2022年4月30日土曜日

日本共産党員は科学的社会主義経済学の雑誌「経済」の「発刊のことば」(昭和37年5月1日)を読みましょうー

 雑誌「経済」は、科学的社会主義の見地から現代の諸問題を探求すると伺います。

私は四十年くらい前に、この雑誌の4月号か5月号に出るマルクス主義経済学入門の論考を一生懸命読みました。

資本家が労働者をどうやって搾取しているか、剰余価値がどのように生産されているかという話が出ていました。

林直道教授の論考がよく出ていたと記憶しています。

この雑誌は、昔は季刊だったのでしょうね。

季刊「経済」編集委員会の「発刊のことば」(昭和37年5月1日)によれば、社会主義の世界体制は、新しい発展段階に入りました。

ソ連邦では、共産主義社会の基礎を二十年後に実現するという壮大な展望が確立されました。

中国でも、社会主義建設の素晴らしい躍進を勝ち取りつつあります。

そのほかの社会主義諸国でも、社会主義の基礎の建設をおわって、その完成の時期にうつりつつあります。

そのほかの社会主義国とは、東欧と北朝鮮の事でしょう。

中国の躍進とは、二千万人ともいわれる餓死者を出した大躍進のことでしょう。


現代修正主義者とは誰かー春日庄次郎さんら「構造改革派」

「発刊のことば」によれば、マルクス=レーニン主義経済学の「創造的発展」というみせかけのもとに、現代修正主義者として立ち現れる人々が出てきました。

現代修正主義者とは一体どなたなのか、「発刊のことば」は明記していません。

察するに、春日庄次郎さん、山田六左衛門さん、江田三郎さんら「構造改革派」の方々のことです。

経済学者では、後に神奈川県知事になった長洲一二教授も「構造改革派」でした。修正主義者の本質を暴露することの意義を、「発刊のことば」は強調しています。

私見では日本革命の平和的移行唯一論を唱えた春日庄次郎さん、山田六左衛門さんらは、今の日本共産党綱領の元となる理論を提起していました。

今の日本共産党綱領は、「構造改革論」に近いと考えられます。

志位さんは本音では、宮本顕治さんら昔の日本共産党員(ソ連信者)をどう見ているのか

志位さんは最近記者会見で、日本共産党がソ連崩壊時に万歳を叫んだと自慢しています。

志位さんは、雑誌「経済」編集委員会の方々や、宮本顕治さんら昔の日本共産党員をどう見ているのでしょうか。

覇権主義の体制を礼賛した変な方々だったが、昔は皆そんな調子だから仕方ないと本音では思っていそうです。

田村智子議員、山添拓議員は昔の日本共産党の文献やマルクス主義経済学の文献を一切読んでいなさそうですね。

昔の日本共産党はソ連信者でした。今の日本共産党は憲法九条教徒です。


2022年4月26日火曜日

松竹伸幸さんは敵基地攻撃能力保有に賛成ーミサイル攻撃から日本国民の命を守るため、敵のミサイル基地を叩くしか手段がないならー

 松竹伸幸さんが「ウクライナの現実と敵基地攻撃・下」と題したブログでミサイル攻撃から日本国民の命を守るため、敵のミサイル基地を叩くしか手段がない場合それに賛成するか反対するかというなら賛成と答えると明言しています。

ウクライナの現実と敵基地攻撃・下 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp) 

この後のブログで松竹伸幸さんは、自衛隊が保有する「12式地対艦誘導弾」の射程を200キロから最終的には1500キロまで伸ばそうという政府の計画について言及し、そこまで伸ばすなら本土に配置する事も考えるべきと述べています。

続・ウクライナの現実と敵基地攻撃 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)

本土にも配備すべきですね。

私見では、長距離射程の巡航ミサイル、弾道ミサイルを大量保有し、沖縄、南西諸島だけでなく本土各地にも配備すれば良い。

中朝露から見れば、日本攻撃時に空爆せねばならない基地が増えれば増えるほど厄介ですから。

さらに核弾道搭載可能の原潜を保有するべきです。原潜はどこにいるかわかりませんから、日本に核攻撃をしたら、中朝露首脳は自分も溶かされてしまうことを想定せねばならない。

長距離の弾道ミサイル、巡航ミサイルと原潜は強力な抑止力を発揮すると考えます。

私は本ブログやtwitterで繰り返し訴えてきましたが、中朝露は日本に核ミサイル攻撃を断行しうる。

長距離ミサイル保有は憲法九条に反していないのかー松竹伸幸さんも改憲派ではないのかー

松竹伸幸さんは中朝露による日本への核ミサイル攻撃の可能性について、今回のブログでは言及していません。

著書の「『異論の共存』戦略」(令和3年晶文社刊行、p238-239)で松竹さんは、北朝鮮が核やミサイルで攻撃してくるなら、ミサイル防衛システムを発動する事、ミサイル発射基地を叩く事を主張しています。

ミサイル発射基地を叩く、とは自衛隊の戦闘機が空中給油機と共に出動し、空爆するという意味なのでしょうか。

自衛隊が巡航ミサイル、弾道ミサイルを保有し、それで北朝鮮のミサイル基地を攻撃する事なのでしょうか。この点が、上記の著書でははっきりしませんでした。

今回のブログでは、松竹さんは長距離ミサイル保有を考えるべきと指摘しています。

その政策を現実のものにするだけの合理性はないという記述もあるので、結局日本がどうすべきと言いたいのか、よくわかりません。

長距離のミサイル保有は、憲法九条に反していませんか。長距離のミサイルは戦力ではない、という憲法九条解釈は不適切と考えます。

志位さんは、日米安保強化反対、米軍はアジアと欧州から出ていけで中朝露と完全に一致しています。

日本共産党の平和理論では、中朝露は大局的には平和勢力です。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん、米軍は欧州とアジアから出ていけ、で中朝露と共闘してください―日本共産党の平和理論なら、中朝露は大局的には平和勢力ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

プーチンがモルドバ、フィンランドやスウェーデンを攻撃しても米国は傍観しうる

プーチンはウクライナ侵略を、特別軍事作戦などと称しています。プーチンは今後、モルドバやNATO加盟を目指しているフィンランドやスウェーデンも攻撃する可能性があります。

勿論、北海道にミサイル攻撃を断行する可能性もあります。

そこまでやったら、米国に反撃されロシアも破壊されるではないか、という方がいるでしょう。しかしバイデン政権はロシアとの核戦争を決意するでしょうか。

ミサイル攻撃を傍観し、攻撃された国の政府に武器を支援する程度で後はお手並み拝見、と判断する可能性が充分あります。

どこかの都市にミサイル攻撃をされたとき、日本政府が米国に日米安保に依拠して反撃を要請してもバイデン政権は様子見をする、という選択がありえる。

反撃をするならNew YorkやWashington D. C. に核攻撃をする、とプーチンが脅迫してきたら、バイデン政権は様子見を選択しうる。

様子見をするなら、金正恩も日本にミサイル攻撃を断行し民族の英雄になろうとするでしょう。

様子見をするなら、習近平と中国共産党は台湾攻撃を断行しうる。それでも日本共産党と支援者の皆さんは、自衛隊解散と日米安保廃棄を叫ぶのでしょうね。

志位さんは軍事的抑止力で対応する事を断固拒否ーミサイル攻撃にライフル銃で反撃せよ論

志位さんは「国連憲章を守れ」と各国の外交官及び国際世論がプーチンに全力で訴えれば、プーチンはウクライナで軍事的に大勝利していても、ウクライナからの撤退を決意すると考えているらしい。

