2022年9月3日土曜日

日本共産党はロシアとウクライナの戦争の現状について分析できないー志位さんは、日本共産党内で軍事についての思考と議論が広がることを恐れているー

 日本共産党は、米国が世界の帝国主義であり、世界各地での戦争の根源になっていると宣伝しています。

これはレーニンの帝国主義論の見地によるものです。

マルクス主義経済学者なら、今のロシアは帝国主義だから領土拡張のためにウクライナに侵略したのだ、と見る方がいてもおかしくないのですが、日本共産党員と同党支援者にはそういう方はいないようですね。

この件、本ブログでは繰り返し論じてきました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんの、国連憲章を守れの一点で世界が団結せよ論を考えるープーチンが大局的には平和勢力だから、国際世論の高揚で改心するとみるー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんはアジアと欧州から米軍は出ていけ、で中朝露、韓国左翼と国際統一戦線を結成するべきだー志位さんの近著「ウクライナ侵略と日本共産党の安全保障論」より思うー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんはウクライナとロシアの戦争の現状について語れない

志位さんの講演冊子「ウクライナ侵略と日本共産党の安全保障論」や、少し前の赤旗記事、検証 ウクライナ侵略半年 日本共産党の平和の論陣/「国連憲章守れ」貫く/価値観で二分するな 世界の良識と共鳴 (jcp.or.jp) には、ロシアとウクライナの戦争の現状分析がありません。

戦争の現状分析をやれば、ウクライナがこれまで持ちこたえるこができた背景の一つとして米国による莫大な軍事支援があることが明白になってしまいます。

志位さんにとって、厄介な話になるのです。

志位さんの講演や、上記の赤旗記事の中心的主張はロシアは国連憲章を守れ、という国際世論を喚起して侵略をやめさせよう論です。

志位さんによれば、ロシアは侵略をやめよ、国連憲章を守れの一点で世界中の政府と市民社会が声をあげ、力を合わせることが侵略を止める最大の力になります。

志位さんはプーチンは国際世論を一番恐れていると上記冊子で断言しています。

志位さんはこう宣伝するだけで、国際世論とやらが、プーチンの権力をどういう経路で脅かすのかについての分析は一切やりません。

ウクライナとロシアの戦争の現状分析、米国によるウクライナへの軍事支援がロシア軍にどう打撃を与えたかについて、志位さんは思考と議論ができないのです。

同様に、志位さんら日本共産党員は中国共産党が台湾、沖縄を攻撃する可能性について思考と議論をできません。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんの、日米による台湾問題への軍事的関与反対論より思うー日本共産党は中国共産党と朝鮮労働党の応援団ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんは、日本共産党員と支援者の中で軍事には軍事で反撃するしかないという思考と議論が広まる事を恐れていると考えられます。

