国(南朝鮮)を朝鮮の唯一の合法政府として朝鮮の自主的・平和的統一を妨害する。
(その2)日韓条約は米日韓の事実上の軍事同盟をめざし、「経済協力」の名のもとに、日本独占資本の南朝鮮への経済侵略を合法化するものである。
「日本共産党の八十年」(p166、p167より。平成十五年刊行)は、自民党政府が昭和40年に、東北アジア軍事同盟の構想ともむすびついた「日韓条約」締結を強行した事、当時の日本共産党がベトナム侵略反対運動等と共に、日韓条約反対運動を実施した事を指摘しています。
「日本共産党の百年」(p153)は、日本共産党が日韓基本条約の際、条約そのものの問題点を追及する取り組みを行った事、国会審議と並行してアカハタ記事で特集を組み、この条約締結が植民地支配への反省を欠いている問題点を指摘した事を主張しています。
「日本共産党の百年」だけを読めば、昔の日本共産党は日韓条約の問題点を指摘しただけで、日韓条約締結には賛成したように思えてしまいます。
殆どの若い日本共産党員はそう思い込んでいそうです。
志位さんは昔の日本共産党が行った日韓会談粉砕・日韓条約反対運動を内緒にしたいのです。
昔の日本共産党は、朝鮮労働党による大韓民国滅亡策(南朝鮮革命路線)を支持した
昔の日本共産党は、朝鮮労働党が朝鮮半島を統一する事を朝鮮労働党との共同声明で支持していました。
昭和41年に宮本顕治さんは平壌を訪問し、金日成と朝鮮労働党を礼賛しました。
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