志位さんは軍事対軍事を断固退け、抑止力で対応する事、通常兵器であれ、核兵器であれ、軍事的抑止力で対応することを断固拒否するそうです。

以下は4月19日の参議院選挙予定候補者会議での、志位さんの発言の一部です。4月24日の赤旗に掲載されています。


志位さんは、中朝露によるミサイル攻撃や戦闘機での空爆に対し、自衛隊はライフル銃と拳銃で反撃せよと考えているのでしょうね。

ライフル銃と拳銃なら、軍事的抑止力で対応していません。中朝露のミサイル攻撃を全く抑止できず、日本は一方的に攻撃されるだけです。

松竹伸幸さんは志位さんの見解をどうお考えなのでしょうか。私見では、志位さんは松竹伸幸さんが定義する絶対平和主義者です。









2022年4月24日日曜日

志位さんは軍事対軍事、軍事的抑止力で対応する事に断固反対だが、急迫不正の主権侵害時に自衛隊を活用するそうですー自衛隊員にライフル銃でミサイルと戦闘機に反撃しろというのかー

 4月19日の日本共産党参議院予定候補者の会議で志位さんが、日本共産党の自衛隊活用論と平成12年の第22回大会決定について説明しています。

以下です。参議院選挙予定候補者会議/志位委員長の発言 (jcp.or.jp) 

この中で志位さんは、軍事に対し軍事、抑止力で対応する事、通常兵器であれ、核兵器であれ軍事的抑止力で対応する事を断固拒否するそうです。



中朝露が日本にミサイル攻撃などを断行した場合、自衛隊が反撃する事は勿論、政府が日米安保に依拠して米軍に反撃、報復要請する事に志位さんは断固反対すると考えられます。

自衛隊活用は軍事対軍事、軍事的抑止力で対応する事ですから。

日本共産党が参加する政権は自衛隊を大幅縮小させ、ライフル銃と拳銃だけ保有

ところがこの報告の後段で志位さんは、急迫不正の主権侵害時に自衛隊を活用すると主張しています。

前と後ろで、話が違っていませんか。

志位さんの主張に整合性があるよう解釈してみましょう。

日本共産党が参加する政権では、自衛隊が大幅縮小され、自衛隊はライフル銃と拳銃程度しか保有していないのです。

中朝露によるミサイル攻撃や戦闘機による空爆に、自衛隊がライフル銃や拳銃で反撃するのなら、軍事対軍事、軍事的抑止力で対応していません。

ライフル銃と拳銃だけなら自衛隊は解散したも同然ですから。

中朝露のミサイル攻撃や戦闘機による空爆で犠牲者が増えていくだけです。

志位さんは中朝露が日本攻撃を断行したとき、中朝露が勝利して日本を支配する事が世界平和に貢献すると考えているのかもしれません。

志位さんは台湾有事について思考と議論をしない

志位さんによれば、日本の現実的な危機は安保法制を発動して日本が攻撃されていないのに米軍が軍事行動を始め、集団的自衛権を行使して自衛隊が相手国に攻め込むことです。

米国がどこの国に戦争を仕掛けようとしているというのでしょうか。相手国に敵基地攻撃で攻め込む、の相手国について志位さんは一切語りません。

中国共産党が台湾に先制攻撃をすることについて、志位さんは一切の思考と議論をしません。

米国と日本が相手国とやらに安保法制で戦争を仕掛けるとかいう事態以外について、志位さんは思考と議論をしたくないのです。

台湾有事とは中国共産党が武力解放などと称して、攻撃することなのだという認識が日本共産党内に広がると厄介ですから。

志位さんは、日本政府が中朝露と東アジアサミットとやらでじっくり話し合えば、中朝露は核兵器を廃絶すると考えていそうです。

中朝露は日米安保強化に反対してきました。米軍はアジアと欧州から出ていけ、という点で日本共産党はプーチン、習近平、金正恩と一致しています。

繰り返しですが日本共産党の平和理論では、中朝露は大局的には平和勢力です。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん、米軍は欧州とアジアから出ていけ、で中朝露と共闘してください―日本共産党の平和理論なら、中朝露は大局的には平和勢力ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

台湾攻撃前に中国共産党、朝鮮労働党とロシアは日本を攻撃、侵略する

私見では中国共産党が台湾に侵攻する際、初めに官庁や有名企業の本社、空港、発電所などに大規模なサイバー攻撃を断行します。

そのあと人民解放軍は那覇空港や、沖縄の自衛隊基地にミサイル攻撃断行。自衛隊機を発進できないようにします。

日米が反撃するならニューヨークやワシントン、東京や大阪にもミサイル攻撃をすると日米を脅迫します。

この時点で日本共産党が参加する政権ができていれば、米軍が沖縄からグアムに撤退している可能性が高い。

同時に中国共産党、朝鮮労働党の在日非公開組織が米軍基地や自衛隊基地周辺で平和の訴えと称して暴動を起こす。

朝鮮労働党の工作員が生物化学兵器テロを各地で断行するかもしれません。

ロシアは同時に北海道にミサイル攻撃、侵略。

中朝露間には、長年軍事同盟が形成されていると考えるべきです。日本を共同で攻撃、侵略するなら成功する可能性があります。

左翼勢力は各地で軍事に軍事、力に力で対応するなというデモや集会を開催し、政府は中朝露に憲法九条を生かした平和外交を行えと叫ぶ。

日本全国で犠牲者が続出し大混乱する中、中国共産党は台湾を攻撃し、侵略。

そのときまでに自衛隊が十分な敵基地攻撃能力を保有できていなければ、日本は徹底的に破壊され、中朝露により三分割支配されてしまいかねません。

莫大な数の核ミサイルを保有する中朝露が日本に同時侵略したとき、米国はニューヨークやワシントンに核ミサイル攻撃をされても日本のために反撃するでしょうか。

自衛隊のお手並み拝見、という話になってもおかしくない。日本人は国防について、真剣に考えるべきです。

昔の日本共産党はソ連信者でしたが、今の日本共産党は憲法九条教徒ですね。

日本共産党は憲法九条を生かした平和外交、憲法九条を生かした平和の枠組み作り~と唱えれば、中朝露は日本や台湾、韓国攻撃を断念すると考えているとしか思えません。


2022年4月23日土曜日

台湾有事の際、中国共産党と朝鮮労働党の在日非公開組織は暴動勃発を策すー反戦デモの平和運動を装って暴動を起こし、米軍と自衛隊の後方かく乱を狙うー

 私見では台湾有事の際、中国共産党と朝鮮労働党の在日非公開組織は暴動を起こして、台湾を守るために出撃する米軍と自衛隊の後方かく乱を策します。

昭和25年からの朝鮮戦争の頃、ソ連共産党と中国共産党は日本共産党に武装闘争指令を出し、米軍の後方かく乱を策しました。

51年綱領という、暴力革命理論に依拠して当時の日本共産党員は火炎瓶を投げるなど武装闘争に取り組みました。

いろいろな揺れはありましたが、昭和26年秋には当時の日本共産党中央幹部が全員、51年綱領を支持したのですから、この時期の武装闘争を分派の所業と見るべきではありません。

詳しくは以下をご覧ください。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 昭和25~30年頃の日本共産党員は、臨時中央指導部(今の日本共産党は徳田・野坂分派と規定)こそ党中央とみていたー「日本共産党の八十年」(p107。日本共産党中央委員会発行)より (blueribbonasiya.blogspot.com) 

中朝は在日非公開組織を長年、育成してきた

中国共産党と朝鮮労働党は70年前と同様の事を、それぞれの在日非公開組織を使って行うと考えます。

それぞれの在日非公開組織が現在どのくらいの規模なのかはわかりません。朝鮮労働党の在日非公開組織は、数千名程度かと思いますが。

中国共産党の場合、大使館や領事館に在日非公開組織の指導担当者を配置していると考えられます。

昔は、毛沢東思想を学ぶ組織の中に中国共産党の在日非公開組織が存在していたと考えられます。

今は、インターネットで中国共産党を批判する人を抽出し、監視する活動もやっているようです。

在日非公開組織が中国共産党のどの部署に所属しているのかもわかりません。

中国共産党の対日指導担当者は、何らかの手法で取り込んだ日本人も指導していると考えられます。

朝鮮労働党の在日非公開組織には学習組と、数名から構成される、より過激な活動を行う非公開組織があります。

後者には洛東江など、韓国の山や川の名前が付けられていることが多いと伺います。

前者には在日本朝鮮人総連合会の職員の方々や、朝鮮大学校の学生さんで首領への絶対性、無条件性の忠誠心を持つ方が加入していると考えられます。

学習組については、国会でも繰り返し取り上げられています。

平成14年3月28日の衆議院安全保障委員会で漆間巌警察庁警備局長は学習組を、朝鮮総連およびその傘下団体、あるいは事業体等の学習団体の中に組織されている北朝鮮に絶対の忠誠を誓うなどによる非公然組織と答弁しています。

