2023年1月2日月曜日

志位さんの主張、一番悪いのは軍事ブロックだ、排他的でなく包摂的な平和の枠組みをつくろう、に中朝露は大賛成しますよー米軍はアジアと欧州から出ていけ論に大賛成ー

 私見では志位さんの新春インタビューの上記の部分は、日本共産党の安全保障政策の中心的主張です。

開始後1時間19分25秒くらいで、志位さんは上記の話をしています。2023新春インタビュー 「戦争か、平和か」 歴史的岐路の年をどうたたかうか - YouTube 

私見では中朝露はこれに大賛成します。日本と韓国から米軍がいなくなれば、習近平と金正恩は大喜びするでしょう。

金正恩なら核攻撃をするぞ、嫌なら韓国軍と自衛隊を直ちに解散せよ、という類の脅迫をしそうです。

日本共産党の平和理論は中朝露の平和理論と完全に一致している

中朝露も一番悪いのは軍事ブロック、すなわち欧州ではNATO、アジアでは米韓同盟と日米同盟だと考えています。

中朝露は軍事ブロックをなくし、米軍をアジアと欧州から追い出して、あらゆる紛争問題を平和的に解決する包摂的な平和の枠組をつくる事にいつでも完全に合意します。

日本と韓国から米軍がいなくなれば中朝露は共謀して台湾と日本、あるいは韓国と日本を攻撃するでしょう。

NATOが解散して欧州から米軍がいなくなるという大変な事態が起きるなら、その時米国はウクライナに一切の軍事支援をしなくなっていることでしょう。

ロシアがウクライナ全土を支配している事でしょう。そうなれば、プーチンはウクライナに隣接する東欧諸国、あるいは北欧諸国のどこかを脅迫し、軍隊の常駐を認めよと言うでしょうね。

プーチンはワルシャワ条約機構を再建したいのです。

東欧諸国、北欧諸国はこれだけはご免でしょうから、NATOから脱退などしないでしょうけれどね。

この程度のことは、国際的な活動を長く担当している緒方靖夫副委員長ならわかりそうなものですが。

中朝露は国際的な合意や共同声明、共同宣言を無視して侵略戦争を始めうる

私はtwitter等で繰り返し指摘していますが、日本共産党の平和理論の中心的命題、軍事同盟が戦争を起こす論は中朝露のそれと完全に一致しています。

従って日本共産党の平和理論では、中朝露は平和勢力なのです。

志位さんのインタビューでも、中朝露が国際的な合意を無視して侵略戦争を始めるかもしれないという話は一切ありません。

中朝露は国際法を遵守すると宣伝して侵略戦争を始めるのです。プーチンによるウクライナ侵攻、72年前の朝鮮戦争はその典型的な例です。

中国共産党の朝鮮戦争への参戦は、大韓民国への侵略です。志位さんは朝鮮戦争の話をできません。

志位さんは中国共産党に、台湾政府と話し合えと要求できない

日本共産党は台湾有事を、米中の覇権争いと把握します。中国共産党が台湾政府を破壊するために、台湾を攻撃する事態だと認める事はできません。

台湾政府は台湾国民が行う選挙で成立しているのですから、台湾国民の代表です。

志位さんは台湾問題の解決は平和的な話し合いで行われるべきだ、と主張しますが、話し合いの主体、誰と誰が話し合うべきかについては記述できません。台湾に対する中国の軍事的威嚇の強化に抗議する│声明・談話・発言│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)

志位さんが中国共産党は台湾政府と話し合え、と主張すると、台湾政府の存在を認める事になります。

これは不破さんが党首として表明した見解を否定する事になりますから、日本共産党議員、職員は台湾政府の存在を認められないのです。


志位さんは台湾問題を解決するために、誰と誰が話し合うべきだと主張できないのですから、話し合いなど成立しなくても構わないと内心では思っているのでしょう。

本ブログでは、日本共産党の平和理論について何度も論じてきました。台湾問題に関連するものは、例えば以下です。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんの、日米による台湾問題への軍事的関与反対論より思うー日本共産党は中国共産党と朝鮮労働党の応援団ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 小池晃書記局長、絶対に戦争を起こさない血のにじむような外交努力を訴えるなら、台湾政府を東アジアの対話と協力の安全保障の仕組みに入れようとなぜ言えないのですかー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんは日本の平和と安全を脅かす国は存在しないと信じているー日本共産党第22回大会に対する中央委員会報告よりー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 以下はウクライナ問題について論じています。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党はロシアとウクライナの戦争の現状について分析できないー志位さんは、日本共産党内で軍事についての思考と議論が広がることを恐れているー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 