中朝露の日本攻撃に対し、どのように反撃するのか、という話それ自体が戦争を招くからそんな話をすべきでない、という意見を志位さんは広めたいのです。

日本共産党員が思考と議論をすべき軍事問題とは、日米軍事同盟の現状と今後のみ、という発想です。

中朝露の軍事力と領土拡張策についての思考と議論をする人は戦争勢力だ、という世論を、志位さんら日本共産党指導部は喚起したいのです。

志位さんの世界観では、日米安保強化に反対する中朝露は平和勢力であるー日本共産党は中朝露の応援団

志位さんら日本共産党員の脳裏には、昭和36年7月の第八回大会で定式化された社会主義国は平和勢力論の残滓が未だに存在していると考えられます。


今の日本共産党は中朝露を社会主義国とは見ていませんが、資本主義国になった、帝国主義だという認識もない。

中朝露の政治経済、特に軍事力の分析を拒否しています。中朝露の軍事力に対する分析を嫌がるのは日本共産党だけではなく、左翼知識人と運動家全体の特徴です。

中朝露は日米安保強化に反対しますから、レーニンの帝国主義論に依拠する志位さんの世界観では大局的には平和勢力です。

基地のない沖縄、が実現すれば中朝露は共謀して日本を攻撃する

中朝露は大局的は平和勢力だが、日米軍事同盟強化に貢献した故安倍総理は最大の戦争勢力だったと志位さんら日本共産党員は見ています。

日本共産党員が故安倍総理の国葬に断固反対するのは、日米軍事同盟強化で中朝露による日本攻撃を抑止しよう、という世論が高まる事が怖いからです。

日本共産党は憲法九条完全実施、すなわち自衛隊解散と日米安保廃棄を一刻も早く実現したい。

野党と市民の政府とやらがそこまで実現できなくても、基地のない沖縄、が実現したら、中朝露は共謀して日本を攻撃しますよ。

私見では,韓国左翼も日本共産党と同様の世界観を持っています。韓国左翼は、中国共産党と朝鮮労働党を大局的には平和勢力とみなしますから。

志位さんは韓国左翼、中朝露と協力し、日本政府を包囲する国際統一戦線結成を呼びかけたらいかがですか。







2022年8月29日月曜日

不破さんは東欧社会主義崩壊を覇権主義からの脱却とみなし、資本主義化ではないと見た(平成元年当時)ー不破哲三「社会主義の原点と未来」(新日本出版社平成2年刊行)より思うー

誰しも、先を見通す事は難しいものです。一年後の為替や株価を正確に予想できるはずがない。

バブル経済崩壊のあと、日本経済の長期不況突入を予測できた経済学者は殆どいませんでした。

私もそんなことは全く予測できず、1990年代にも日本は、年4~5%の実質経済成長率を達成できるだろう、ぐらいに思っていました。

なぜ多くのマクロ経済学者が日本経済の長期不況突入を予測できなかったのかを、改めて考えることは大事と思います。

大規模な財政金融政策の発動をせよ、という発想が弱かったのは一因と考えられます。

巡航ミサイルと弾道ミサイルの大量保有は社会資本建設です。これを国債大量発行で実施しても、財政政策として有効です。

そんなことをマクロ経済学者が言い出したら、左翼に徹底批判されてしまいます。厄介と考え、発言できなくなってしまう経済学者が多そうです。

不破さんはなぜ、東欧社会主義崩壊を資本主義化と把握できなかったのか

同様に、科学的社会主義の経済学、政治学を探求する方なら、同時期の日本共産党が東欧社会主義の崩壊を直視できなかったことを真剣に受け止めるべきです。

日本共産党員なら、社会主義の復元力が大国主義、覇権主義を崩している、ポーランドやハンガリーが資本主義に変質していく過程ではない、などと不破さんが宣伝していたことをどう見るのか、真剣に考えるべきではないですか。

以下は、不破さんの当時の著書「社会主義の原点と未来」からの抜粋です。



不破さんは、東欧社会主義諸国はソ連覇権主義の支配から脱却し、議会制民主主義のある社会主義国になっていくだろうと考えていたのです。

現実には、東欧社会主義国は雪崩のように資本主義化し、NATOにも加盟していきました。国有企業を順調に民営化するためには、大金が必要です。

大金を準備するためには、資本市場、株式会社制度を確立せねばならない。株式会社制度が存在するなら、資本主義です。

市場に強い社会主義、とは資本主義化でしかない。この件、本ブログでは繰り返し論じてきました。

不破さんは「社会主義の原点と未来」を出した8年ぐらい後に、中国共産党と交流を再開します。

不破さんは、中国共産党は大国主義、覇権主義を克服した、社会主義の復元力が発揮されたと考えたのでしょうね。これは、日本共産党第十六大会の見地でした。

中国共産党は建国以来、国民に言論の自由、結社の自由など認めていません。一貫して、少数民族を抑圧しています。

建国直後に、朝鮮戦争に参戦しています。これは中国共産党が朝鮮半島を自国の勢力範囲と考えていたからです。覇権主義そのものです。

今でも日本共産党は、中国共産党が台湾だけでなく、沖縄にも侵攻しうることを直視できません。

中朝露は日米安保に反対ですから、日本共産党の平和理論では中朝露は大局的には平和勢力です。

科学的社会主義の理論、羅針盤とやらに固執している限り、レーニンの帝国主義論の見地で世界情勢を把握することになるので、そんな結論が出てしまうのです。

志位さんは、宮本顕治さんが主導した時期の大会決定や重要論文を内緒にしたいのでしょうね。

第十六大会、第十七大会、第十八大会それぞれの冒頭発言や中央委員会報告を日本共産党本部のHPに出したら、社会主義国は立派な成果をあげてきたという宣伝が一般党員と支援者にもばれてしまいます。

