以下は志位さんのtwitterです。志位さんは、自分の国は自分で守る、とはレトリックであると断言しています。
志位さんの呟きからも明らかなように、日本共産党は日本人が日本国家を守る事に反対します。
志位さんは日本に軍事的脅威などないと日本共産党第22回大会で報告しています(平成12年11月)。
この大会で志位さんは、東アジアに非同盟、非核、紛争の平和的解決など平和と進歩の巨大な流れが広がっていると報告しています。中朝露は平和勢力、という見地です。
この大会決定に依拠し、中朝露がなにをどうやろうと、東アジアには非同盟、非核、紛争の平和的解決など平和と進歩の巨大な流れが広がっていると日本共産党員は確信しています。
日本の周辺国は平和勢力ばかりなのに、日本政府は米国の命令で軍拡を行っているからアジア最大の戦争国家だと日本共産党員は確信しているのです。
志位さんはレーニンに依拠して祖国防衛に反対している
本ブログでは何度か説明してきましたが、志位さんはレーニンの見地から、祖国防衛という考え方に反対していると考えられます。
レーニンは「プロレタリア革命と背教者カウツキー」(レーニン全集第28巻掲載。大月書店刊行、p304-305)という論文で、敵が自分の国に侵入する場合は、自分は社会主義者として祖国を守る権利と義務がある、という見解を小ブルジョア民族主義者の議論であると批判しました。
レーニンによれば、敵がわが国に侵入する場合に私は祖国を守る、という人は自分の「国」しか見ていません。
そういう人はブルジョアジーを最上位におき、戦争を帝国主義戦争にし、自国のブルジョアジーを帝国主義的略奪の鎖の一環にしている国際的連関を考えていません。
日本共産党の指導者は昔から、国際政治の現実を考えないで、マルクスやエンゲルス、レーニンの論考にある命題を現実に適用して社会科学的分析をしているふりをします。
宮本顕治さん、不破さんはソ連や中国、北朝鮮、東欧の現実について、殆ど調べた事がなかったと考えられます。
宮本さんはソ連、不破さんは中国に対する憧憬感を長く持ち続けました。不破さんは中国共産党の対外連絡部の皆さんのお世辞に、簡単に包摂されてしまったようです。
不破さんは最近まで、中国は市場に強い社会主義というレーニンが目指した道を歩んでいると主張していました。
志位さんは中国共産党、朝鮮労働党とロシアの核軍事力についての思考と議論が日本共産党内で広がっていくことを恐れているのでしょうね。
この件、日本共産党内部ではタブーになっていると考えられます。
以下、本ブログに以前書いた関連文章を紹介しておきます。御参考まで。
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