2023年1月1日日曜日

志位さんは、中朝を非同盟中立国と見ている(中朝友好協力相互援助条約の第二項を無視)ー志位さんの新春インタビューより。

 日本共産党は、以前から元旦に党首のインタビュー記事を機関紙「赤旗」に掲載し、党員と支援者に読了を勧めます。

過去には、1月3日の「赤旗」に掲載されたこともあったかもしれません。

宮本顕治さんの「日本共産党の立場1 1966~1972」(新日本文庫)を見ると、昭和41年から党首インタビューが始まったようです。

宮本顕治さんが引退した後は不破さん、近年では志位さんのインタビューが掲載されています。以下です。「戦争か、平和か」――歴史的岐路の年をどうたたかうか/新春インタビュー 志位委員長 大いに語る (jcp.or.jp)

2023新春インタビュー 「戦争か、平和か」 歴史的岐路の年をどうたたかうか - YouTube

 志位さんによれば、アジアには軍事ブロックは日米軍事同盟と米韓軍事同盟の二つしかありません。オセアニアの米豪軍事同盟と合わせても三つしかない。

欧州にあるNATOのような多国間の軍事同盟は、アジアでは全て解体し、非同盟・中立が圧倒的な流れになっていると志位さんは主張しています。

2023新春インタビュー 「戦争か、平和か」 歴史的岐路の年をどうたたかうか - YouTube

開始後1時間23分38秒頃に、志位さんはアジアでは軍事同盟は二つだと主張しています。

志位さんは中朝友好相互援助条約があっても中朝を非同盟中立国とみなす

志位さんは、中国共産党(周恩来)と朝鮮労働党(金日成)が昭和36年7月に締結した中朝友好協力相互援助条約を知らないか、これは軍事同盟ではないと判断しています。

軍事同盟、という語を大国が小国に軍事基地を置く関係、と解釈すれば、北朝鮮の領土内に人民解放軍の基地などありませんから、中朝友好協力相互援助条約は軍事同盟ではありません。

しかし、中朝友好協力相互援助条約の第二項には、自動参戦条項とも言うべき次の記述があります。

いずれか一方の締約国が、いずれかの国または同盟国から武力攻撃を受けて、それによって戦争状態に陥ったときは他方の締約国は、直ちに全力で軍事上その他の援助を与える。

これは、集団的自衛権ともいえる記述です。中朝はお互いに集団的自衛権を行使する、と条約で宣言しているのです。実際に中国共産党は、朝鮮戦争に参戦しました。

人民解放軍の基地は北朝鮮にないが、中朝軍事同盟は今日でも存続している、と考えるべきでしょう。

ともあれ、志位さんが中国共産党と朝鮮労働党、中朝を非同盟中立国と見ている事は明らかです。

日本共産党第22大会で志位さんは、東アジアに非同盟、非核、紛争の平和的解決など、平和と進歩の巨大な流れが広がっていると指摘しました。


志位さんにとって中朝は非同盟中立国ですから、平和と進歩の巨大な流れを構成していることになります。

志位さんは、チュチェ思想を大局的には進歩的思想と見ているから、チュチェの核弾頭とやらを量産している朝鮮労働党が平和と進歩の巨大な流れを形成していると評価するのです。