私は在日本朝鮮人総連合会の活動に熱心に活動している方なら概ねこれに所属していると、在日本朝鮮人総連合会の活動に熱心に参加した経験のある方から伺いました。

学習組、の組という語を朝鮮語ではチョと読むので、そのように呼ばれているそうです。

自衛隊が反戦デモや平和運動参加者を警戒するのは、中朝の在日非公開組織による暴動への対策

志位さんは自衛隊が反戦デモや平和団体の動向を監視するのは国民弾圧だと主張しています。

反戦デモや平和運動参加者の中に、中朝の在日非公開組織工作員が潜んでいる可能性が有る事を志位さんは直視するべきです。

志位さんは朝鮮戦争の時に日本共産党が行った武装闘争を大局的には平和に貢献したと考えているのでしょう。

台湾有事の際、米軍基地や自衛隊基地の近くで暴動を起こして米軍と自衛隊の出動を妨げる事を、志位さんは大局的には平和の事業に貢献するとみているのでしょうね。



山添拓議員も同様の主張をしています。

山添拓議員は、昭和26,27年頃の日本共産党員がソ連共産党、中国共産党と日本共産党中央を盲信し武装闘争に身を投じていったことを分派活動と見ているのでしょう。

党中央が皆、51年綱領を支持したのですから一般党員が武装闘争に参加するのは、共産主義者としては普通の事です。



宮本顕治さんも51年綱領を輝かしい新綱領、と高く評価しました。



共産主義運動参加者の特徴の一つは、首領と共産党を盲信している点です。盲信と、反動勢力とやらに対する激しい憎しみはコインの裏表です。

日本共産党新宿にお勤めの中野顕さんは、自民党が敵基地攻撃能力を反撃力と言い換えることを、プーチンによるキーウ進撃と同じだと主張しています。


私も敵基地攻撃能力を反撃力と言い換える必要はないと考えますが、言い換えと進撃は全く異なる行為です。

中野顕さん。言い換え、は戦車や戦闘機が発信し、ウクライナ各地を砲撃、空爆する行為ですか。

言い換え、で病院や学校などの建物が爆破されますか。

日本共産党員は日本語を母語としていますが宣伝、扇動を重視します。宣伝、扇動になるなら何でもよい、という発想ですね。

宮本顕治さんが昭和34年5月の「前衛」に掲載したソ連宣伝論文や第八回大会当時の赤旗主張を、山添拓議員、中野顕さんは御存知なのでしょうか。





2022年4月22日金曜日

志位さん、野党と市民の共闘路線は37年前の伊里一智さんの主張と大同小異ではないですかー「投降主義者の観念論史観」(日本共産党中央委員会出版局)掲載論考より思うー

 志位さんが日本共産党の若き理論家として登場したのは、「投稿主義者の観念論史観」(日本共産党中央委員会出版局、昭和61年刊行)に出ている論文がきっかけです。

この本は伊里一智さんという、東京大学院生への批判論文集です。

この本に掲載されている「反動攻勢へのみじめな屈服」「ふざけた計画、ふざけた弁明」という2つの無署名論文は志位さんが書いたそうです。

その噂をいつ、どなたから伺ったのかは忘れてしまいました。

私の記憶では、同趣旨の論文が日本共産党が当時出していた「学生新聞」にも出たような気がします。記憶違いかもしれません。

36年前ですから、志位さんは31歳ぐらいの頃に執筆したことになります。

想像ですが、宮本顕治さんはこの論文を読んで驚愕したのでしょうね。将来の日本共産党を担える理論家だ、と思ったのではないでしょうか。

私は、若き志位さんの文章がどことなく、レーニンのカウツキー批判の諸論考に似ているように感じます。

志位さんは伊里一智さんの主張を右転落した社会党への追従論と批判

若き志位さんによれば、伊里一智さんは反党文書とやらで社民政権への閣外協力、国政選挙三人区での一方的選挙協力、赤旗と社会新報の紙面の相互提供、人的交流、組織統合への戦略などを主張しました(同書p27)。

志位さんによれば、日米軍事同盟と自衛隊を容認している社会党は右転落しています。

伊里一智さんの主張は、戦後第二の反動攻勢の中で路線転換し完全に右転落した社会党への徹底的な追従であり、前衛党を解体に導くものです(同書p26)。

日米軍事同盟と自衛隊容認云々ですが、立憲民主党はそれをHP等で明言しています。

近年の日本共産党は立憲民主党が中心となって作る事を想定している政権への閣外協力を明言しています。

何年か前の国政選挙では、政権協定などなくても一方的に選挙協力をしました。

紙面の相互提供、組織統合まではしていませんが、立憲民主党との人的交流を推進しています。

若き志位さんの見地なら、今の志位さんの主張は日米軍事同盟と自衛隊を容認している右派政党への徹底的な追従であり、前衛党を解体に導くことになりませんか。

志位さんは中朝露が日本にミサイル攻撃を断行したとき、日米安保発動を容認しますか

日本共産党は急迫不正の主権侵害時に自衛隊を活用するそうですから、自衛隊容認論者ともいえます。

中朝露が日本にミサイル攻撃を断行したとき、政府が日米安保に依拠して米国に反撃要請をすることを、志位さんは容認するのでしょうか。

容認するなら、志位さんは日米安保活用論者です。

断固反対なら、志位さんは中朝露の支援者です。

私見では、志位さんと日本共産党議員、職員はこの質問に答えられません。どちらの答えをしても、厄介なことになりますから。

集団的自衛権行使には反対だが日米安保と自衛隊を活用するなら、昔の社会党どころか自民党と同じです。

伊里一智さんより、今の志位さんの方が右だと言われかねない。

今の日本共産党幹部の中に、「投降主義者の観念論史観」を読んでいる方など稀有でしょうから、誰もそう言わないかもしれませんが。


2022年4月20日水曜日

田村智子議員(日本共産党副委員長)、どうやって中朝露に核兵器を廃絶させるのですかー人生をかけて核兵器を廃絶させるのならー

 田村智子議員が先日の演説会で、人生をかけて核兵器を廃絶させると明言されました。核抑止力にしがみつく勢力包囲する参院選に/比例チーム5人全員と山添勝利を/東京党演説会 田村副委員長訴え (jcp.or.jp) 

演説会で明言されたのですから、核兵器廃絶は田村智子議員の公約なのでしょう。

大変な心意気と思いますが、田村智子議員はプーチン、習近平と金正恩に一体どうやって核兵器廃絶を決意させるというのでしょうか。

赤旗記事には、田村智子議員と日本共産党がどんな手法で、プーチン、習近平と金正恩に核兵器廃絶を決意させるのかが記されていません。

核兵器廃絶の実現方法については、演説会参加者の御想像にお任せします、という話なのでしょうか。

その程度の話なら、誰でも公約できます。

実現方法については有権者の皆さんの御想像にお任せします、というなら、私はロシア軍、人民解放軍と朝鮮人民軍の解散を人生をかけて実現します、と明言すべきではないでしょうか。

日本共産党は自衛隊解散、日米安保廃棄、NATO解体実現のために中朝露と共闘したい

想像ですが、田村智子議員はプーチン、習近平と金正恩に、自衛隊解散と日米安保廃棄を実現するから核兵器を廃絶してくださいと真心を込めて訴えれば、この三人は感動して核兵器を廃絶すると考えているのではないですか。

日本共産党が目指す北東アジアでの平和の枠組み、とはプーチン、習近平、金正恩と共に、日本共産党が自衛隊解散と日米安保廃棄、NATO解体を実現するための相談の場と考えられます。