ロシア革命後、内戦で経済が崩壊し、推定百万人以上の餓死者が出ました。ボリシェヴィキは教育や医療を無料にすると宣伝しましたが、これは宣伝でしかない。

今の北朝鮮でも、医療と教育は無料です。北朝鮮には税金はないので、地上の楽園です。

不破さんが「社会主義の原点と未来」で行ったロシア革命は素晴らしい宣伝は、この水準の話です。

医療が無料なら、飢餓水準の方々は無料で医療サービスを享受できたはずです。日本共産党員にはそこまで言わないとわからないのでしょうか。




2022年8月28日日曜日

労働新聞2004年(平成16年)6月10日に掲載されている写真の女性はどなたでしょうか。

 もう18年も前に、労働新聞に出た写真です。金正日の横に若い女性が、金正日の腕をとって映っています。労働新聞記事には、この女性についての記述はありません。

北朝鮮社会では、金正日とこのような姿勢で写真を撮ることが許されるのは大変な栄誉です。一体、この若い女性はどなただったのでしょうか。

これは私の想像でしかないので、お名前を記すわけにはいきません。

私には一人のお名前しか思い浮かばない。勿論、金正日の愛人などではありえません。娘さんでもないでしょう。

この時点では、金正恩、金輿正もまだ表に出ていませんから。

金正日と朝鮮労働党は、この写真を掲載して日本政府に何かのメッセージを送ったのでしょうね。

横田めぐみさん、有本恵子さん、増元るみ子さん、市川修一さん、田口八重子さん、田中実ら拉致された日本人の救出を、何とか実現せねばなりませんね。

どうやって被拉致日本人を救出するのか。私は何度も訴えてきました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 金正恩は精神的に追い詰められている。日本政府は金正恩に思想攻撃をかけるべきだ! (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 7月 2014 (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 7月 2021 (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 朝鮮学校への無償化不適用、補助金ゼロは当然ーチュチェ型の革命家養成教育に公金を支出すべきでないー (blueribbonasiya.blogspot.com)

金正恩と朝鮮労働党に思想攻撃を実施するべきだ

私は、日本政府の対北朝鮮政策の基本である対話と圧力を、思想攻撃と圧力、に変更すべきと考えます。

日本の総力をあげて、金正恩と朝鮮労働党に対する思想攻撃を実施するべきです。これをやれば、朝鮮労働党からテロがありえますが、何もやらなくてもこれは同じです。

朝鮮労働党は総合犯罪集団ですから。いつ、どんなテロを日本に行ってもおかしくない。

テロを許さないために、一刻も早くスパイ防止法を作らねばなりません。

金正恩と朝鮮労働党に徹底的な思想攻撃を実施し、金正恩の周囲の人物でさえ、金正恩への忠誠心をあまり持てなくなり、指令の実施をさぼるような状況を作らねばならない。

そうなれば、被拉致日本人を取り返すことが可能になると考えられます。

首領への絶対性、無条件性の忠誠心とやらを、金正恩の周囲の人物でさえ持てないような状況になれば、金正恩と朝鮮労働党による国民支配体制が揺らぎます。

金日成、金正日と金正恩への徹底批判を、海外衛星放送は勿論、あらゆるメディアで日本政府は実施するべきです。これをやれば、韓国左翼にも甚大な影響を与えるでしょう。





不破さんはスパイ査問事件(昭和8年12月23,24日)をどう語っているかー不破哲三「日本共産党史を語る 上」(平成18年新日本出版社刊行)よりー

 古今東西、共産主義者は歴史を都合が良いように修正します。

北朝鮮の住民は金日成が中国共産党員だったこと、日本の警察に追われてソ連領に逃げ、ハバロフスク近郊で金日成が昭和20年8月15日を迎えた事など知りません。

同様に多くの日本共産党員は、小畑達夫さんの死亡事件を、小畑さんが特異体質だったから亡くなったのであり、査問などという拷問などなかったと信じていると考えられます。

不破さんは、小畑達夫さんが「調査の会議」の途中、心臓発作で急死したと語っている

この事件について、不破さんは上記の著作で、大意次のように語っています。

(その1)小畑、大泉がスパイであるという容疑が出てきたので、それを確かめるために「査問」という調査の会議を開いた。

(その2)小畑は警察との秘密の連絡をはじめ、スパイでなければ考えられない不審な行動がいくつも出てきた。調査をさらにすすめようとしたら、その途中で小畑が心臓発作を起こして急死した。