金正恩は核戦力を先制攻撃で使用する

ところで、本日の朝鮮中央通信掲載論考によれば、金正恩は核を先制攻撃用に用いる場合もあるそうです。

核戦力を防御目的でなく使用する場合もある旨、朝鮮中央通信は明記しています(朝鮮労働党中央委員会第八期第六回総会に関する報道)。

金正恩は核爆弾保有量を幾何数的に増やすそうです。

金正恩と朝鮮労働党による核軍拡は、岸田政権がトマホークミサイル保有を決めたからではありません。安保法制とも無関係です。

志位さんが新春インタビューで強調している、安全保障のジレンマなど存在しないのです。

金正恩と朝鮮労働党は、日本と韓国を攻撃、支配するために核軍拡を行ってきたのです。金正恩は、祖父も父もできなかった日本攻撃をやりたいのですよ。

日本共産党、朝鮮労働党を分析するために両党の文献を読みましょう

日本共産党を分析するためには、志位さんの新春インタビューなど日本共産党の文献に依拠する事が大事です。

同様に、朝鮮労働党を分析するなら、朝鮮中央通信などに掲載されている朝鮮労働党の文献に依拠すべきと考えます。

日本共産党を支援する研究者は、朝鮮労働党の文献を読むと厄介だから読まないのでしょうね。

厄介な事、面倒な事は避ける。今の日本共産党全体に、こんな気分が充満しているように私には思えます。

チュチェ思想を信奉する日本共産党員の研究者が沢山いるのかもしれませんが、それなら金正恩と朝鮮労働党の文献を熟読するべきでしょう。






 

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻の原因はNATOの東方拡大、欧州諸国による外交の失敗と見ているー志位さんはプーチンの世界観、戦略を分析できない

 本ブログを訪問して下さる皆様、明けましておめでとうございます。

今年も、北朝鮮に拉致された日本人の奪還のため、中朝露による日本攻撃から日本国家を守るため、私なりに努力する所存です。

昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻には驚きました。少し前から、バイデン大統領がこれがありうると指摘していましたが、まさか、と思っていました。

私は早大の学生だった頃、ロシア語を第二外国語として選択しました。今でも、少しならロシア語の文章を読めます。

ソ連崩壊後、ロシアは多少ましになったと思っていたのですが、大きな間違いでした。ソ連共産党を支えてきた組織、KGBが形を変えて存続していたようですね。

プーチンを支えている組織の一つは、諜報機構らしい。

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻の原因はNATOの東方拡大、欧州諸国の外交の失敗と見ている

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻を口実として、日本と欧州諸国が日米同盟強化、NATO強化と拡大を進めているので平和への大逆流が起きていると主張しています。

志位さんら日本共産党員、左翼人士はロシアが東欧、北欧諸国や日本を攻撃することなどありえないと確信しているのでしょうね。

志位さんら日本共産党員、左翼人士にとって、戦争の根源は軍事同盟です。これはレーニンの帝国主義論に依拠しています。

志位さんはNATOが東方拡大、すなわち旧東欧社会主義諸国がNATOに加盟したことにより、ロシアがウクライナを侵攻することになったと考えていそうですね。

志位さんの新春インタビューに、それらしき部分があります。「戦争か、平和か」――歴史的岐路の年をどうたたかうか/新春インタビュー 志位委員長 大いに語る (jcp.or.jp)

 2023新春インタビュー 「戦争か、平和か」 歴史的岐路の年をどうたたかうか - YouTube

志位さんはインタビュー開始後1時間32分30秒ぐらいで下記のように話しています。

西欧諸国が東欧諸国のNATO加盟を認めたことは、軍事力によってロシアの攻撃を抑止する戦略だから外交の失敗だ、と志位さんは見る

志位さんによれば、欧州には欧州安保協力機構という、ロシアも含めて全ての国を包摂した機構があります。

1999年のこの機構の首脳会議では、欧州における紛争を平和的に解決するという宣言が出されました。

ところが、お互いに敵とみなさないという平和の枠組をつくったにも関わらず、NATOもロシアもそれを横に置き、軍事力によってお互いに相手の攻撃を抑止するという基本戦略を変えなかったから、ロシアによるウクライナ侵攻に帰結したそうです。

ロシアによるウクライナ侵攻の背景には、欧州諸国の外交の失敗があるそうです。

西欧諸国が東欧諸国のNATO加盟を許したことが、軍事力によってロシアの攻撃を抑止するという戦略だから外交の失敗だ、と志位さんは見ているのでしょう。

プーチンはウクライナを自国領と見ているが、ウクライナや他の欧州諸国がプーチンと欧州安保協力機構でじっくり話し合えばプーチンはウクライナ領有を断念したという見方です。