田村智子議員はそういう相談の場をつくろうという思いで、日夜努力なさっていると考えられます。


日本共産党は全ての軍事同盟を無くそうとしています。これは、「自由と民主主義の宣言」に明記されています。

自由と民主主義の宣言 (1996年7月13日一部改定) │党紹介│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)

上記の(3)、(イ)に全ての軍事同盟解消、軍事同盟のない世界を目指すと出ています。

日本在住のウクライナ人、ダリアさんがロシア人に訴えています。

 以下で、日本在住のお若いウクライナ女性、ダリアさんがロシア人に訴えています。

Что сейчас происходит в Украине ー ウクライナに今、起きていること【日本語字幕付】 - YouTube

ロシア人の方々に、上記を是非見ていただきたい。

私は学生時代に、ロシア語を第二外国語として選択しました。

もう四十年以上前です。早大には当時、語学研究所という組織がありました。

多少の授業料を支払えば、講義の他にそこでロシア語の授業も受ける事が出来ました。

語学研究所ではロシア人の先生も教鞭をとっておられました。

四十年前に私にロシア語を教えて下さった先生方の中には、お亡くなりの方もいますが、お元気な方もいるはずです。

その先生方が、ウクライナの非ナチ化とやらに賛成しているなど到底考えられません。故野村タチアーナ先生は、モルダビア出身と記憶しています。

故野村タチアーナ先生、故五味勝義先生なら、プーチンを満身の怒りを込めて批判なさるでしょう。

四十年前の私は、「百万本のバラ」や「モスクワ郊外の夕べ」「カチューシャ」などを口ずさんで、ロシア語を勉強しました。

今でも、youtubeで時折聴いています。

残念ですが、プーチンを支えてきたのはロシア人です。多くのロシア人の精神世界には、強力な独裁者を求めるものがあるのでしょう。



2022年4月18日月曜日

志位さん、米軍は欧州とアジアから出ていけ、で中朝露と共闘してください―日本共産党の平和理論なら、中朝露は大局的には平和勢力ー

 日本共産党の平和理論はレーニンの帝国主義論に依拠しています。レーニンの見地なら、金融資本、多国籍企業が戦争を起こすことになります。

米国は世界の帝国主義であり、最大の戦争国家です。米国が世界の核軍拡競争の根源です。

そこで日本共産党は、米国が中心となっている軍事同盟を無くし、米軍を世界各地から撤退させることが世界平和に最大の貢献となると考えています。

この見地は、中朝露のそれと同じです。

日本共産党はNATO解体でプーチンと、アジアから米軍は出ていけで中朝と共闘できる

従って日本共産党はNATO解体でプーチンと共闘できます。

日本共産党はアジアから米軍は出ていけ、で中国共産党、朝鮮労働党、韓国左翼と共闘できます。

志位さんはアセアンにならい、北東アジアでも平和共存の枠組みを作るべきと繰り返し主張しています。

米軍は欧州とアジアから出ていけ、で日本共産党はプーチン、習近平、金正恩と完全に一致しています。

日本共産党の平和理論が中朝露のそれと基本的に同じである事について、最近は以下で指摘しました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん、敵基地攻撃能力保有は敵基地、敵中枢攻撃ではありませんー能力保有と攻撃実行は異なるー (blueribbonasiya.blogspot.com) 

志位さんが力説する平和共存の枠組み、とは欧州とアジアから米軍は出ていけ、自衛隊を解散せよという声を中朝露と共に上げていく枠組み、なのです。

日本共産党は、中朝露を大局的には平和勢力とみなしていると考えられます。

山添拓議員は、軍事力による平和は幻想だと強調しています。下記です。


山添拓議員は中朝露を大局的には平和勢力とみなしているから、一刻でも早く自衛隊解散、日米安保廃棄を実現すれば中朝露は感動し、核兵器を廃絶すると見込んでいるのでしょう。

志位さん、米軍は欧州とアジアから出ていけ、で中朝露と共闘してください。

第八回大会の頃の日本共産党は、ソ連を世界平和の砦と宣伝していました。

志位さんは宮本顕治さんの革命理論から、沢山学んだのではないですか。宮本顕治さんの平和理論なら、中朝露は覇権主義だが、大局的には平和勢力です。

上田耕一郎さんの「マルクス主義と平和運動」(昭和40年大月書店刊行)を若い日本共産党員の皆さんに読んでいただきたいですね。











2022年4月17日日曜日

志位さんはNATOの現状維持容認ですかーNATOの東方拡大反対なら、NATOの現状維持は容認かー

 志位さんは、NATOの現状維持なら容認しているのかもしれません。以下にそんな記述があります。

志位さんによれば、軍事同盟は軍事対軍事の対抗と悪循環を目指すので、日本共産党は軍事同盟のない世界を目指しています。

この立場から日本共産党は、NATOの東方拡大や域外派兵に反対してきたそうです。

それなら、軍事同盟のない世界を目指しているが当面、NATOの現状維持はやむをえないと志位さんは考えていそうですね。


志位さんは第一次世界大戦時に祖国防衛戦争を擁護した社会民主主義と同じなのか

繰り返しですがNATOの現状維持容認なら、志位さんは昔のイタリア共産党と同じです。

宮本顕治さんによれば、軍事力均衡の立場からNATOを容認するようになったイタリア共産党は、第一次大戦の時に祖国防衛を唱えて戦争を擁護した社会民主主義の流れと同じです。

日本共産党がNATOの東方拡大反対なら、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟断固反対と主張するべきですね。少し前に私はそう論じました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さん、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対ですねーNATO容認は第一次大戦で戦争を支持した社会民主主義の流れと宮本顕治さんが昔主張ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんが第十九回大会での宮本顕治さんの発言を知らないはずがありません。





NATO現状容認と思しき志位さんの発言は、以下に掲載されています。

参議院選挙勝利・全国総決起集会/志位委員長の幹部会報告 (jcp.or.jp)

日本共産党に長く勤務している職員なら第十九回大会決定を覚えている

松竹伸幸さん、鈴木元さんなら志位さんのこの発言をあれ、変だなと思うはずですが。

日本共産党に長くお勤めで、宮本顕治さんの頃の大会決定を一生懸命読んだ経験のある職員の方もそう感じるはずです。

どういうわけか、志位さんは昔の大会決定や重要論文を一般党員に見せたくないようです。

志位さんが第十九回大会決定には問題があると感じているなら、そのように中央委員会総会や大会で発言し、第十九回大会決定の破棄を主張すべきではないですか。

日本共産党議員、職員が大会決定のどこかに問題があると感じ、その廃棄をインターネットで訴えたら厄介な事になるはずです。

日本共産党議員、職員が志位さんに路線転換の提案をするのは難しいのでしょうね。



2022年4月16日土曜日

宮本顕治さんは軍事ブロックが戦争を起こすと考え、軍事力均衡論に依拠してNATOを擁護したイタリア共産党を徹底批判した

 若い日本共産党員は、宮本顕治さんの論文や、宮本顕治さんが最高指導者だった時期の日本共産党の大会決定を殆ど読んでいないようです。

上記の話を、宮本顕治さんは第十九回大会冒頭発言で行っています(平成2年7月)。

この件については、以下で説明しました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 2月 2022 (blueribbonasiya.blogspot.com) 

繰り返しですが、宮本顕治さんのこの見地なら、NATO解体を主張しない欧州左翼は第一次世界大戦のときに祖国防衛を叫んだ社会民主主義政党と同じです。

志位さんは、NATO解体を叫ぶ欧州左翼やプーチンと連帯し、欧州で平和を維持する枠組み、ロシアとの間でどんな問題が起きても話し合いで解決する平和の枠組みを作ろう、と主張すべきです。

北欧、東欧諸国がそんな枠組みができたらNATOから脱退するというなら、プーチンは直ちにその類の枠組み作りに合意するでしょう。

プーチンと日本共産党の目指す欧州は、NATOなき欧州、米軍と無縁の欧州という点で完全に一致しています。

日本共産党は憲法九条を生かした平和の枠組みとやらの結成を主張しています。

私見では欧州で平和を維持する枠組み、とやらで真剣な話し合い、が行われている時、ロシア軍はNATOから脱退した北欧、東欧諸国に侵略しうる。

中朝露は虚偽宣伝を重視

外務省に平和の枠組み、とやらで真剣な議論をさせればNATOや日米安保がなくなるのなら、プーチン、習近平、金正恩はそれぞれの外務省に平和の枠組み、とやらで真剣な話し合いをさせておけばよい。

