2014年4月30日水曜日

「統一日報」代表取締役姜昌萬氏は横田滋氏に謝罪すべきだ!-裏付け取材をしないで報道ができるのか―


「統一日報」代表取締役 姜昌萬様 



下記を一昨日夕方に「統一日報」社に送りました。ブログ掲載に際し、見出しを付けました。

裏付け取材をしないで報道ができるのか


昨年12月来手紙を出している兵庫県在住の黒坂真です。改めて「統一日報」社として横田滋氏に謝罪することを求めます。

このたび、晩聲社より故佐藤勝巳氏の「『秘話』で綴る私と朝鮮」が出版されたのは御存知と思います。

この本の後付に、「エッセイ以外は、『統一日報』2012112日―20121120日に掲載されたものです」と記されています。

貴社のホームページを見る限り、同書p193-195「身の潔白を証明してほしい」とp195-197「北朝鮮の対日工作の動き」は「統一日報」には掲載されていないようです。

ホームページにないだけで、「統一日報」紙面には出ていたのかもしれません。いずれにせよ、貴社は佐藤勝巳氏の本のこの部分も御存知だったのでしょう。

横田滋氏に「大スキャンダル」など存在しない!



「統一日報」に掲載された佐藤勝巳氏の論考がなぜ晩聲社から出版されることになったのかの経緯を解説でどなたかが記すものかと思いますが、この本には解説はありません。

奇々怪々です。

佐藤勝巳氏は「統一日報」掲載の「拉致問題との関わり17」(2013117日)で横田滋氏に大スキャンダル事件があり、これを議連、マスコミ、週刊誌など程度の差はあれ知らない者はいない旨断言しています。

マスコミというのですから、当然貴社も含まれているはずです。

私は貴社に何度も横田滋氏の「大スキャンダル」とやらの中身について公にしてくださるよう、求めてきました。貴社からは未だに何の返答もありません。


最晩年の佐藤勝巳氏は深刻な幻覚、幻聴に悩まされていた



同書p226-227によれば、最晩年の佐藤勝巳氏は深刻な幻覚と幻聴に悩まされていました。


点滴の中に眠剤を混入してもらったところ、ベッドの天井に貼った労働組合のステッカーのようなものが目に入ってきたそうです。

そのうちに天井に東武東上線大山駅の倉庫のようなところから池袋行方面のホームが見えたそうです。

これらからも明らかなように、佐藤勝巳氏の主張する横田滋氏の大スキャンダル事件云々とは、幻覚と幻聴によるものだったのです。

佐藤勝巳氏は病室で、横田滋氏の大スキャンダルの幻覚が見えていたのかもしれません。

佐藤勝巳氏にはその大スキャンダルを議連、マスコミ、週刊誌各社が話題にしている姿が見えていたのかもしれません。

貴社が同書掲載のエッセイを入手していたのなら、この程度のことは容易に想像できたはずです。


「統一日報」は佐藤勝巳氏の誹謗について、裏付け取材をしなかった



大スキャンダル云々は事実無根、出鱈目であることは明白ですから、新聞掲載前に横田滋氏への取材や、議連、マスコミ、週刊誌各紙への裏付け取材をすべきでした。

貴社で働いている記者の皆さんにも、横田滋氏の大スキャンダルについて知っているかどうか聞いてみるべきでした。どなたも知らないと答えたことでしょう。

貴社にとって事実はどうでもよく、横田滋氏を紙面で誹謗できればそれでよいということでしょうか。

そうであるなら、被拉致日本人救出運動を何としても弱体化させようということですか。

故佐藤勝己氏は貴社の特別論説委員でした。貴社は、特別論説委員の回想記の記述に責任を持てない、無責任なことこの上ない新聞社なのですね。


昨年12月15日夕方の電話で貴社の方は「回想記の記述に責任を持てない」と明言



昨年1215(日曜日)夕方、貴社の方が私の部屋に電話をかけてきました。このとき話されたことが、貴社の公式見解であるのかどうか未だに不明ですが改めて記しておきます。

「佐藤勝己氏の論考は回想記であり、報道記事ではないから弊社として記述内容の事実関係に責任を持つことはできない。

黒坂はデマだから謝罪すべきなどと言うが、それでは弊社に回想記の検閲をしろと主張していることになる。」

こんな奇々怪々な紙面編集方針を保持している報道機関が他にあるでしょうか。

「特別論説委員の回想記なら言いたい放題で良い」ということですね。

検閲などという強権的な語を用いて、あたかも私が佐藤氏の言論の自由を奪おうとしているかのようにこの方は事実を描いています。

貴社が出鱈目な編集方針を保持していることをこの方は隠蔽しています。

事実を隠蔽し、それを指摘する人間に「検閲をしろというのか」などと脅迫的言辞を浴びせて黙らせようとするのは報道機関に勤務する人間がやるべきことではありません。

上述について、私は紙面で発表して下さるよう電話で要望しましたがこの方は沈黙していました。


姜昌萬代表取締役が紙面で横田滋氏に謝罪するべきだ!