日本共産党員と左翼人は、米国が戦争の根源だという思考にとりつかれています。

NATO諸国がロシアに侵攻する計画を持ち、そのためにウクライナに米軍基地をつくろうとしていたと信じている日本共産党員、左翼人士がいそうです。

志位さんら日本共産党員は、プーチンの世界観、戦略について思考と議論をできない

志位さんら日本共産党員はプーチンがウクライナを自国領と考えているから、ウクライナを侵攻したと見ることができないのです。

プーチンの世界観、戦略は、欧州諸国首脳がプーチンと少し話し合えば変わるものではありえません。

志位さんら日本共産党員はプーチンが東欧諸国やバルト三国、フィンランドをロシアに隷属すべき地域と見ているから、攻撃、侵攻することがありえるなど想像すらできない。

志位さんら日本共産党員の脳裏には、宮本顕治さんのソ連観がまだ残っているのでしょう。宮本顕治さんはソ連は世界平和の強力な砦だ、と日本共産党第八回大会で報告しました。

日本共産党員と左翼人は、ソ連の軍隊を継承したロシアが、戦争国家であると把握できないのです。ロシアも元来は平和勢力だ、と見ているのでしょう。

日本共産党が参加する野党と市民の政権とやらができ、安保法制を廃止して基地のない沖縄、が実現したら中朝露は共謀して日本を攻撃しますよ。



2022年12月31日土曜日

志位さんは、金正恩による核ミサイル攻撃受忍論者であるー日本共産党はミサイル防衛網、トマホークミサイル、敵基地攻撃能力保有に反対だから

 志位さんは、金正恩による核ミサイル攻撃を受忍論者だと考えられます。

人民解放軍、ロシアからの核ミサイル攻撃についても同様ですから、中朝露による核ミサイル攻撃受忍論者です。

日本共産党はミサイル防衛網に反対です。これでは自衛隊は核ミサイル攻撃を防げません。

日本共産党はトマホークミサイル等、敵基地攻撃能力を自衛隊が保有する事にも断固反対です。

日本共産党は戦闘機と空中給油機、対潜哨戒機、護衛艦、イージス艦と潜水艦保有にも反対です。これでは自衛隊は核ミサイル攻撃に一切反撃できません。

核ミサイル攻撃への防衛と反撃に断固反対なのですから、志位さんら日本共産党員は中朝露による核ミサイル攻撃受忍論者です。

志位さんら日本共産党員は、自衛隊員は拳銃やライフル銃で核ミサイルに反撃せよ、と言いたいのでしょうか。

志位さんは中朝露が平和勢力だと確信している

志位さんは「ウクライナ侵略と日本共産党の安全保障論」(日本共産党中央委員会出版局)と題した講演で、軍事対軍事、軍事に対して軍事で構える事に断固反対と強調しています。

志位さんは中朝露は日米安保を批判するので、平和勢力であると確信していますから日米同盟が弱体化したら中朝露が日本を攻撃する事を決して認めません。9条生かした外交で平和をつくりだす/志位委員長 共産党の安全保障論を語る (jcp.or.jp)

日本共産党第22回大会で志位さんは、日本攻撃をする国など存在しえない旨報告しました。

そこで米国と同盟関係にあり軍拡をしている日本がアジアで最大の戦争国家だと日本共産党は見ています。

日本が攻撃されていないのに、米国が軍事行動を始めたら自衛隊が米軍と一緒になって相手国に攻め込む。その結果、日本に戦火を呼び込む事が最大の現実的危険だそうです。

それではどの国に米軍が軍事行動を起こし、自衛隊と一緒に敵基地攻撃で攻め込むと志位さんは考えているのでしょうか。この点について、志位さんは一切説明しません。

台湾有事で米軍が中国共産党に軍事行動を起こす、と言いたいのでしょうか。

台湾有事とは、中国共産党が台湾政府を破壊するために台湾を攻撃する事態であることを志位さんら日本共産党員は認められません。

米軍が起こすという戦争の現実的な説明を一切しないのですから、志位さんの主張は荒唐無稽な扇動宣伝でしかありえません。

松竹伸幸さんは志位さんの安全保障論を直接批判しにくいー除籍される可能性があるから

日本共産党の党首選挙に立候補したいと訴えている松竹伸幸さんは、志位さんの上記の冊子や、志位さんが繰り返し表明している安全保障論に反対と考えられます。

松竹伸幸さんは、志位さんの安全保障論を直接批判する事を避けていると考えられます。

 「敵基地攻撃」問題の論じ方・2 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)