話し合いの結果、合意が形成されても相手国が合意を破った事にして侵略する。中朝露ならそれを断行しうる。

中朝露はロシアはウクライナ侵略などやっていない、香港では一国二制度が遵守されている、日本人拉致問題など存在しない、金日成、金正日、金正恩は絶世の偉人だというような虚偽宣伝を連日実施しています。

日本共産党は、中朝露が日米安保廃棄、NATO解体を目指していることから、中朝露を大局的には平和勢力とみなしていると考えられます。

日本共産党は中朝露が覇権主義だ、と批判しますが、戦争国家だという批判はしない。中朝露は戦争国家論が広まると、日米軍事同盟強化論が説得力を増すから厄介だという判断なのでしょう。




2022年4月15日金曜日

若い日本共産党員の皆さんは、第八回大会決定や宮本顕治さんの昔の論文を読みましょうー志位さんも「新綱領教室」で第八回大会の意義を強調-

 温故知新、という語があります。古きを温ねて新しきことを知る。

この語を45年くらい前に、高校の漢文の授業で習いました。「論語」に出ていたかと思います。

若い日本共産党員、民青同盟員の方々はこの語を御存知でしょうか。

私は少し前にも、若い日本共産党員が日本共産党の昔の文献を全くと言って良いほど、読んでいないことを指摘しました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 若い日本共産党員は、昔の日本共産党(国際共産党日本支部)について何も知らないーたつみコータローさんの呟きより思うー (blueribbonasiya.blogspot.com) 

若い日本共産党議員のtwitterを散見すると、改めてそう感じます。

味口としゆきさん(神戸市議)ら若い日本共産党議員は、第八回大会決定や昔の宮本顕治さんの論考を読んでいないように思えます。




中野顕さん(日本共産党新宿)は、日本共産党を批判するなら事実に基づいて行うべきであると訴えています。賛成です。


日本共産党の理論と政策、歴史について論じるためには、日本共産党の文献をしっかり読むことが大事です。

志位さんが、第八回大会決定や宮本顕治さんの昔の論文、演説文や昔の赤旗主張などを日本共産党のHPに掲載してくれたら良いのですが。

以下はどれも、大切な文献と考えます。共産主義を地上に建設するソ連共産党大会の偉業、という赤旗主張は当時の日本共産党のソ連盲信を示しています。

昔の日本共産党は、ソ連だけでなく朝鮮労働党も礼賛しました。

宮本顕治さんが朝鮮労働党第四回大会に参加して行った挨拶や、昭和34年に出した日朝両党声明も貴重な文献です。




松竹伸幸さん、鈴木元さんなら日朝両党声明を御存知かもしれません。北朝鮮への帰国運動が行われたのは、第八回大会より少し前です。

昭和30年まで在日の共産主義者は日本共産党員でした。

日本共産党と在日本朝鮮人総連合会の宣伝を信じて北朝鮮に渡った元在日朝鮮人と日本人妻らを、強制収容所、公開処刑、餓死などの過酷な運命が待っていたのです。

志位さんは「新綱領教室」で第八回大会の意義を強調しています。日本共産党員なら、この頃の日本共産党の文献をしっかり読むべきです。



2022年4月14日木曜日

志位さん、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対ですねーNATO容認は第一次大戦で戦争を支持した社会民主主義の流れと宮本顕治さんが昔主張ー

 報道によれば、長年中立国だったフィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟を徐々に進めています。ロシアはこれに強く反発し、核をバルト海に配備する構えを見せています。

ところで少し前に志位さんは、日本共産党はNATOの東方拡大に反対してきたと呟きました。



志位さんはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟の動きが表面化するより前にこのようにつぶやきました。

当然ですが、日本共産党は、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対なのでしょう。

これはNATOの東方拡大そのものですから。

宮本顕治さんはNATO容認のイタリア共産党を強く批判

ところで、志位さんは覚えていると思いますが、宮本顕治さんは平成2年の第十八回大会でNATOを容認したイタリア共産党を強く批判しました。以下です。




宮本顕治さんによれば、NATO容認は軍事同盟容認ですから、第一次大戦のときに帝国主義戦争を容認した社会民主主義の立場がイタリア共産党に温存されています。

日米安保と同様にNATOは解体されるべきだ、とこの頃の日本共産党は考えていたのです。

NATOの東方拡大は反対だが、軍事力均衡のため現状維持は良いという話ではない。それならイタリア共産党と同じです。

北欧諸国は憲法九条を採用し、ASEANのようにロシアと平和の枠組みを作るべきなのか

志位さんはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対のはずです。

志位さんはフィンランドとスウェーデンが憲法九条を採用し、ロシアとどんな紛争でも話し合いで解決する平和の枠組みをつくるべきだと考えているのでしょうね。

北欧にもASEANのような仕組みを作るため、北欧諸国がまずは軍隊を解散すべきという話になるはずです。

北欧諸国の国民が不安だというなら、大幅軍縮を実施してロシアと平和の枠組みをつくるべきと志位さんは考えているのでしょう。

フィンランドとスウェーデンのNATO加盟断固反対、軍事ブロックであるNATOは解体すべきという点で日本共産党はプーチンと完全に一致しています。

日本共産党が政権に参加したら、中朝露は本当に嬉しいでしょうね。アジアから米軍は出ていけ、が現実になりえる。

日本攻撃に絶好の機会到来です。憲法九条は中朝露によるミサイル攻撃の際、輝くのでしょうか。

2022年4月13日水曜日

志位さん、敵基地攻撃能力保有は敵基地、敵中枢攻撃ではありませんー能力保有と攻撃実行は異なるー

 志位さんによれば、自衛隊が敵基地攻撃能力を保有すると敵に対する先制攻撃になります。以下です。

山添拓議員も同様の主張をしています。以下です。


山添拓議員は、敵基地攻撃能力とは先制攻撃であると断言しています。攻撃能力を持っているだけで攻撃になるはずがありません。

この件、川田忠明さん(日本共産党本部で平和問題を長く担当)が少し前に「前衛」に掲載した論考で同様の主張をしていたので、ブログで取り上げました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 川田忠明さん(日本共産党本部の平和運動局長)は、日本の敵基地攻撃能力保有が国際法に反する無法な先制攻撃と主張(「憲法九条を生かした安全保障を考える」川田さんの「前衛」掲載論考より) (blueribbonasiya.blogspot.com) 

日本共産党は長年、今にも戦争が始まると扇動してきました。

長い間、戦争だ、戦争だと扇動宣伝をしていると、自民党が何をやっても戦争が始まると思えてしまうのでしょうね。

日本共産党は今が曲がり角だ、戦争と平和の分かれ目だという扇動宣伝もずっと行っています。

20数年前の周辺事態法のときも、戦争法だ、曲がり角だと扇動宣伝をしていました。

日本共産党本部にお勤めの吉岡正史さんも、敵基地攻撃能力は先制攻撃だと扇動宣伝をしています。



私見では英仏印は核兵器と、敵基地攻撃能力を保有しています。日本共産党員には、英仏印は既にどこかの国に侵略をしていると見えている。

英仏印が一体どの国に侵略戦争をしているというのでしょう。

一般に、共産主義運動では指導者が~だと言い出すと、共産党員は皆、それに追随する。指導者の宣伝が真実か否かを、検討する思考習慣がない。

異様な集団です。

日本共産党の平和理論では、中朝露は大局的には平和勢力である

こんな方々が、政権に参加したら防衛費は大幅削減されてしまう。

中朝露が日本にミサイル攻撃を断行しても、防衛費を大幅削減され弱体化した自衛隊には何の反撃もできない可能性が高い。

日本共産党は、アジアから米軍は出ていけ、で中朝と完全に一致しています。NATO解体が必要という点ではプーチンと完全に一致しています。

自衛隊を徹底的に弱体化させるべきという点では中朝露と完全に一致しています。

日本共産党の平和理論なら、中朝露は大局的には平和勢力です。志位さん、いかがですか。



2022年4月10日日曜日

続々・鈴木元「ポスト資本主義のために マルクスを乗り越える」(かもがわ出版)より思うー鈴木元さんは、マルクスの資本主義的搾取制度廃止論には無理があるとみるー

 鈴木元さんは昭和35年の安保闘争に、高校一年生で参加したそうです(同書p1)。60年以上、共産主義運動に参加されてきた方です。

そんな方が、この本の「はじめに」でマルクスが説いた共産主義理論の放棄を訴えています(同書pp10ー11)。

鈴木元さんによれば、マルクスの共産主義理論の主要命題は次の三つです。

①国家権力を労働者階級が掌握し、その力で生産手段の資本主義的所有を改め公有化し搾取を無くす。

②国家による計画経済によって無駄を省き、生産力を高め国民を豊かにする.