不破さんのこの記述は、宮本顕治さんが裁判や論考「スパイ挑発との闘争」で語った事とも大きく異なっています。本ブログでは、この事件について何度も論じてきました。
黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 宮本顕治氏はスパイ査問事件(昭和8年12月23、24日)について論文でどう語ったかー「スパイ挑発との闘争ー1933年の一記録ー」より (blueribbonasiya.blogspot.com)

不破さん、宮本顕治さんの論考「スパイ挑発との闘争」はデマですか

改めて記しておきます。

宮本顕治さんは、論考「スパイ挑発との闘争」や裁判で昭和8年12月23日、24日に小畑達夫さんの手足を縛っていた事、小畑さんが査問現場から逃げ出そうとしたから皆で抑えつけたと語っています。


二日近くも手足を縛られた状態にすることは、調査の会議、なのでしょうか。

小畑さんが亡くなっていくときの状況について、宮本顕治さんと袴田里見さんの主な違いは、以下の三点です。

(その1)小畑さんが倒されたとき仰向けだったか(宮本説)、うつ伏せだったか(袴田説)。
(その2)宮本さんは小畑さんの腕を抑えただけだったか(宮本説)、宮本さんは小畑さんの背に膝を押し付け、腕をねじ上げたか(袴田説)。
(その3)逸見重雄さんが、倒れた小畑さんの喉を絞めたか否か。
宮本さんは、逸見さんが小畑さんの頭上から風呂敷のようなものをかぶせていたと述べています。袴田さんは、小畑さんがオーバーを頭にかぶせられており、その上から逸見さんが両手で小畑さんの喉を押さえて大声を出せないようにしたと述べています。

不破さんの著書だと、調査の会議の最中に小畑さんは心臓発作で突然死したのですから、宮本さん、袴田さんの二人が裁判や論文で大噓をついたかような話になってしまいます。

不破さんは著書で、宮本さんが原則的な法廷闘争を展開して、特高警察のでっちあげを撃破していたから、戦後の反共攻撃もうち破れた、と主張しています(同書p.77)。

原則的な法廷闘争、とは一体何でしょうか。宮本さんは法廷で、小畑さんが調査の会議の途中、心臓発作で突然死したなどとは語っていません。

最近の日本共産党は、日本共産党の昔の文献に依拠しないで歴史を語ります。不破さんはの上記の見解は、宮本顕治さんの論考や、法廷での主張とは何の関係もありません。


小池晃書記局長に、youtubeで小畑達夫さんの死因について論じて頂きたい

小畑さんの死因について、松崎いたるさんは近著でエコノミークラス症候群だったのではないかという説を提起しています。

手足を二日近く縛られていた方が、縛りをほどいて逃げようとしたところ、抑えつけられたら血流に異常が生じそうです。

私には、松崎いたるさんの新説には説得力があるように思えてなりません。しかしこれが、小畑さんの死亡鑑定書に出てくる死体の特徴からもいえるのかは、私にはわかりません。

小池晃書記局長に、小畑達夫さんの死因について医師としてyoutubeで論じて頂きたいですね。





2022年8月27日土曜日

志位さん、自衛隊解散、日米安保廃棄と皇室廃止で日本国家を無くしたい日本共産党は没落していきますよー科学的社会主義という羅針盤を持つと、中朝露の凶暴性を把握できないー

 日本共産党が、党首選挙を行っていないという批判に対する反論の論考を出しました。日本社会の根本的変革をめざす革命政党にふさわしい幹部政策とは何か/――一部の批判にこたえる (jcp.or.jp) 

この論考は、去る7月16日の朝日新聞社説に対する反論です。

朝日社説は、志位さんが党員の直接選挙で選ばれていないから、日本共産党には閉鎖的な体質がある旨、指摘しています。

この論文を書いた方々は、日本共産党は真に民主的な組織運営をしていると確信していると考えられます。

この論文は松竹伸幸さんを暗に批判している

この論文では明記はされていませんが、日本共産党の党首を党員の直接選挙で選ぶべきだと主張している松竹伸幸さんへの批判という意味もあったと考えられます。

共産党の党首公選を考える・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp) 