  「敵基地攻撃」問題の論じ方・3 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)

「敵基地攻撃」問題の論じ方・1 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)

松竹伸幸さんによれば、敵基地攻撃能力保有反対論者に決定的に欠けているのは、敵の攻撃に対する防衛体制の必要性の提示です。

敵が日本の領土、領海、領空に侵入してきた時、その敵を排撃する事に賛成なのかどうか、そのための防衛予算を組むことには賛成なのかどうか、そこが見えてこないと松竹伸幸さんは指摘しています。

志位さんの見地なら、松竹伸幸さんは軍事には軍事の論理に同調し、日本共産党の安全保障政策に確信を失っている党員ということになるでしょう。

私見では、松竹伸幸さんは志位さんの安全保障論を遠回しに批判していますが、志位さんを名指しして批判する事を避けています。

志位さんの文献を直接批判すると、厄介な事になると判断しているのでしょうね。

故萩原遼さんは、不破さんが在日本朝鮮人総連合会の記念式典に参加したことを強く批判し、除籍となりました。

私見では、松竹伸幸さんの日本共産党改革論は故萩原遼さんが「朝鮮と私 旅のノート」(文春文庫、第五章)で訴えたことと大差ありません。


故萩原遼さんは、日本共産党委員長、副委員長、書記局長を全党員による公選制で選出する事を訴えていました。

松竹伸幸さんが萩原遼さんの訴えを知らないはずがないと思えるのですが、ブログなどでは萩原遼さんについて言及していないようですね。

除籍された方について言及すると厄介だ、という判断でしょうか。

日本共産党の一般党員なら、インターネットや雑誌、書籍で志位さんを直接批判しても処分などされないと考えられます。地元の日本共産党職員から注意される程度でしょう。

故萩原遼さんや松竹伸幸さんのように、日本共産党職員だった方が不破さん、志位さんを直接批判すると除籍になるのかもしれませんね。

松竹伸幸さんの訴えについて、本ブログでは何度か言及しています。例えば下記です。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 松竹伸幸さんは敵基地攻撃能力保有に賛成ーミサイル攻撃から日本国民の命を守るため、敵のミサイル基地を叩くしか手段がないならー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党は絶対平和主義の立場から日米安保と自衛隊を否定しているー松竹伸幸さんがブログでこう主張ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 

2022年12月30日金曜日

不破さん、志位さんはチュチェ思想を進歩的思想とみたから、金正日に絶対の忠誠を誓う在日本朝鮮人総連合会と交流を再開した

 一昔前の日本共産党の文献には、朝鮮労働党のチュチェ思想を批判したものがあります。日本共産党第十七大会決議は、朝鮮労働党を野蛮な覇権主義と規定しています(昭和60年11月)。

第十七大会決議によれば、日本共産党は自国指導者の名を冠する主義や思想を世界的な指導思想として礼賛し、あれこれの追従組織を育成してそれをわが国におしつける覇権主義的行為に対してもこれを断固拒否します。

これはチュチェ思想批判です。昔の朝鮮労働党は金日成主義、今は金日成・金正日主義という表現をします。

第十七大会の頃、志位さんは日本共産党の本部職員だったと思いますが、志位さんがこの決議を知らないはずがありません。

以下は、昔の日本共産党の雑誌に掲載されていた「党の唯一思想体系確立の十大原則」の一部です。故萩原遼さんが翻訳をされたと伺いました。

志位さんなら、これも御存知でしょう。


日本共産党第20回大会で志位さんは、朝鮮労働党への制裁に反対した

第20回大会で日本共産党は、金日成のわが共和国には核兵器を持つ意思も能力もない、という発言を信頼し、朝鮮労働党への制裁に反対しました。

以下はこの時の志位さんの報告です。

不破さん、志位さんら日本共産党の指導部は金日成と朝鮮労働党を信頼したのです。

不破さん、志位さんが第17大会決議の見地で朝鮮労働党を把握していたのなら、大韓航空機を爆破したことを隠蔽する集団が大嘘をつかない保証はない、と見たでしょう。

不破さん、志位さんは何らかの理由で、第17大会決議の見地で朝鮮労働党を把握すべきでない、とこの時点で判断していたと考えられます。

理由は不明ですが、不破さん、志位さんはチュチェ思想を大局的には進歩的思想ととらえ、日米安保を批判してきた金日成と金正日、朝鮮労働党を平和勢力だから共闘できる、と見たのでしょう。