貴社が報道機関の一員としての矜持を持っているなら、個人への電話などでなく貴社の見解を紙面で発表するべきです。

このたびの海難事故で、船会社のいい加減な経営がマスコミ各社で報道されていることを御存知と思います。

現状では、韓国人とは客船の運航や新聞の編集が誠実にできない人たちなのだなという印象を持つ日本人が増えていくだけです。

 
貴社は紙面で、「反韓感情を煽るような記事を掲載している日本のマスコミは問題だ」という旨の主張をされていますが、反韓感情を煽る原因を貴社が提供しているのです。

現状では、沈んでいく船から真っ先に逃げ出した船長と、紙面で横田滋氏を誹謗しつつ一切謝罪しないで沈黙を続ける姜昌萬社長の姿が重なって見える日本人が増えてしまうだけではないでしょうか。

「統一日報」の紙面は、他の新聞と同じく図書館などに永く保存されます。

遠からず新聞の紙面が全てデジタル化されて誰でも簡単に過去の新聞紙面を検索し入手できるようになるでしょう。

日本社会に反韓感情を煽る原因となりうる紙面を提供した新聞社の経営者として、姜昌萬社長のお名前は歴史の中に永く記録され、子々孫々に語り継がれることを再度申し上げておきます。

 

2014年4月27日日曜日

故佐藤勝巳氏の「拉致問題との関わり」(「統一日報」連載)と「『秘話』で綴る私と朝鮮」(晩聲社刊行)、そして「統一日報」の奇怪な編集方針

「看護師に『なぜ俺を倉庫に寝かせているのか』とただすと、『ここは病室です』と答えるではないか。私は初めて、これは自分の意識がおかしいのであって、すべてが”幻覚症状‘‘なのだとわかって、愕然とした」(『秘話』で綴る私と朝鮮」p226より抜粋)-


故佐藤勝巳氏は最晩年に、横田滋氏に対する誹謗を「拉致問題との関わり」及び前掲書で繰り返しました。

これらには横田滋氏に大スキャンダルがある、横田氏は家族会の資金を横領した、カンパの一部を金正日の誕生祝いに出したなどという記述があります。全てが出鱈目です。

私は「統一日報」社の姜昌萬社長に横田滋氏の「大スキャンダル」とやらの中身を詳細に説明するよう、本ブログで何度も要求してきましたが、姜昌萬社長からは未だに何の説明もありません。

残念です。

「統一日報」の奇奇怪怪な編集方針―特別論説委員の回想記の記述に責任を持たない―


「統一日報」社は「これは回想記だから報道記事ではない。佐藤勝巳特別論説委員が回想記に何を書いても弊社は関知しない」という紙面編集方針を堅持していたのでしょう。

本ブログで以前指摘しましたが、私の部屋に電話してきた方はその旨明言していました。回想記を執筆したのは故佐藤勝巳氏です。

故佐藤勝巳氏はなぜ横田滋氏への誹謗を行ったのでしょうか。

最晩年の佐藤勝巳氏は幻覚に悩まされていた


私は単に佐藤勝巳氏の病、御自分が著書で明記している「幻覚症状」がその最も大きな要因であったと考えています。

冒頭に紹介したように、佐藤勝巳氏は最晩年に、病室と倉庫の区別もつかなくなっていたのです。

私は医師ではないので、佐藤勝巳氏の病気治療と幻覚症状にどんな関連があったのかわかりませんが、幻覚の存在自体は間違いないことでしょう。

最晩年の佐藤勝巳氏には、横田滋氏が金正日に人を介して資金を献上する姿が見えてきてしまっていたのかもしれません。

佐藤勝巳氏には知人が北朝鮮に拉致された日本人被害者を救出するため日本の政界工作をする姿も見えていたそうです(同書p227)。深刻な病状だったのです。

姜昌萬社長と洪ヒョン論説委員への要望―横田滋氏の大スキャンダルとやらについて


幻覚症状を見ている重病人の文章を、どういうわけか「統一日報」は裏付け取材もせずにそのまま掲載しました。

文章が個人への誹謗を含むものなら、裏付け取材をするのが報道機関の常識ではないでしょうか。誹謗をそのまま流布されたら、庶民はたまったものではありません。

特別論説委員が紙面に書いた文章に責任を持てない新聞社とは、いったいどんな新聞社なのでしょうか。

このたびの大事故を起こした船会社のずさんな経営と、「統一日報」社の編集方針にどこか共通性があるように私には思えてきてしまいしたが、これは私だけでしょうか。

現状では、韓国人とは客船の運航や新聞の編集を誠実にできない人たちなのだなどというとんでもない誤解が日本人の中に徐々に広まってしまいかねません。

そんなことになれば隣国の実情を正確に把握できないことにもなり、日本人にとっても不幸です。

前掲書p6によれば、姜昌萬社長から洪ヒョン論説委員を通じて随筆連載の運びとなったそうです。

姜昌萬社長と洪ヒョン論説委員に改めて要望します。横田滋氏の大スキャンダルとやらの中身について、貴社が取材してその後情報を得ているなら公開して下さい。

何もないなら、「統一日報」社は横田滋氏に速やかに謝罪するべきです。

2014年4月25日金曜日

故佐藤勝巳氏(「救う会」元会長)はなぜ回想記で1000万円寄付金横領疑惑に反論、言及しなかったのか―佐藤勝巳著「『秘話』で綴る私と朝鮮」(晩聲社刊行)より思う―

篤志家からの寄付金1000万円の使途は...拉致情報の収集のため、元北朝鮮工作員に970万円!しかし元工作員は「(お金は)全く受け取っていません」(「灰色決着した救う会『1000万円』使途問題」、「週刊新潮」2004年7月29日記事より抜粋)-