松竹伸幸さんは御自身のブログで、日本共産党の党首を党員の直接選挙で選出する事を主張していましたが、あっさり拒否されました。

これは十分予想できることです。

松竹伸幸さんがどういう根拠で、志位さんが党首の直接選挙をやる可能性が有ると考えていたのかはわかりません。そのうちブログで言及なさるのかもしれませんね。

民主主義革命とは日本国家を無くすことである

上記論文によれば、日本共産党は日本の政治を根底から変革する民主主義革命を目指しています。

民主主義革命の次には、日本を社会主義、共産主義にすることを目標にしています。

民主主義革命の大前提は、自衛隊解散、日米安保廃棄で日本国家の国防力を皆無にすることです。

皇室の廃止も、日本共産党が目指す民主主義革命の課題と考えられます。

自衛隊解散、日米安保廃棄で日本国家の国防力が皆無になれば、中朝露は必ず日本を攻撃するでしょう。

その前に、野党と市民の政権とやらができ、基地のない沖縄、とやらが実現したら中朝露は共謀して日本を攻撃するでしょう。

基地のない沖縄、とやらが実現したら、米軍は日本から全面的に撤退する可能性が高い。

日本人が沖縄を中朝露の攻撃から守る気がないのに、米軍が中朝露と戦争をしたらその時の米国大統領は次期の大統領選挙で落選する可能性が高い。

日本共産党が目指す民主主義革命とは、日本国家の破壊です。32年テーゼも、日本国家の破壊を目指していました。

志位さんは、中朝露を大局的には平和勢とをみている

日本共産党の民主主義革命論はとやらは、中朝露が大局的には平和勢力であることを大前提としています。

これは、日本共産党がレーニンの帝国主義論をその理論的基礎としていることによるものです。中朝露の現状と蛮行の歴史、軍事戦略から導かれた結論ではありません。

上記の論文は、日本共産党本部の党建設委員会から出ています。

党建設委員会、という部署はどんな方がいるのか、日本共産党中央のHPを見ました。中央委員会の機構と人事(第28回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)

山下芳生議員が責任者です。若林義春さんが責任者代理、副責任者は田中悠さんというお若い方です。吉良よし子議員も副責任者です。

失礼ながら、私見では党建設委員会の皆さんに、中朝露の現状と蛮行の歴史、軍事戦略について思考と議論をする方はいないように感じます。

日本共産党中央にも、そんな方は一人もないと考えられます。

上記論文によれば、日本共産党の幹部政策の基本は正確で機敏、安定した指導性を発揮できるものだそうです。

中国共産党と科学的社会主義の理論交流をおよそ二十年間続けた不破さんは、正確で機敏、安定した指導性を発揮したのでしょうか。

日本国家を無くしたい政党は、日本国民に嫌われ没落していく

党首選挙の有無にかかわらず、自衛隊解散、日米安保廃棄と皇室廃止を目指す日本共産党の没落は必至ですよ。

日本国家を無くしたい政党が、日本国民から嫌われるのは当然です。

志位さんにはこれが全く見えていない。科学的社会主義の目、羅針盤とやらをもって世界を見ているとそうなるのでしょう。

私は日本共産党の組織の現状について、詳しいことはわかりませんが、youtubeなどで日本共産党幹部の街頭演説に参加しているの殆どは高齢者のように思えます。

10年、15年と歳月が過ぎたら、どうなるのか。

日本共産党本部に危機意識を持つ方がいても、真剣に議論する場がないのでしょうね。議論するより、赤旗を増やせと言われてしまいそうです。


2022年8月21日日曜日

志位さんの、日米による台湾問題への軍事的関与反対論より思うー日本共産党は中国共産党と朝鮮労働党の応援団ー

 日本共産党は、米軍はアジアと欧州から出ていけを主張する中国共産党、朝鮮労働党とプーチン政権を大局的には平和勢力と見ています。

日本共産党にとって、戦争の根源は米帝国主義、米軍の存在です。

この点で日本共産党は、中朝露、韓国左翼と同じです。

日本共産党、韓国左翼はレーニンの帝国主義論の見地で世界を把握します。

レーニンによれば、帝国主義、金融資本が侵略戦争を起こします。

レーニンの見地で現代の世界経済を見ると、多国籍企業の権益を守るために米国がアジアと欧州に米軍基地を置き、戦争を起こそうと策していることになります。

この件、私は本ブログで繰り返し訴えてきました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: レーニン「十月革命四周年によせて」(レーニン全集第33巻、大月書店昭和34年刊行)より思う。 (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: レーニン「帝国主義戦争の内乱への転化というスローガンについて」(レーニン全集第41巻、大月書店昭和42年刊行、p421掲載)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 共産主義者と「祖国擁護」について―レーニン「プロレタリア革命と背教者カウツキー」(全集第28巻、大月書店刊行)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 中朝露は、日本の支配、攻撃と破壊を策しているー志位さんは中朝露が日米安保とNATOに反対だから、大局的には平和勢力とみなすー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 小池晃書記局長、絶対に戦争を起こさない血のにじむような外交努力を訴えるなら、台湾政府を東アジアの対話と協力の安全保障の仕組みに入れようとなぜ言えないのですかー (blueribbonasiya.blogspot.com)

