2023年11月4日土曜日

日本共産党は、イスラエルはハマスに一切反撃すべきでないと訴えているー小池晃書記局長の報告よりー

 私は中東問題については素人なので、あまり発言すべきでないと考えています。

それでも、この問題に関する小池晃書記局長の発言には驚きました。以下に出ています。オンライン全国都道府県委員長会議への問題提起/書記局長・「大運動」推進本部長 小池晃 (jcp.or.jp) 

日本共産党はハマスによる無差別攻撃を非難しつつ、イスラエルによる空爆、封鎖、地上侵攻を国際法違反と厳しく批判し、暴力の連鎖をはかることをやめ、停戦をはかることを強く求めるそうです。

イスラエルがガザ地域に空爆、封鎖、地上侵攻をすることは国際法違反だからやるな、という主張は、イスラエルはハマスに一切反撃するなという話です。

この三つをやらなければ、ハマスは軍事力を温存できますから、再び大規模テロを断行する可能性が高い。

志位さんら日本共産党の皆さんは、イスラエルはハマスによる大規模テロを受忍すべきと考えているのでしょう。

志位さんなら、帝国主義勢力に対する途上国民衆の武装闘争を帝国主義国の国民、労働者は受忍すべきと考えていてもおかしくありません。

本ブログやtwitterで私は繰り返し論じていますが、志位さんは金正恩による核ミサイル攻撃受忍論者と考えられます。

日本共産党の平和理論では、イスラエルは戦争国家、ハマスは進歩・平和勢力である

日本共産党の平和理論では、米国と同盟関係にあるイスラエルは帝国主義側で、戦争国家です。

イスラエルと対立するハマスは、大局的には進歩勢力、平和勢力です。米帝国主義と対決する側なのですから、そういう結論になります。

従って日本共産党員の心中では、日本の外交官がハマス幹部と接触し、憲法九条の存在を粘り強く訴えれば、ハマスはテロを止める事になっているのでしょう。

外交官がハマス幹部に停戦と憲法九条の存在を強く訴えたら、ハマス幹部が感動してガザ現地のハマス軍人と連絡を取り、停戦に合意させるでしょうか。

私見では、ハマスはイスラエルの存在そのものを否定しています。欧米諸国や日本の世論など、ハマスには全く通用しないと考えます。