社会運動に参加した経験のある方なら誰しも、運動への寄付金を横領したなどと疑われたら悔しくてたまらないでしょう。

横領疑惑が大週刊誌記事になり数万人、数十万人に普及され、さらに警察に告発されたら悔しいなどで済まないはずです。

普通の感覚を持っている人なら、疑いをかけた人や週刊誌を名誉棄損で訴えるのではないでしょうか。あらゆる機会をとらえて、自分の潔白を訴えるのではないでしょうか。

しかし、故佐藤勝巳氏(「救う会」元会長)は、救出運動への寄付金1000万円横領の疑いを提起した兵本達吉氏、小島晴則氏、記事にした「週刊新潮」を名誉棄損で訴えませんでした。

故佐藤勝巳氏は最後の著書「『秘話』で綴る私と朝鮮」でも横領疑惑について言及していません。

寄付金970万円を拉致情報収集のため元北朝鮮工作員に渡したと言うが...


故佐藤勝巳氏、西岡力東京基督教大教授(「救う会」現会長)らの説明によれば1000万円のうち970万円は、元北朝鮮工作員に拉致情報収集のため渡したそうです。

「週刊新潮」記事によれば元工作員の方はもらっていない旨答えました。

「週刊新潮」2006年10月12日記事「『救う会』を特捜部に告発する『告白テープ』」によれば、元工作員とは安明進氏でした。

安明進氏はこの金銭授受を明確に否定しました。安氏が書いた領収書は西岡力東京基督教大教授に無理やり書かされたものだそうです。

その事実を告白したテープが存在するそうです。「週刊新潮」記事によれば、安氏は次のように述べていました。

「内容もわからないものにサインするのは絶対に嫌だと言ったが、結局、金額も何も記していない紙にサインをして渡してしまった。西岡さんは『このことは言わないほうがいい』と言っていた」。


「週刊新潮」記事が真実なら、西岡力東京基督教大教授の言行は佐藤勝巳氏による1000万円横領の証拠隠滅そのものではないでしょうか。

故佐藤勝巳氏、西岡力東京基督教大教授は、日本社会をよく知らず戸惑っている安明進氏を徹底利用したのではないかと思った「週刊新潮」読者は少なくなかったでしょう。

「週刊新潮」の記事がねつ造であるなら、故佐藤勝巳氏、西岡力東京基督教大教授はなぜ名誉棄損で「週刊新潮」を訴えなかったのでしょうか?

「このことは言わないほうがいい」は聖書の教えを踏みにじる


故佐藤勝巳氏は「統一日報」で連載していた回想記「拉致問題との関わり」及びこのたび出版された「『秘話』で綴る私と朝鮮」(晩聲社刊行)でも寄付金1000万円横領疑惑について、反論も言及もしませんでした。

故佐藤勝巳氏は同書p184で「私はあと何年この世にいられるかわからない。真実の歴史は記しておく必要があると思った」と書いています。

兵本達吉氏、小島晴則氏の主張や「週刊新潮」記事が根も葉もないねつ造であるなら、「真実の歴史」を記しておくべきだったのではないでしょうか。御自分の潔白をなぜ訴えなかったのでしょう。

真に残念ながら、記せない「真実の歴史」があったのだろうなと思う人がかなり増えてしまったように私には思えます。それは「暗黒の歴史」だったのかもしれない、と思う人がこのたびの著作で増えてしまったかもしれません。

記せない「真実の歴史」あるいは「暗黒の歴史」を西岡力東京基督教大教授が御存知なら、今からでも公開していただきたいものです。

使途不明の領収書に署名させ「このことは言わないほうがいい」などと脱北者に要求するのは、聖書の教えを踏みにじる言行です。

これが事実なら、「献身した基督教徒」どころか二枚舌、表と裏の顔を持つ人と思われても仕方ないでしょう。

西岡力東京基督教大教授はなぜ「統一日報」に抗議しないのか


西岡力東京基督教大教授は、故佐藤勝巳氏の「拉致問題との関わり」(「統一日報」掲載)で何度も誹謗されていました。

しかし西岡力東京基督教大教授は私の知る限り、「統一日報」に一切抗議していません。

抗議しなければ、「拉致問題との関わり」の記述が「真実の歴史」であると考える人が増えるだけではないでしょうか。

下記など、ひどいものです。「統一日報」への抗議の件、真剣に考えていただきたい。

「拉致問題との関わり」15、「統一日報」平成25年10月17日掲載論考より抜粋


「今、救う会・家族会の中で問題になっているのが、西岡、島田、増元氏らがカンパ費で飲食していることである。

飯塚代表は『たいした金額でないから、騒ぐことではない』といってかばっているそうだが、ただ酒飲むのは、知性と教養の対極にある『卑しい』というか節操なき態度だ。

運動体のリーダーの卑しさは、あらゆるところに出てくる」

2014年4月22日火曜日

フランス革命期の暴徒と中国文化大革命の紅衛兵の「造反有理」-エヴリーヌ・ルヴェ「王妃マリー・アントワネット」(創元社)より、言論活動について思う―

その行列のあとには、槍、鎌、鉄砲などで武装したパリの住民たちがつづいた。彼らは王政を罵倒し、王妃を「オーストリア女」と呼びすてて、殺してやると叫びながら行進した(「王妃マリー・アントワネット」p79より)-