日本政府は集団的自衛権を行使して米国が世界各地で行うであろう侵略戦争の手助けをしようと策している旨、日本共産党は全力で宣伝しています。

この見地から、志位さんは8月5日の声明で日米による台湾問題への軍事的関与に反対する、と述べています。台湾に対する中国の軍事的威嚇の強化に抗議する│声明・談話・発言│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)


志位さんは中国共産党による台湾吸収を応援したい

志位さんはこの声明で、日米が台湾問題に軍事的関与する事に断固反対と明言しています。台湾問題に軍事的関与、という表現に注目しましょう。

これなら、台湾問題とは米軍が台湾を支配するために台湾に侵攻する事だ、と思う日本共産党員が相当数いそうです。私見では、志位さんはこれを狙っていると考えられます。

言うまでもなく、台湾問題とは中国共産党、人民解放軍が台湾に侵攻、攻撃する事です。

これに対する米国と日本の軍事的関与とは、中国共産党による台湾攻撃に対し、米国と日本が台湾政府を支援するべく中国共産党と人民解放軍に反撃する事です。

志位さんはこれに反対なのですから、日本共産党は中国共産党の応援団です。朝鮮戦争の時、日本共産党は武装闘争を行い、朝鮮労働党による大韓民国滅亡策に協力しました。

志位さんは、台湾問題とは中国共産党、人民解放軍が台湾に侵攻、攻撃する事であり、米軍と自衛隊はその時台湾政府を守るべく出動しうる事を認められません。

これを言えば、日本共産党がこれまで普及してきた平和理論は何だったのか、という疑問が一般党員から出されてしまいます。

一般党員から多少の疑問が出されても、志位さんの地位が脅かされることはないでしょうが、日本共産党にはボクシングのボディブローのような打撃になるでしょう。

日本共産党は中国共産党による台湾政府解体を社会進歩とみなす

志位さん、日本共産党の世界観では、中国共産党が台湾政府を解体させ、台湾を吸収することは大局的には社会進歩、歴史の法則的発展です。

不破さんはそう考えたから、中国共産党との会談で香港のように一国二制度を前提として、台湾の住民を説得し吸収すればよいと提案しました。


台湾の住民がすぐに中国共産党の政治支配を受け入れることが嫌だというなら、当面は一国二制度を掲げ、一定の時間が過ぎたら圧力をかけて台湾政府を解体させればよいと不破さんは考えたのでしょうね。

日本共産党の世界観では、台湾政府の解体は社会進歩です。不破さんは中国共産党との会談で、その類の発言を何度もしています。

中国共産党は当面、台湾と沖縄の領有を策しているー中華帝国を再建するために

近年の中国共産党は、偉大なる中華民族の復興という表現をよく用いています。私見ではこれは、中華帝国の再建を意味します。

中華帝国の再建とは、周辺諸国は皆、中国共産党の指導下に入れという事です。新中国、中国共産党は伝統的な中華思想の継承者ですから。

琉球王国は明朝に朝貢していました。従って中国共産党の世界観では、沖縄は元来、中国領です。

中国共産党員は日本、朝鮮半島、東南アジア諸国、モンゴルなど周辺諸国は皆、中華帝国の皇帝たる習近平に指導されるべきだ、という世界観を抱いていると考えられます。

何だそれは、と仰天する方もいるでしょうが、毛沢東が健在だった頃の中国共産党は、毛沢東は世界革命運動の最高指導者だという宣伝をしていました。

これは全世界の民衆は毛沢東に従うべきだという宣伝でした。

今の中国共産党は、世界革命運動云々という表現は用いませんが、習近平は全世界の指導者だ、という発想を継承しているのです。

中華思想では、中国の皇帝は天帝から全人類社会の指導者であることを認められた偉人です。中国共産党はこの視点を継承していると考えられます。







2022年8月20日土曜日

志位さんは来る100周年記念講演会で、昔の日本共産党の綱領的文書(27年テーゼ、32年テーゼ、51年綱領)と宮本さんの「日本革命の展望」について語れるかー

 昔から、共産主義者は自己正当化のため歴史を修正します。

ソ連共産党はロシア革命を語る時、トロツキーの存在を隠蔽していました。ブハーリンについてはどうだったのでしょうね。

今の日本共産党も、ロシア革命後の内戦から新経済政策初期に、推定百万人以上の餓死者が出ている事や、ボリシェヴィキが貴族や地主、富農、ロシア正教会聖職者の財産没収と追放、処刑を断行した事を内緒にしています。