③そして階級と国家を廃止する。

以下、「はじめに」にある鈴木元さんの主張を簡単に紹介します。

生産手段の資本主義的私有を廃止する事は無理がある(同書p11)

マルクス・レーニン主義を導きの糸としたソ連は崩壊し、資本主義国家となった。

中国は資本主義制度を導入したことにより躍進した。

いずれでも階級は復活し、国家が肥大化し抑圧体制が強化された。

マルクスの共産主義社会理論はキリスト教の千年王国やヘーゲルの自由の王国と同様の観念的最終理想社会論、空想的ユートピア論である。

日本共産党はマルクスが説いた共産主義社会論を目標とすべきではない。

生産手段の資本主義的私有を無くす、階級を無くし国家を廃止するのは無理がある。

計画経済による資源の効率的配分が実現不可能なら、労働時間の短縮などできない

私見では、鈴木元さんがまとめたマルクス理論の主要三命題のうち、①が最重要命題です。

①が実現できないなら、②③が実現できるはずがない。

生産手段の公有化で搾取を無くすとは、ソ連型の計画経済そのものです。

計画経済により、財が人々の必要に応じて配分されるから労働者は余計な労働をしなくてもよくなり、労働時間が短縮されるという話になっていました。

今でも志位さんは、社会主義になれば労働時間が短縮できると宣伝しています。

現実には、そんな計画経済は実現不可能でした。

市場経済なら、株式会社と金融資産市場が存在するから搾取制度を廃止できない

市場経済では、株式会社が存在します。株主は利潤の一部を配当所得として得ますから、搾取者です。

資本主義的搾取制度を廃止するなら、株式会社制度を廃止せねばならない。株式会社なき市場経済では、江戸時代の江戸や大阪のような水準の市場経済になってしまいます。

日本共産党を支持するマルクス主義経済学者は、株式会社制度を廃止して現代経済が存続できると本気で考えているのでしょうか。

株式会社制度を廃止したら、日経平均株価暴落どころか日本で株式会社がなくなるのですから、殆どの会社は倒産します。大量失業です。

金融資産市場が存在すれば、利子所得や金融資産価格の値上がりによる所得が存在します。これらも搾取です。

金融資産市場を廃止したら、金融機関は全部倒産します。

生産手段の社会化、など空理空論でしかないのです。

ソ連の崩壊、中国の躍進はマルクス・レーニン主義の破綻

不破さん、志位さんと異なり鈴木元さんは、ソ連の崩壊をマルクス・レーニン主義の破綻であると示唆しています(同書p10)。

鈴木元さんなら、宮本顕治さんの「日本革命の展望」や昔の論文に出ているソ連礼賛を良く御存知なのでしょう。

鈴木元さんがそれでも社会主義を目指すならば、マルクス、エンゲルスの社会主義論を最も早くから批判していたベルンシュタインの社会主義論を再評価すべきではないでしょうか。




続・鈴木元「ポスト資本主義のために マルクスを乗り越える」(かもがわ出版)を読みましたー労働者階級は祖国を持ちますよー

 鈴木元さんは、長年共産主義運動に参加なさってきた経験と研究に基づき、日本共産党と同党支援者、社会主義を資本主義後の体制として考える方々にこの本で沢山の問題提起をしています。

私はそういう方々に該当しないのですが、鈴木元さんの問題提起には共鳴できる点が少なからずありました。

この本の第一部第二章「第二インターナショナルの創立と崩壊」の3「独占資本、『帝国主義』の成立」で鈴木元さんは興味深い指摘をしています。

第一次大戦が勃発すると欧州各国の社会民主主義政党は自国政府の戦争政策を支持し、第二インターナショナルが崩壊した事の評価を難しいとという点です(同書p55)。

戦争で自国政府が敗北すれば、外国軍により市民とその家族が殺害されるからです。

レーニン主義は欧州諸国の国民感情にはなじまなかった

レーニンが唱えた「帝国主義戦争を内乱に転化せよ」という方針は、欧州諸国の国民感情になじまないと指摘しています。

私見では、これは当然です。内乱は戦争ですから。

鈴木元さんはロシアでレーニンの方針が労働者、農民、兵士に支持され革命が実現した理由として、ロマノフ王朝が、清朝と同様の国民と無縁の封建的絶対王朝だったことを挙げています(同書p66)。

ロマノフ王朝と大日本帝国やドイツ帝国との戦争、清朝の英国や大日本帝国との戦争は日本の戦国時代の戦国大名同士の戦争と同じで、国民にとって戦争の勝ち負けは関係ないとあります(同書p66)。

そうでしょうか。

歴史にもしも、ですが日露戦争で帝政ロシアが勝利していたら、帝政ロシアが満州から朝鮮半島を支配下においたでしょう。

欧州から極東まで、膨大な領土から地下資源だけでなく、交易による利益を得ることができたでしょう。

この利益は、重化学工業化と軍事大国化の原資になったでしょう。

重化学工業化ができれば、レーニンが指摘した労働貴族が形成される。農奴に近い状態だった農民が労働貴族になれたという事です。

農奴に近い農民よりは、都会の工場で働く労働者の方が良い暮らしをしていると考えます。

優れた戦国大名は領土の外に進出し、領土が戦火に包まれることを避けた

帝政ロシアと対決した大日本帝国やドイツ帝国の労働者から見れば、帝政ロシアに負けたら支配下におかれ、奴隷のごとき身分に落とされた可能性がある。

それを避けるためには、本土でない地域で戦争を行い、自国が戦火に包まれることを避けねばならない。

これは戦国大名でも同様でした。領国の統治体制を確立できたら、領国外に進出して、支配地域を広めねば戦国大名としての地位は危うかった。

統治体制が不十分でも、可能な限り外に進出し、領地の外で戦争をすれば自国は戦火に包まれません。

上杉謙信はそんな見地から、信濃と関東諸国で戦争を実施したと考えます。

上杉謙信は秋の収穫後に関東に出兵し、関東で略奪行為を行ったので上杉軍の兵士は潤ったという研究を読んだ記憶があります。書名を忘れました。思い出したら記します。

ベルンシュタインは労働者にも祖国があると主張

戦国大名を想定しているわけではないですが、ベルンシュタインは「社会主義の諸前提と社会民主主義の任務」(佐藤昌盛訳、ダイヤモンド社)の第四章「社会民主党の任務と可能性」で同様の主張をしています(同書p214)。

ベルンシュタインによれば、人口中の圧倒的大部分が政治的意思を欠く、無知な農民で構成されている国は隣国にとって危険です。

ベルンシュタインはロシアの危険性を指摘していたのです。

この場合、戦争をできる限り速やかに敵の国土に持ち込んで、そこで戦闘を行うべきと主張しています。

自国内での戦闘とはすでに半ば敗北だからだとベルンシュタインは指摘しています。

この見地から、第二インターナショナルの指導者らは戦争に賛成したのではないでしょうか。

帝政ロシアの危険性を、欧州諸国と第二インターナショナル指導者は認識していたと考えられます。

さらにベルンシュタインは、労働者が国家、地方自治体などで権利を持つ選挙人である事を指摘しています。

労働者は国民の共有財産の共有者であり、その子弟が共同社会によって教育され、その健康が共同社会によって守られ、損害は共同社会によって保証されます。

そこで労働者は祖国と持つ、とベルンシュタインは断言しています。

ベルンシュタインの見地は、日露戦争での大日本帝国の勝利により日本の労働者、庶民の命と暮らしが守られたという結論になりますから、日本共産党員と同党支援者には受け入れがたいでしょうね。