フランス革命とは、絶対王政と旧制度(アンシャン・レジーム)を民衆が打倒した進歩的社会変革という印象を持っている人が多いのではないでしょうか。


政治犯の牢獄として使われていたバスティーユ牢獄は専制政治の象徴だった。


パリの民衆が1789年7月14日にここを襲って破壊したことにより始まったフランス革命は民主主義の起点であるというような話を歴史の授業で習ったような気がします。


この歴史観は、史実と大きく異なっているように思えてなりません。


冒頭の文章は、1789年10月5日早朝にパリの下層階級の女性たちが失業とパンの値上がりに抗議し、国民衛兵を従えてヴェルサイユへ向かったときのことだそうです。


ヴェルサイユ宮殿には堀も石垣もない―国王がさほどの軍事力を持っていない―



この後暴徒はヴェルサイユ宮殿に侵入します。近衛兵が多数虐殺され、彼らの首が槍の先に突き刺されたとあります(同書p81)。


ふと気づきましたが、ヴェルサイユ宮殿には日本の城と異なり、堀や石垣はないのですね。宮殿を守る兵隊もさしたる武装をしていなかったのでしょう。国王は武人ではないのでしょう。


フランスでは、太閤秀吉が行ったような「刀狩」に該当する庶民の非武装化がされていなかったのでしょう。


ルヴェの本には槍や鎌、斧で武装した女性たちがヴェルサイユへ行くときの挿絵がでていますが、さしたる武装ではない。


暴徒とは烏合の衆ですから本来、訓練を経た軍隊の敵ではないはずです。


いくら人数が多くても、この程度の武力で国王の居城が「落城」してしまう程度の権力を「絶対王政」などと把握するのはおかしいのではないでしょうか。


国王が警察力すら殆ど掌握していなかったということではないでしょうか。


ブルボン王朝が「絶対王政」というなら、国王は民衆を大量虐殺できるような軍事力や警察力を持っていたと誤解する人が出てきてしまいます。


蛮行を正当化する言説がなぜ流布していったのか



1789年10月5日の事件について、「ルイ17世の謎と母マリー・アントワネット」(デボラ・キャドベリー著、櫻井郁恵訳、近代文芸社、p76)は次のように記しています。


「大勢の人々は宮殿になだれ込み、王室の居室に通じる階段をまっしぐらに駆け上がった。衛兵が後に耳にしたことを報告している。


『あの女の頭をちょん切って...心臓をえぐりだし...肝臓をフライにして...腸でリボンをつくるんだ。それでもまだ足りないよ』。


親衛隊の一人は階段を守備しようとした。彼は槍とナイフで刺され、半殺しの状態で内庭へ引きずっていかれた。そこで首が斧によって切り離された」。


暴徒によって、国王一家はヴェルサイユを追われてパリに連行されてしまいます。こんな野蛮行為を正当化する言説が、この時期のフランスでは庶民の中に広がっていたのでしょう。


「ルイ17世の謎と母マリー・アントワネット」(デボラ・キャドベリー著p80)によれば、パリへ連行される王室の四輪大型馬車の周りには暴徒がいました。


暴徒はヴェルサイユ宮殿の厨房から持ってきたパンを銃剣にさして次のように歌っていました。


「俺たちはもうパンに困らないぞ。俺たちはパン屋とパン屋の女房、パン屋の小僧を連れて帰るところさ」。


パン屋とは王室をさすのでしょう。パン屋とは蔑まれるべき存在なのでしょうか。


啓蒙思想の文献と「毛沢東語録」「造反有理」-人は言葉で世界と自分の位置を把握する―



フランス革命期の暴徒の姿、暴言は、中国の文化大革命の紅衛兵とが彼らが叫んだ「造反有理」を思い起こさせます。


フランス革命が民主主義の起点だなどという歴史学者は、ヴェルサイユ宮殿を防衛していた衛兵の人権をどう思っているのでしょうか。


この時代にはまだ人権などという概念が確立されていなかったのでしょうが、それでも蛮行が民主主義の起点などとは言えないはずです。


蛮行の当事者に権力を持たせればさらなる蛮行が起きてしまいます。


実際にフランス革命では王室だけではなく、次から次へと人々が処刑されていったのです。


蛮行の繰り返しだったフランス革命での「人権宣言」など、とんでもない偽善に満ちた文書だったように私には思えます。


蛮行を正当化する言説がどのようにして庶民の中に広がっていったのか。これは啓蒙思想の諸文献と関連しているのでしょう。


啓蒙思想の諸文献も、読み方によっては「毛沢東語録」のような役割を果たしてしまったのかもしれません。


人々の間に流布している言説は、社会の在り方を決める諸要因の中でも最重要なことのでしょう。人は言葉で世界と自分の位置を把握していくのですから。



2014年4月16日水曜日

マリー・アントワネット(Marie-Antoinette)の最期とAlbert Camus「異邦人」、ムルソーの「世界の優しい無関心」「憎悪の叫び」

すべてが終わって、私がより孤独でないことを感じるために、この私に残された望みといっては、私の処刑に大勢の見物人が集まり、憎悪の叫びをあげて、私を迎えることだけだった(「異邦人」新潮文庫p127)より。