不破さんの著作「世紀の転換点に立って」(平成13年2月刊行)に掲載されている緒方靖夫さんとの対談や、不破さんの、日本共産党は在日本朝鮮人総連合会と平成12年10月に話し合いの場を持ちました。

このとき、過去の反省を踏まえて「意見が違う問題がおきても、敵対的な論争はしない」事を確認しあって、関係を正常化したそうです。

日本共産党は在日本朝鮮人総連合会と敵対的な論争はしないというのですから、不破さん、志位さんは以前のようなチュチェ思想批判は行き過ぎだった、チュチェ思想は大局的には進歩的思想だと判断したと考えられます。

「党の唯一思想体系確立の十大原則」に、不破さん、志位さんは違和感がないのでしょうね。民主主義的中央集権制度の一形態だ、という受け止めなのでしょう。

故小田実さんは、金日成と朝鮮労働党に敬意を抱いていました。

日本帝国主義、米帝国主義と戦った金日成と朝鮮労働党は偉大だ、いろいろな問題はあっても第三世界だ、という観点です。

不破さん、志位さんも同様ではないですか。

今でも志位さんは、ASEANのようにあらゆる紛争を話し合いで解決する仕組みをつくり、その場で日本政府が金正恩とじっくり話し合えば、金正恩は核兵器を廃絶すると見ていると考えられます。

 9条生かした外交で平和をつくりだす/志位委員長 共産党の安全保障論を語る (jcp.or.jp)

北朝鮮問題、中国にどう向き合うか (jcp.or.jp)

朝鮮労働党は日本人を奴隷にしようと策しているー日本人と話し合いなどしない

日本共産党と左翼人士の中国共産党、朝鮮労働党観について、私は何度も論じてきました。以下をご覧くだされば幸いです。

朝鮮労働党は日本人、日本政府と話し合い、対話などしません。韓国人、韓国政府とも話し合いなどしない。

悔しいですが、朝鮮労働党は日本人や韓国人を奴隷にするべき人間と把握しています。チュチェ思想とは、首領の指令に全国民が従うことを強要する思想です。

不破さん、志位さんは十七大会の頃のチュチェ思想批判は行き過ぎだったと判断したのですから、日本人、韓国人が金正日、金正恩の指令実行を強要される事に違和感がないのでしょう。

不破さん、志位さんら日本共産党員は、朝鮮労働党の蛮行の歴史を直視できません。

厄介な事には関わらない、という発想が強いからと考えられます。

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日韓左翼は反ファシズム(反安倍政権、反日本で大同団結)で中朝との国際統一戦線結成を策す (blueribbonasiya.blogspot.com)

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 松竹伸幸氏のブログ「拉致問題と左翼の責任」より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

  黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 不破哲三氏はなぜ在日本朝鮮人総連合会との交流を再開したのかー朝鮮労働党は覇権主義だが、日米安保と自衛隊を批判するので平和勢力とみたー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 川田忠明さんら日本共産党員はチュチェ思想についての思考と議論を拒否するー金正恩は核兵器を小型化、精密化 (blueribbonasiya.blogspot.com)

  黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 朝鮮労働党は日本人と話し合いなどしないー川田忠明さんに問う。拉致され日本人、韓国人は朝鮮労働党と話し合っていないから帰国できないのかー (blueribbonasiya.blogspot.com)

 