大日本帝国で内乱を起こしたら、庶民の家屋が戦火に包まれてしまいませんか。内乱は内戦、戦争ですよ。

ソ連から資金と拳銃を受取り、内乱を策した昔の日本共産党員の逮捕、投獄は当然です。

封建的絶対王朝が得る利益は、庶民と無関係なのか

ロシア革命前のロマノフ王朝が封建的絶対王朝だったかについても、検討すべきと考えます。

第一次大戦の頃は農奴解放がなされてから、五〇数年過ぎていました。ニコライ2世が絶対的専制君主だったとは思えません。

絶対的専制君主だったとしても、一家全員を処刑して良いでしょうか。

レーニンの革命理論に依拠してボリシェヴィキが信じられないような野蛮行為を各地で繰り広げたから、内戦が激化したのです。

そもそも、封建的絶対王朝が何らかの形で利益を得たとき、その利益は庶民とは無関係なのでしょうか。

王家と貴族内でその利益を消費してしまえば、庶民に関係なさそうですが、消費する財が庶民により生産されるなら、国内での需要増加となります。

市場経済がある程度できていれば、需要増により生産、供給が増え、その一部は庶民の所得増加となると考えられます。

市場経済など存在しない奴隷制の経済社会なら、奴隷に君主の得た利益が配分されるとは考えにくい。しかし完全な奴隷制は存在ないでしょう。

奴隷にも上下関係があります。奴隷の労働意欲を向上させるためには、主人は奴隷に誘因を与えねばなりません。

絶対的封建王朝でも、庶民が完全な奴隷だったわけではない。この件、またの機会に論じます。




今のウクライナの庶民の暮らしを知らせるyoutubeですーArina Ukraine Channel-

 今のウクライナで、庶民はどんな暮らしをしているのでしょうか。以下で、Arinaさんというウクライナ女性が発信しています。

【ウクライナ情勢】今何が起こってる? - YouTube 

2月24日まで、普通の暮らしをしていた方々がこんなことになったのかと思うと、胸が詰まります。ウクライナ軍がロシア軍を撃退する以外、解決策はありません。

停戦協定が成立しても、プーチンがそれを守る可能性は低い。ウクライナ東部の支配を完了した後、ウクライナが停戦協定を破ったことにするでしょう。

とんでもないことですが、長期戦になる可能性が有ります。

Slava Ukuraini !(Glory to Ukraine ! ウクライナに栄光あれ)。

鈴木元「ポスト資本主義のために マルクスを乗り越える」(かもがわ出版)をざっと読みました。

社会主義の理論と現状について、共産主義運動に長年身を投じてきた方が多角的に論じている本です。

著者の 鈴木元さんは、京都の日本共産党職員、かもがわ出版編集長代理、立命館大学など様々な職場で活躍された方です。

松竹伸幸さんによれば、鈴木元さんは現在も日本共産党の支援者です。

長年の日本共産党員なのでしょうが、どういうわけか「赤旗」はこの本の広告掲載を拒否したそうです。

「赤旗」はこの広告まで掲載拒否ですか | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp) 

松竹伸幸さんはこの本の第五部第四章「変革主体について、大衆運動・政党のあり方についての探求」のところが問題だ、と日本共産党本部が判断したのではと推測しています。

日本共産党の幹部会委員長は宮本顕治さん、不破さんの推薦で就任してきた

この本のp307では、志位さんが総選挙総括に関するマスコミの質問に対し「わが党は、方針が間違っていなければ辞任するという方針はない」と答えたという報道について、そんな方針はどこで決められたのか、決めているなら不遜で無責任な態度だと批判しています。

鈴木元さんは、日本共産党の幹部会委員長はさかのぼれば不破さん、さらに宮本顕治さんの推薦で就任していると断言しています。

p304では、党首を含めた指導部の任期制、定年制、党員による直接選挙の必要性を訴えています。

この点では、萩原遼さんの訴え(「朝鮮と私 旅のノート」文春文庫の第五章)と同じです。

萩原遼さんはこの訴えをした5、6年後に除籍されました。

同様の訴えをしている鈴木元さんや松竹伸幸さんは萩原さんについて言及しにくいのかもしれません。

鈴木元さん、松竹伸幸さんは、萩原遼さんの訴えについて言及をしていません。

日本共産党員、在日本朝鮮人総連合会関係者は「反党分子」「民族反逆者」というレッテルを恐れる

日本共産党、共産主義運動には共産党とその指導者を批判する人を「反党分子」「人民の敵」「民族反逆者」「走資派」「祖国分離主義者」「富農」などという憎しみを込めた語で把握し、社会から隔離するよう仕向ける習慣があります。

私見では、共産主義運動に長く参加した方はこのレッテルを貼られることをひどく恐れてしまい、指導部への強い批判ができなくなる傾向があります。

日本共産党の職員がインターネットなどで志位さんを批判したら除名、解雇されてしまいます。

日本共産党職員を辞めた方なら、解雇されませんから多少の批判はできるようです。松竹伸幸さんや鈴木元さんの批判はそれを示しています。

旧ソ連や今の中国、北朝鮮と異なり、今の日本には政治犯収容所はありません。

日本共産党を批判しても、日本共産党員が形成している小社会から脱退させられるだけです。

在日本朝鮮人総連合会から、民族反逆者と言われてもどうということはありません。

資本主義的搾取制度の廃止、日本革命も世界革命などありえない。チュチェ革命偉業などとんでもない迷惑です。

鈴木元さん、松竹伸幸さんには、朝鮮労働党の革命路線について論じて頂きたいですね。昔の日朝両党は、兄弟のような関係にありました。

鈴木元さんならこれを御存知と思えるのですが。日朝両党の共同声明は、昔の日朝両党の関係を示す貴重な文献です。

日本革命、世界革命などありえないという点については、改めて論じます。



2022年4月8日金曜日

志位さんの自衛隊活用論は、昔の社会党の自衛隊違憲・合法論と同じだー敵基地攻撃能力保有と敵基地攻撃は違う事が、日本共産党員にはわからないー

 もう四十年くらい前ですが、石橋政嗣社会党委員長は自衛隊の違憲・合法論を提起しました。

私は法律学の門外漢なので確かな事は言えないのですが、小林直樹東大教授(当時)の見解を参考にしたものでした。

自衛隊は違憲だが、自衛隊法により合法的な存在であるという内容です。

私見では志位さん、日本共産党による自衛隊活用論は、昔の社会党の自衛隊違憲・合法論と同じです。

日本共産党は自衛隊を違憲と考えているが、急迫不正の主権侵害時には自衛隊法に基づき、防衛出動を認めるという話ですから。



日本共産党本部に長くお勤めだった松竹伸幸さんによれば、現在の日本共産党は自衛隊活用論というより、絶対平和主義の立場になっています。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党は絶対平和主義の立場から日米安保と自衛隊を否定しているー松竹伸幸さんがブログでこう主張ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんは第二十回大会決定を廃棄するべきだ