健康な人は普段、自分が死んでいくことを実感できないものです。私もそうですが、どういう死を望むかと問われたら、静かな死と答えるでしょう。

そうはいっても、もっと生きていろいろなことをやりたかったな、という気持ちを捨てきれないかもしれません。

現実には静かな死どころか、残念無念、悔しいことこの上ないという死に方を迎えてしまう人もいます。

若くして不慮の死、哀しい死を遂げることになった友人を時折でも、思い起こしたいものです。それも神がサイコロを振った結果なのか、私にはわかりません。

人は哀しい死をどのようにのりこえていくべきなのでしょうか。

フランス最後の王妃マリー・アントワネットの処刑に、民衆は「共和国ばんざい!」


マリー・アントワネットが処刑されたのは1793年10月16日12時15分でした。もう少しで38歳になるところという若さでした。

エブリーヌ・ルヴェ「王妃マリー・アントワネット」(創元社、p114-115)によれば、無数の群衆がひしめくなかで、マリー・アントワネットは断頭台に向かう馬車に乗りました。

処刑場に到着して断頭台を目にしたとき、彼女は一瞬おびえたような表情をしたが、次の瞬間には颯爽と馬車から飛び降りた、とあります。

断頭台の刃が落ちると、死刑執行人は血まみれの頭をつかみあげました。それを見た民衆は、「共和国ばんざい!」と口々に叫んだそうです。まさに「憎悪の叫び」です。

断頭台での死を怖れない人などいない


マリー・アントワネットの最期はAlbert Camusの「異邦人」の最後にあるムルソーの独白を思わせます。「異邦人」は母の死の知らせから始まり、自分の死のあり方で終わります。

「異邦人」は「王妃マリー・アントワネット」より前の作品ですから、Camusが「王妃マリー・アントワネット」を読んでムルソーの死に方を考えたわけではありません。

しかしAlbert Camusはマリー・アントワネットの最期について、歴史書などで何かの情報を得ていたのではないでしょうか。

マリー・アントワネットはまさに大勢の見物人の憎悪の叫びに迎えられて断頭台に上っていったことでしょう。断頭台の死が怖くない人などいないでしょう。

マリー・アントワネットも内心では震え上がっていたのではないでしょうか。

「王妃マリー・アントワネット」によれば彼女は「挑戦的な態度」で断頭台の急な階段をのぼり、頭をさっと振って帽子を落とすと、ギロチンの刃の下に首をおいたそうです。

マリー・アントワネットは軍事作戦を敵側に教えるような売国行為をやっていたのですが、それはこの時点では民衆に知られていません。

若い女性を虐殺することが「共和国ばんざい!」なら、共和国とはいったい何だったのでしょう。フランス革命の時期には、愚かな群集心理の犠牲者となってしまった人がいくらでもいたのでしょう。

哀しい死をのりこえるために―世界の優しい無関心に心をひらく―


群集心理の犠牲による死は本人や親族、友人にとって哀しいことこの上ないでしょうが、誰しも皆死んでいくのです。

それを常に思えば、哀しい死をのりこえられるのかもしれません。

友人らしい友人がいない人の場合、哀しい死であっても誰も関心をもちません。しかし、他人の関心の有無は自分も他人もいずれは死んでいくという冷厳な事実に何の影響も及ぼさない。

「異邦人」の主人公ムルソーがたどりついた「世界の優しい無関心に心をひらいた」とはそんな心境をさすのではないでしょうか。

「世界の優しい無関心」と「憎悪の叫び」は表面では正反対のようですが、死に行く人への思いを欠いているという点では同じです。
それに心をひらくとは、冷厳な事実を事実として心の中で受け入れていくことなのでしょうか。

マリー・アントワネットは内心で震え上がりつつも、死という冷厳な事実すべての人が共有していることを思い起こし、さっさと終わらせろと断頭台に首をおいたのかもしれません。

憎悪の叫びをあげた民衆の心中には、マリー・アントワネットの死にざまが残っていったことでしょう。

先人の死に方に思いをめぐらせていくことが、哀しい死をのりこえていくことにつながるのかもしれません。

2014年4月11日金曜日

国家安全保衛部の金元弘部長なら金正恩を暗殺できる(康明道キョンミン大教授の予測。TV朝鮮「黄金パンチ」第46回より)

独裁者の最側近は独裁者の長所、弱点、行動方式を熟知している。国家安全保衛部の金元弘部長はおよそ30年間、保衛部長など朝鮮人民軍の中心にいた。金正恩の弱点を知っている。