2022年12月28日水曜日

中野顕さん(日本共産党新宿地区委員長)、日本共産党は中国共産党の仲間だ、と言われるのが嫌なら不破さんを徹底批判すべきです。

 中野顕さん(日本共産党新宿地区委員長)は、学生時代に東京外語大でロシア語を学んだそうです。

昭和39年生まれのようですね。

私も学生時代はロシア語を第二外国語として選択し、少しばかり勉強しました。ひょっとしたらロシア語関連で共通の知人がいそうです。

中野顕さんは連日、ツイッターで日本共産党の政策や見解を熱心に発信しています。例えば以下です。中野 顕さんはTwitterを使っています: 「かつて日本の侵略戦争に反対した人は「非国民」「鬼畜米英の手先」「アカ」と言われ弾圧されました。いままた軍拡に反対する人に対し「中国・北朝鮮の仲間」「左翼」とレッテルを貼る人がいます。反共は戦争の前夜。地方選で日本共産党を躍進させ、軍拡勢力に審判を下し、戦争への道を止めましょう。」 / Twitter

中野顕さんのこの呟きに対し、私はtwitterで何度か批判しました。(2) 黒坂真さんはTwitterを使っています: 「中野顕さんは御存知と思いますが、昭和30年まで在日の共産主義者は日本共産党員でした。この頃まで世界で共産党は一つだ、という考え方を日本共産党は当然視していました。世界の共産党の指導部は、ソ連共産党と皆考えていた。在日中国人、在日朝鮮人の日本共産党員もいたのですよ。仲間そのもの。 https://t.co/Ccq0QSjqbk」 / Twitter

中野顕さんは、日本共産党が中国共産党、朝鮮労働党の仲間だと言われると嫌なのでしょう。(2) 黒坂真さんはTwitterを使っています: 「日本共産党は中国の仲間だと言われると中野顕さんは嫌なのですか。それなら不破さんが主導した日中両党合意、およそ二十年間行った中国共産党との科学的社会主義の理論交流、中国は市場に強い社会主義の道を探求しているという主張を徹底批判すべきでしたね。職員が不破さんを批判すると厄介ですか。 https://t.co/P7zZ1EKpra」 / Twitter

それなら不破さんが24年ぐらい前に締結した、日中両党合意を徹底批判するべきでしたね。


この合意には、両党は歴史問題が完全に解決した事を確認した、と出ています。これ以後、不破さんは中国共産党とおよそ二十年、科学的社会主義の理論交流を実施しました。

この合意により、日本共産党は人民解放軍が射殺した高野功赤旗記者の件について、中国共産党に謝罪と補償を求めることができなくなりました。

私見では、この合意は不破さんが中国覇権主義に屈服した事の証明です。

不破さんとしては、赤旗記者射殺のような小事にとらわれていては駄目だ、中国共産党と交流して、レーニンが示した市場に強い社会主義の道を共に探求せねばならない、と言いたいでしょうね。


中国共産党対外連絡部が、不破さんの懐柔、包摂を担当した


中野顕さんなら、不破さんの著作「北京の五日間」を御存知でしょう。この本を読めば、不破さんが中国共産党の対外連絡部に北京で大歓迎され、包摂されたことがわかります。

対外連絡部は、50年問題の頃に日本共産党の北京機関を指導していたと考えられる部署です。


中国共産党対外連絡部がどんな狙いを持っていたのかわかりませんが、彼らは不破さんを懐柔し、包摂すれば日本共産党全体が中国共産党になびくと判断したのでしょう。

「北京の五日間」は中国共産党対外連絡部が、日本の政治家をどうやって包摂するのかという問題について考える際、貴重な文献です。

不破さんの科学的社会主義とは、中国共産党に包摂される事を是とする理論だったのです。

中野顕さんも「北京の五日間」をじっくり読んだらいかがですか。






2022年12月26日月曜日

中国共産党が目指す中華民族の偉大な復興、とは中華帝国の再興であるー中国共産党は台湾だけでなく、日本、アジア全体の支配も目指している

 最近の日本共産党は中国共産党を批判しています。

同党の宮本徹議員は、中国共産党は共産党の名に値しない、とtwitterで主張しています。

しかし日本共産党は、中国共産党が日本への攻撃、支配を策している事は決して認めません。中国共産党は元来、戦争国家なのです。

私見では習近平と中国共産党が目指している中華民族の偉大な復興、とは中華帝国の再興です。

明の永楽帝は鄭和という宦官に艦隊を任せ、アフリカまで遠征をさせました。鄭和が遠征をした地域は、元来は中国の領土だったと中国共産党はみなします。

中国共産党の理屈としては、日本や朝鮮半島、モンゴル、ベトナムなど周辺諸国は中国の王朝に朝貢した事があるのですから、中国共産党の指導下に入るべきです。

中国共産党は南シナ海に九段線、という線を勝手に設定し、南シナ海のほぼ全域を中国の領土と規定しました。

南シナ海問題 「九段線」は国際法違反/インドネシア 中国は根拠説明を (jcp.or.jp)