この件、本ブログでは繰り返し論じてきました。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: G. ボッファが語る新経済政策(NEP)の時代の飢饉とロシア正教会弾圧ー「ソ連邦史1」(坂井信義・大久保昭夫訳 大月書店昭和54年刊行)より (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 小泉信三教授「エルフルト綱領の教訓」、梶川伸一教授の論考にみるロシア革命後の大飢饉(「共産主義批判の常識」昭和24年新潮社刊行、「ソヴェト=ロシアにおける赤色テロル」社会評論社刊行の解説)より思う (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党は自衛隊解散、日米安保廃棄、皇室廃止を宿願とするーレーニン主義の継承者ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党員は32年テーゼ(日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ)を読もうー昔の左翼は日本のソ連化が労働者、農民を救うと信じた (blueribbonasiya.blogspot.com)

ニコライ2世一家の処刑も勿論内緒です。ところで志位さんは、9月17日に日本共産党の百周年記念講演会をやるそうです。

志位さんは宮本顕治さんの主著「日本革命の展望」を内緒にしたい

志位さんが記念講演をやるのでしょうね。

私見では、志位さんは昔の日本共産党の綱領的文書に基づいて、日本共産党の歴史を語る事はできないと考えられます。

今の日本共産党は、日本革命理論を語れないのです。

志位さんの近著「新・綱領教室」には、日本革命、という語がなさそうです。民主的変革、民主主義革命という語はありますが。

志位さんは宮本顕治さんの主著「日本革命の展望」という本に掲載されている論考や報告を、一般党員があまり読まないようにしたいのです。

宮本顕治さんの第七回大会、第八回大会での報告は今の日本共産党にとって都合の悪い記述が満載ですから。


第七回大会で宮本顕治さんは、51年綱領には積極面があったが問題もあるので、新しい綱領を作ると報告しています。

今の若い日本共産党員がこれを読んだら、昔の日本共産党員が暴力革命論である51年綱領を信奉していたことが明らかになってしまいます。

それでは、昭和25年から5年ほど、臨時中央指導部が党中央だったことが若い日本共産党員にばれてしまいます。

徳田・野坂分派とやらは分派でなく、昭和26年秋からは党中央そのものだったのです。

志位さんはこれを何としても隠蔽したい。

志位さんは国際共産党日本支部とソ連の関係も内緒にしたい

同様に、昔の日本共産党(国際共産党日本支部)がソ連から資金と拳銃を受取り、武装していた事も志位さんは内緒にしたい。

内緒にするためには、当時の綱領的文書だった27年テーゼと32年テーゼも内緒にせねばならない。

要は、志位さんは昔の日本共産党の日本革命理論全体を内緒にせねばならないのです。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 宮本顕治さんは、27年、32年テーゼの発想で社会党を見ていたー昔の日本共産党(国際共産党日本支部)の社民主要打撃論を内心では信奉 (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんは昔の日本共産党が普通の反戦団体、議会制民主主義の徹底を要求する団体だったかのように日本共産党の歴史を描かねばならない。

志位さんは昔の日本共産党がソ連信者だったことを内緒にせねばならない。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 志位さんは、ソ連共産党との関係をなかったことにしたいー志位さんの近著「新・綱領教室」(新日本出版社刊行)より思うー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんが来る9月17日にそんな講演をしたら、歴史の大幅修正です。黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 唱和25年頃、宮本顕治さんは極左冒険主義者だったー野坂参三さんの平和革命論を徹底批判ー (blueribbonasiya.blogspot.com)

日本共産党と同党支援者には、歴史学徒はいないのでしょうか。

歴史学を研究する方はいるのでしょうけれど、32年テーゼや51年綱領について日本共産党内で議論をすると厄介な事になるから、黙っている方が多いのでしょうね。

歴史に背く潮流に未来はありません。宮本顕治さんのこの訴えを、田村智子議員は覚えているでしょうか。