思い切ったことを言う人はいるものですね。「朝鮮日報」のインターネットにあるTV朝鮮で、康明道教授(キョンミン大)が、興味深い発言をよくされています。

康明道教授によれば1958年に、当時の民族保衛相金科奉らが金日成を暗殺しようという動きがあったそうです。

最側近は独裁者の長所や弱点、行動方式をよく知っているから、最側近なら独裁者を暗殺できるし、暗殺を狙える位置にあると康明道教授はこの番組で強調していました。

独裁者の警護や反対勢力の動向調査、粛清を担当する公安関係最高幹部は最側近に必ずなるのでしょう。

スターリンとNKVDのベリヤの関係もそうだったかもしれません。毛沢東死後、江青などの「四人組」排除のために実質的に動いたのは中央弁公庁という公安部署でした。

国家安全保衛部は北朝鮮では相当な力を持っています。それゆえ国家安全保衛部の最高幹部は独裁者から警戒されてしまい、粛清されることが多かったのです。

以下、この番組で康明道教授が語っていることを書き留めておきます。

金正恩は人事刷新を進められない―自分が危なくなってしまう-



・金元弘国家安全保衛部部長は金正恩の弱点を熟知している最側近であり、金正恩を暗殺できる位置にある。

・金元弘は朝鮮人民軍武力部の保衛司令部、保衛部長など軍の中心にいた。野戦軍にも影響力を持っている。保衛部長が軍の中では一番力を持つ。

・金元弘は張成澤が主動した「深化組事件」(2万5千人を粛清)でも中心的な役割を果たした。元々は張成澤に近い人物だった。

・金元弘は崔龍海総政治局長より実質的な力を持っている。しかし、崔龍海と手を組むようなことはできない。崔龍海は軍内に人脈がない。

・金正恩はすでに金元弘を疑っているが、切ることができなくなっている。

・金元弘の前任者、兔東則国家安全保衛部副部長は粛清された。代わって金元弘が台頭してきた。

・張成澤処刑の判決を出した特別軍事裁判所とは、本来は人民武力部に属している。なぜか国家安全保衛部に移行されたが、理由があったのだろう。

・このたびの最高人民会議では誰も解任されていない。金正恩は自分に近い人物を重用したかったのだろうが、そうできなかった。幹部交代を進めれば自分が危ない。

北朝鮮の権力内部で何らかの動きがあるのか?「来週発表がある」-金元弘と崔龍海の対立か―



・北朝鮮の権力内部で金正恩暗殺の動きがありうることに対応して、中国軍が国境付近に集結している。

・中国軍が中朝国境を越えるとき、国境地域に配置されている警備隊が中国軍と戦争をするのではなく、ともに平壌に進軍することを構想している。

・北朝鮮の権力内部事情を最もよく知っているのは米国や韓国でなく、中国である。

・米韓軍事演習が史上最大の規模で行われている。それもこの件と関係がある。

康明道教授は「来週発表があるだろう」と「黄金パンチ」第46回で明言しています。一体何なのでしょうか。

こんなことをテレビで明言すれば、直ちに北朝鮮の対南工作機関ないしは金正恩に伝わるでしょうが、それを織り込んで発言しているのかもしれません。

中国が北朝鮮の権力の内部事情を最もよく把握しているという指摘は、その通りだろうと思います。中国の国家安全部は張成澤と連携していたのでしょう。

張成澤処刑後も中国国家安全部は、最高幹部の誰かを収賄や思想工作により包摂しているはずです。ひょっとしたら金元弘国家安全保衛部長がそうなっているのかもしれません。

国防委員会に新しい人物が入っている。金正日の妹、金敬姫は?



国防委員会に、趙春竜(조춘륭)という人物が入っていました。どういう人物かわかりません。金正恩が新人事を全くできていないわけではないでしょう。

金正日の妹、金敬姫はどうなっているのでしょうか?

名前が出ていないようですので、病状が相当重いのかもしれません。
金正恩に対する形容詞が「敬愛する」という程度でしかないのも少し気になっています。

康明道教授は、著書「北朝鮮の最高機密」(文春文庫)によれば、金日成の母親康盤石の親戚で、元首相の姜成山の娘婿だった方です。1994年5月に韓国に亡命しました。

2014年4月6日日曜日

金正日の女性関係、子供について話すと政治犯収容所送りになる―日本政府は対北朝鮮ラジオ放送により金正日、金正恩に反感を持つ北朝鮮の人々と協力しよう―

金正日の正妻は金英淑(娘は金ソルソン)か?ソン・ヘリム(長男金正男の母)、高英姫(金正哲、金正恩、金ヨジョンの母)、金玉とは婚姻関係になかった-


金正日の女性関係や子供の数、名前などスキャンダルのようなことはどうでもよい、と思われるかもしれません。私は金正日が憎くてこれを広めようとしているのではありません。

北朝鮮では、金正日の女性関係や子供の数について話をすることは固く禁止されており、これを破った人は政治犯収容所送りになってしまうことをまずは知っていただきたい。

日本や韓国で政治家の女性関係が週刊誌の記事になり、いろいろな経緯で政治家が役職を降りた例はいくらでもあります。

女性関係で責任を問われるのは政治家であり、噂をした国民ではありません。これだけでも、北朝鮮という国の異様さがわかってきます。

金正日の愛人ソン・ヘリムについて話したらヨドック政治犯収容所に一家全員連行された


金正日の女性関係について話題にすることは「首領冒とく罪」になるのでしょう。朝鮮日報のインターネットでTV朝鮮という、テレビ番組を見ることのできるサイトがあります。