私見では殆どの日本共産党員は、第二十回大会決定に依拠し、軍事力による平和などありえない、可能な限り早く自衛隊解散、日米安保廃棄を実現すべきと考えています。

志位さんが自衛隊活用論を説くなら、第二十回大会決定を廃棄するべきです。

第二十回大会決定は、急迫不正の主権侵害時に警察と自主的自警組織で対応すると主張しています。


山添拓議員はなぜ、ウクライナ軍解散を主張しないのか

山添拓議員は、軍事力による平和は幻想だと断言しています。山添拓議員は、絶対平和主義の方ですね。



山添拓議員は、ロシア軍と連日戦っているウクライナ軍を一刻も早く解散するべきと考えているのでしょう。

軍事力による平和が幻想なら、ウクライナ軍がロシア軍に反撃するのは幻想を振りまく愚行だ、という結論しか出ないはずです。

山添拓議員は、ウクライナ大使にウクライナ軍解散を訴えるべきではないですか。ロシア大使にロシア軍解散も訴えるべきです。

吉岡正史さん(日本共産党本部)によれば、核を持って敵基地攻撃能力を持つことは先制攻撃ですから、ロシアによるウクライナ侵略と同じです。


米英仏印は核兵器と敵基地攻撃能力を持っています。

従って日本共産党は、既に米英仏印はウクライナ侵略と同様の侵略戦争をどこかで断行していると考えているのでしょう。

日本共産党員には、敵基地攻撃能力を持つ事と敵基地を攻撃する事の区別がつかない。攻撃能力保有と実際の攻撃は全く異なることが、日本共産党員にはわからない。

日本が巡航ミサイル、弾道ミサイルを大量保有したら、日本共産党は日本政府が中朝露を先制攻撃したと大騒ぎしそうですね。







2022年4月4日月曜日

金正男さんは、朝鮮労働党によりマレーシアの空港で化学兵器(VXガス)により殺されたー金正恩が化学兵器テロ指令を出したー

 もう五年前になりますが、金正男さん(金正日の長男)は、マレーシアの空港でVXガスにより殺されました。以下は朝日新聞記事です。

金正男暗殺を追う - 第2部:歴史変えた「うっかり」:朝日新聞デジタル (asahi.com) 

金正男さんにVXガス(神経猛毒財)を散布したのは、ベトナムとインドネシア女性ですが、彼女らは朝鮮労働党工作員により日本のドッキリ番組の撮影だと騙されていました。

金正日の長男殺害指令を朝鮮労働党のどこかの部署に指令できるのは、金正恩以外ありえません。

これを証明する文献資料など、入手できるはずもありませんが。大韓航空機爆破は、金正日の承認により断行されました。

朝鮮労働党は生物化学兵器を大量保有している

朝鮮労働党は生物化学兵器を大量保有していると考えられます。

VXガスですが、27年ぐらい前に某真理教が殺人に使いませんでしたか。

VXガスという化学兵器を作るためにどんな材料と施設が必要なのか、これを搭載したミサイルが都市に着弾したとき、どの程度の被害が出るのか私にはわかりません。

ガスですから、すぐに大気中に拡散してしまう可能性はないのでしょうか。とにかく沢山のミサイルを大都市に着弾させれば、相応の被害が出るのでしょう。

台湾有事の際、朝鮮労働党の在日非公開組織は生物化学兵器テロを断行しうる

朝鮮労働党の在日非公開組織に毒ガス散布指令を出して、日本社会を大混乱させる可能性もあります。

中国共産党が台湾攻撃を実行するとき、朝鮮労働党が日本に生物化学兵器テロを実行する可能性があります。中国共産党と朝鮮労働党は戦時には団結します。

自衛隊も使う那覇空港もテロの対象となりうる。自衛隊機を発進させないようにするためです。

金正恩がミサイル実験と称して日本の領土、領海に生物化学兵器を搭載したミサイルを着弾させ、相当な被害が出たとき、日本政府はどうするべきでしょうか。

朝鮮労働党在日非公開組織により、生物化学兵器テロが断行されたとき、日本政府はどうするべきでしょうか。

この件、国会や地方議会で徹底議論していただきたいものです。

金正恩の居住区域空爆は可能

私見では、金正恩の居住区域、例えば十数か所あると言われる招待所とやらを戦闘機で空爆するべきです。

空中給油機がありますから、空爆は可能と考えます。

これを閣議で決定し、各国語でインターネットに出しておけば良い。

金輿正さんはインターネットをよく見ているようですから、すぐに見るでしょう。最高尊厳とやらに、報告して頂きたいですね。

2022年4月3日日曜日

若い日本共産党員は、昔の日本共産党(国際共産党日本支部)について何も知らないーたつみコータローさんの呟きより思うー

 日本共産党本部のHPには、宮本顕治さんが主導した時期の大会決定や重要文献が掲載されていません。

探しましたが、以下しか出てきませんでした。党大会・中央委員会総会|党紹介│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp) 

志位さんは、昔の大会決定や重要文献、例えば宮本顕治さんの「日本革命の展望」、岡本博之・小林栄三「科学的社会主義」(新日本出版社)、32年テーゼなどを内緒にしたいのでしょう。

第八回大会での宮本顕治さんの報告や昔の論文を、若い日本共産党員が読んだら面倒なことになりますから。

宮本顕治さんによれば、ソ連は世界平和の砦です。




この論文が掲載されている昭和34年5月の「前衛」など、大きな図書館に行かなければ入手困難です。

社会主義はソ連邦で完全な最後の勝利をおさめたと、当時の日本共産党員は大まじめに友人に語っていたのでしょうね。

たつみコータローさんは32年テーゼを御存知ですか

若い日本共産党議員、職員のtwitterを散見すると、この方々は昔の日本共産党の文献を一切読んでいないのではないか、と感じます。

たつみコータローさんの次の呟きはその一例です。


たつみコータローさんは、日本共産党がソ連のいいなりにならなかったから、ソ連は日本共産党内のスパイを通じて工作を行ったと述べています。

スパイという語を外国の政府から資金を受け取って、外国の政府の指令に従って行動する方々と定義するなら、昔の日本共産党、国際共産党日本支部はスパイの集団でした。

昔の日本共産党員はソ連のスパイ、工作員の集団ということになります。全員が直接、ソ連共産党から資金を受け取っていたわけではありませんが。

この意味なら徳田球一さん、野坂参三さんは勿論スパイですが、小林多喜二さんや野呂栄太郎さん、宮本顕治さん、蔵原惟人さんも同様にスパイでした。

最近の日本共産党が大宣伝している、伊藤千代子さんもスパイだったことになりますよ。

昔の日本共産党(国際共産党日本支部)はソ連共産党を盲信していた

昔の日本共産党、国際共産党日本支部の皆さんは、ソ連製の革命理論を信奉していましたから、ソ連の指令を忠実に実行する事こそ、平和と民主主義を守ると本気で思い込んでいました。

スターリンの側近だったオットー・クーシネンが中心になって作った32年テーゼを、いまだに日本共産党は高く評価しています。


労働者と農民が武装してプロレタリア赤衛軍を結成し、内乱を起こして議会を解散させ、労働者農民兵士ソビエト結成。物騒なことこの上ない話です。

宮本顕治さんなら、戦後の訪ソ時にクーシネンと会っていそうです。クーシネンはスターリンの死後も、スースロフの上司のような立場にいたはずです。

伊藤千代子さんが立派な共産主義者なら、指導部だった徳田球一さんは偉大な人物のはずだ

伊藤千代子さんは、32年テーゼではなく27年テーゼの時期に活動していました。御本人のところに、27年テーゼが届いていたかどうか、わかりません。

ニコライ・ブハーリンが中心になって27年テーゼを作ったようです。伊藤千代子さんら当時の日本共産党員は、スターリンやブハーリンを心から尊敬していたでしょうね。

この時期にソ連で文学を勉強し、日本に戻ってプロレタリア文学運動の指導者となった蔵原惟人さんを、小林多喜二さんは尊敬していました。

党生活者、の中に蔵原惟人さんと思われる人物が出てきます。

伊藤千代子さんが素晴らしい共産主義者だったというなら、この時期に日本共産党の指導者の一人だった徳田球一さんは本当に素晴らしい方だったという話になりませんか。

徳田球一さんはこの時期、労農党から選挙に出ています。山本宣治さんは当選できましたが、徳田球一さんは落選しました。

同じ時期に同様の事をやったのに、山本宣治さん、伊藤千代子さんは素晴らしい方だったが徳田球一さん、野坂参三さんはスパイで駄目な人間だったという評価は変ですよ。

たつみコータローさん、いかがですか。