中国共産党は昭和49年に西沙諸島、昭和63年に南沙諸島でベトナムと交戦し、ベトナムを排除して徐々に支配を固めています。

当面中国共産党は、国家安全維持法を世界中に適用させるべく、公安警察の拠点地を世界各地に配置し、中国共産党を批判する各地の中国人を脅迫しています。

日本でも、いくつかの大都市に中国の公安の拠点地があるのでしょうね。国家主権の侵害そのものです。

志位さんは日本共産党第22回大会(平成12年11月)で、安保維持論者が言い立てる脅威などない、と報告しています。

志位さんは、東アジアには非核、非同盟、紛争の平和的解決という進歩と平和の巨大な流れがあることを中国共産党や朝鮮半島との交流で実感した旨、報告しています。

中国共産党、朝鮮労働党は平和勢力だという話です。

志位さんは中国共産党、朝鮮労働党は紛争を平和的に解決する集団と見ているのです。宮本徹議員の次の呟きも、日本共産党第22大会決定に依拠していると考えられます。(1) 宮本徹さんはTwitterを使っています: 「閣議決定された安保3文書を見れば、明白なのですが、日本へ武力攻撃も、その着手もないもとで、米軍がA国と戦争を開始すれば、A国に日本が「反撃」としてミサイルを撃ち込むことを決めたわけです。日本と国民をアメリカの戦争に引きずり込むものです。戦争にいたらなくとも際限のない軍拡競争への道。」 / Twitter

 A国、として宮本徹議員はどの国を想定しているのでしょうか。宮本徹議員の上記の呟きの後に、相当数の方がこれを聞いていますが、宮本徹議員は答えません。

日本共産党は、台湾有事を中国共産党が台湾政府を破壊するために、台湾を攻撃する事態とは認めません。

日本共産党にとって台湾有事とは、米国政府が中国の内部問題に干渉する事によって生じます。

日本共産党にとって台湾は中国の領土なのですから、台湾政府は存在すべきではないのです。

宮本徹議員、中野顕さん(日本共産党新宿地区委員長)は九段線、を御存知ですか

宮本徹議員、中野顕さん(日本共産党新宿地区委員長)ら日本共産党員の皆さんは、中国共産党が南シナ海全域を支配するという九段線を知らないのでしょうね。

中野顕さんによれば、ASEANは中国共産党と対等に渡り合い、紛争を戦争にさせない努力をしています。

中野顕さんは、中国共産党が設定した九段線でベトナム、フイリッピン、ブルネイ、マレーシアなど南シナ海に領海を持つASEAN諸国は中国と対等になっているとお考えなのでしょうか。

(3) 中野 顕さんはTwitterを使っています: 「ASEANは、アメリカとの軍事同盟をやめ、独自の外交で平和を維持していますよ。中国とも対等に渡り合い、紛争を戦争にさせない努力をしています。 これを北東アジアに広げることが日本共産党の外交方針。先日もトルコ、ヨーロッパに行って、世界の諸政党と連帯してきました。国連でも演説しています。 https://t.co/miUQtrEDzq」 / Twitter

九段線ではベトナム、フイリッピン、ブルネイ、マレーシアの排他的経済水域が中国の領土、領海になっているように思えます。

南沙諸島ではベトナムも多少の実効支配を進めていますが、僅かな面積です。九段線、のどこが対等なのでしょうか。

中国共産党が今後、またベトナムの海軍と交戦して排除し、南沙諸島のベトナム領を実効支配する決断をしないという保証などありません。

中野顕さん、しんぶん赤旗をしっかり読みましょう。南シナ海問題 「九段線」は国際法違反/インドネシア 中国は根拠説明を (jcp.or.jp)