TV朝鮮や、you tubeで金ヨンスンさんという、ソン・へリムと同窓生だった方が北朝鮮の実情についていろいろ話されています。

金ヨンスンさんは同窓生のソン・ヘリムが金正日の愛人になっていることを周囲の誰かに話しました。

これが国家安全保衛部に察知され、一家全員がヨドックの政治犯収容所に送られてしまったそうです。金ヨンスンさんは現在、77歳くらいでしょうか。

北朝鮮では、若いころ舞踊をやっていたそうです。脱北者からの話を総合して、韓国の出版物では金正日の女性関係を上記のようにまとめています。

金英淑には娘さんがいるようで、TV朝鮮では金正日と一緒に映っている写真が紹介されていました。その写真は北朝鮮で公開されたものですから、金正日の娘として紹介されていないでしょう。

洪一天という女性も金正日の妻だったという情報も流れたことがありますが、その後も高位幹部を務めていますからこれはおそらく間違いと考えられています。

日本政府は対北朝鮮ラジオ放送で金正日の女性関係を広めるべきだ


私たちにとって金正日の女性関係そのものはどうでもよいことですが、日本政府がこれを対北朝鮮ラジオ放送で大いに広めることが大事です。

金正日の女性関係を北朝鮮の住民が幅広く知ってしまえば、これを話題にする人が不特定多数になってしまい取締り不能状態になってしまいます。

誰もが「首領冒とく罪」では、国家安全保衛部の機能が麻痺してしまい、勤務員がやる気をなくすでしょう。

金正日の女性関係という、北朝鮮社会では首領冒とく罪そのものになることが、韓国の歌謡曲で始まるラジオ放送で流されれば、聴取する北朝鮮の人々は驚愕するでしょう。

「何と悪い国だ」と思う人もいるでしょうが、金正日、金正恩に反感を抱いている北朝鮮の人々からは間違いなく強く支持されるはずです。

90年代後半の「苦難の行軍」とやらで親族が餓死、病死してしまい、金正日を恨んでいる人は少なくない。金正恩を心底尊敬している人など、ごく少数ではないでしょうか。

横田めぐみさんら被拉致日本人を返さないのなら、金日成の女性関係も放送すると国家安全保衛部に通告すればよい


金正日の女性関係が幅広く知れ渡り話題にされたら、国家安全保衛部の最高幹部が金正恩やほかの大幹部に責任を問われかねない。

国家安全保衛部の最高幹部は必死になって日本政府を脅迫してくるでしょう。

このとき、日本政府は北朝鮮、国家安全保衛部に次のように要求すればよいのです。

「これは事実だ。金正日は豪勢な生活をしていた。放送をやめてほしければ横田めぐみさん、有本恵子さん、増元るみ子さんらを返せ」

「返さないなら金日成の女性関係も放送する」

国家安全保衛部や対南工作機関は驚愕することでしょう。脅迫が逆効果になるということを示せば良い。

国家安全保衛部による住民統制、監視を抜本的に弱体化させることができれば、被拉致日本人救出の可能性が出てきます。

被拉致日本人を監視、管理しているのはおそらくは国家安全保衛部です。国家安全保衛部の最高幹部の中にはこれまで収容所送りないしは処刑されてしまった人物が少なくないことも事実です。

「日朝首脳会談」で北朝鮮側の裏方の最高責任者は国家安全保衛部の幹部だったようですが、この人物も処刑されてしまいました。

国家安全保衛部最高幹部の精神的圧迫感、脅迫感を対北朝鮮ラジオ放送で増幅させるべきだ


国家安全保衛部の最高幹部は「次は自分か?」という脅迫感に迫られつつ日々の業務を遂行しているのです。

彼らの精神的圧迫感、脅迫感を、対北朝鮮ラジオ放送で大きく増幅させてしまえば良い。国家安全保衛部最高幹部が、「どうせやられるなら...」という気持ちを持つように仕向ければ良い。

テロを国策として実行するテロリスト国家との「対話」「交渉」のためには、テロリストを精神的に追いつめていかねばならない。

現在のような外務省間の「日朝協議」で「再調査を粘り強く要求する」手法では北朝鮮当局には大した打撃にならない。

現在の外務省の手法は、50数年前の日韓条約締結時のそれを踏襲しているように私には思えてならないのです。

韓国の朴正ヒ政権と金日成、金正日、金正恩は全く違うことが外務省にはわからないのでしょうか。外務省の北朝鮮に関するホームページの記載を見ると、そう思えてしまいます。

日本政府、外務省は、外国のテロリストと何かの件で「対話」「交渉」するならどうするべきなのかという観点から対北朝鮮政策を至急練り直していただきたい。



2014年4月1日火曜日

横田めぐみさん娘と祖父母の会見について思う―「日本は感動を与えればたやすい」、(張真ソン「金王朝『御用詩人』の告白」文藝春秋刊行p76より。西岡力監修)

