報道によれば、長年中立国だったフィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟を徐々に進めています。ロシアはこれに強く反発し、核をバルト海に配備する構えを見せています。
ところで少し前に志位さんは、日本共産党はNATOの東方拡大に反対してきたと呟きました。
志位さんはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟の動きが表面化するより前にこのようにつぶやきました。
当然ですが、日本共産党は、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対なのでしょう。
これはNATOの東方拡大そのものですから。
宮本顕治さんはNATO容認のイタリア共産党を強く批判
ところで、志位さんは覚えていると思いますが、宮本顕治さんは平成2年の第十八回大会でNATOを容認したイタリア共産党を強く批判しました。以下です。
宮本顕治さんによれば、NATO容認は軍事同盟容認ですから、第一次大戦のときに帝国主義戦争を容認した社会民主主義の立場がイタリア共産党に温存されています。
日米安保と同様にNATOは解体されるべきだ、とこの頃の日本共産党は考えていたのです。
NATOの東方拡大は反対だが、軍事力均衡のため現状維持は良いという話ではない。それならイタリア共産党と同じです。
北欧諸国は憲法九条を採用し、ASEANのようにロシアと平和の枠組みを作るべきなのか
志位さんはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟に断固反対のはずです。
志位さんはフィンランドとスウェーデンが憲法九条を採用し、ロシアとどんな紛争でも話し合いで解決する平和の枠組みをつくるべきだと考えているのでしょうね。
北欧にもASEANのような仕組みを作るため、北欧諸国がまずは軍隊を解散すべきという話になるはずです。
北欧諸国の国民が不安だというなら、大幅軍縮を実施してロシアと平和の枠組みをつくるべきと志位さんは考えているのでしょう。
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟断固反対、軍事ブロックであるNATOは解体すべきという点で日本共産党はプーチンと完全に一致しています。
日本共産党が政権に参加したら、中朝露は本当に嬉しいでしょうね。アジアから米軍は出ていけ、が現実になりえる。
日本攻撃に絶好の機会到来です。憲法九条は中朝露によるミサイル攻撃の際、輝くのでしょうか。
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