「韓国は交渉を無視したり脅かしたりすればいい。アメリカは嘘でも論理があれば可能だ。日本は感動を与えればたやすい」


記者会見での横田御夫妻の表情を見ると、誰でも「お孫さんとあえて本当に良かった」と思うでしょう。これは当然です。

しかしそのことと、北朝鮮がなぜお孫さんの祖父母との外国での会見を認めたのかという分析は別にせねばなりません。

この件で参考になるのは、北朝鮮の「統一戦線部」という対南工作機関所属の詩人だった張真ソン氏の上記著作での指摘です。

北朝鮮は拉致問題に関する日本の世論を軟化させ、食糧支援獲得と制裁解除を狙っています。

「日本は感動を与えればたやすい」という視点から、北朝鮮は横田めぐみさん娘と祖父母との面会を認めたのです。

横田めぐみさん娘の言動を監視する国家安全保衛部の担当者がいたはずだ


こういうことを言うと冷水を浴びせているようになってしまい心苦しいのですが、娘さんの言動を何らかの形で監視する人間、国家安全保衛部の担当者が配置されていたはずです。

娘さんはそれを熟知していますから、全てのことを祖父母に語るのは難しかったでしょう。

しかし、外国に出るのは初めてだったでしょうから、いろいろ感じたこと、わかったことがあったのではないでしょうか。

横田御夫妻は当然、お孫さんとの再会を希望しておられるでしょうが、中国以外の外国で会うことを希望していただきたい。

北朝鮮に行ったりしたら、北朝鮮の思うつぼです。

どこで会おうと必ず監視者がついてきますが、中国以外の外国なら監視の程度が異なってくるはずです。

いろいろな不便はあってもお孫さんにとっては外国に少しでも行くことが、とてもよい経験なのですから。

今回のモンゴル行きは祖父母からのプレゼントと解釈しても良いのかもしれません。

それにしても、許せないのは北朝鮮です。コメを得るために祖父母とお孫さんの面会を利用しているのですから。改めて次を訴えます。

対北朝鮮ラジオ放送で「白頭血統」への思想攻撃を!


「日本は感動を与えればたやすい」という統一戦線部の「分析」が全くの的外れになるようにせねばなりません。

外務省間の交渉がどのようになろうと、日本政府は直ちに対北朝鮮ラジオ放送で金日成が日本軍に追われてソ連領に逃げてしまったことや、金正日の女性関係を暴くべきです。

金正日はハバロフスク近郊で生まれているのですから、白頭山とは無関係です。

日本が「白頭血統批判」ともいうべき思想攻撃をやれば、北朝鮮当局は猛烈に反発し、外務省間の交渉がいったん途切れるかもしれません。

北朝鮮は対日政策を全面的に見直すしかないのです。

「これまでのやり方は失敗だった」となり、外務省でなく対南工作機関や国家安全保衛部が様々な経路で放送中止を要求しとんでもない脅迫をしてくるでしょう。

テロ国家北朝鮮と「対話」「交渉」するためには「圧力と思想攻撃」


このときこそ、テロ国家北朝鮮との「対話」「交渉」が始まることを重ねて訴えたい。被拉致日本人解放に最も強く反対、抵抗するのは対南工作機関なのです。

対南工作の実態がばれてしまうからです。被拉致日本人を厳重に監視しているのは、おそらく国家安全保衛部です。

日本政府は彼らに「ラジオ放送をやめてほしいなら横田めぐみさん、有本恵子さん、増元るみ子さんらを返せ」と要求すればよいのです。

現在の日本政府の姿勢は、北朝鮮が普通の国家であることを前提としています。日本人拉致を断行したのが北朝鮮国家であることを直視できていない。

「圧力と対話」から、「圧力と思想攻撃」に日本政府は路線転換すべきなのです。

北朝鮮が返せないというなら、統一戦線部や国家安全保衛部の人間が聞くことを想定した「朝鮮労働党幹部の皆さんへ」(仮題)というラジオ番組を作ってしまえば良い。

金日成が日本軍に追われてソ連へ逃げてしまったことは真実なのです。

金日成がやった「パルチザン活動」の実態は山賊行為でしかなく、日本軍は住民の生命と財産を守るために金日成一味を討伐したのです。

金正日の奢侈生活を「金正日の料理人」に依拠して暴くべきだ―国家安全保衛部幹部への精神的圧迫を対北朝鮮ラジオ放送で増幅させよう!


金正日の奢侈生活を「金正日の料理人」藤本氏の著作に依拠しながら対北朝鮮ラジオ放送で淡々と伝えれば良い。

これをやれば北朝鮮国内だけでなく中国で「外貨稼ぎ」をしている朝鮮人民軍関係者や国家安全保衛部の人間にも、情報が様々な経路で伝わります。

国家安全保衛部の人間が金正恩に対する忠誠心をなくしていけば、被拉致日本人に対する統制が弱まります。

国家安全保衛部の頂点に立つ人間や、対日工作の責任者の中には、処刑ないしは収容所送りにされた人間もいます。

国家安全保衛部の頂点の人間はそれを熟知しています。我々には想像もできないような、精神的緊張感と圧迫の中で国家安全保衛部の大幹部は暮らしているのです。

その精神的圧迫を、対北朝鮮ラジオ放送でさらに増幅させてしまいましょう!

「対日工作での失敗の責任を取らされて処刑されるよりは...」という発想を国家安全保衛部の幹部が抱くよう追い込んでいくべきです。