2014年5月31日土曜日

北朝鮮の国家安全保衛部、対南工作機関幹部らによる外貨稼ぎと暴力団員の組への資金上納

北朝鮮の最高幹部たちが最も恐れているものは「張成澤の一味」というレッテル貼りだ―


被拉致日本人救出のためには、被拉致日本人を監禁している連中の実情を可能な限り正確に把握せねばなりません。私見ではこの連中は国家安全保衛部です。

話が逸れるようですが、暴力団員らで構成されている小社会について少し考えてみましょう。暴力団員は毎月いくらかの指定された金額を親分に上納せねばならないそうです。

その額を集められず、僅かな額しか上納できなかったら、その暴力団員はどうなるのでしょうか。組の慣習により違いはあるのでしょうが、暴力の制裁が課される場合もあるかもしれません。

組長や若頭からの制裁を免れるためには、組員は血眼になって金を集めるしかない。息のかかっている中小零細企業の経営者、特に性産業や遊興業経営者から資金集めをするのでしょう。

張成澤は優秀な「若頭」「若頭補佐」だった


私は、北朝鮮の最高幹部らはこのような状況にあるように思えてならない。国家安全保衛部だけではないでしょう。

もう少し暴力団に例えて表現するならば、「若頭」「若頭補佐」のごとき人物が組長を引退させることを画策し、それが組長にばれて消されてしまったとします。

そのとき、「若頭」「若頭補佐」の腹心の部下として組の内外に知られていた幹部はどう行動するのでしょうか。

保身のためには、必死に資金集めをして組長に献上し忠誠心を示すしかないはずです。消された「若頭」「若頭補佐」と自分は関係がないことを示すには金を出すしかないはずです。

張成澤は「若頭」「若頭補佐」に相当する人物でした。中国に石炭や鉄鉱石などを売って相当な外貨稼ぎをしていたはずです。

北朝鮮の国家安全保衛部、朝鮮労働党の宣伝扇動担当部署、朝鮮人民軍、対南工作担当機関、政務院などの最高幹部には張成澤と人脈を築き、それを周囲に公言していた人物は少なくないはずです。

彼らは皆、「張成澤一味」というレッテルを貼られて銃殺ないしは政治犯収容所送りにされることを恐れているに違いない。

韓国の情報では、張成澤の一族は殆ど皆、公開処刑にされました。北朝鮮の最高幹部なら張成澤一族の末路について詳細な情報を得ているはずです。

張成澤の一味というレッテルを貼られないようにするためには、あらゆる経路から外貨を獲得して金正恩に献上し、忠誠心を示すしかない。

北朝鮮外務省を裏で仕切っているのは国家安全保衛部だという説がありますが、その可能性は十分にあります。

北朝鮮外務省が「再調査」の約束をした背景には、国家安全保衛部最高幹部が張成澤一味という類のレッテル貼りを怖れ、必死に外貨稼ぎをしているという事情があったと考えます。

被拉致日本人を監禁、監視している国家安全保衛部を攻撃するべきだ


繰り返しますが被拉致日本人奪還のためには被拉致日本人を監禁、監視している連中、国家安全保衛部をあらゆる手段で攻撃し弱体化させねばならないはずです。

国家安全保衛部の結束力をそぎ、窮地に陥れるために日本政府は対北ラジオ放送で金日成、金正日を批判するべきです。

これにより北朝鮮の住民の中で金日成や金正日に対する侮蔑的な言辞が広まれば、国家安全保衛部の最高幹部が責任を問われます。

最高幹部が銃殺ないしは政治犯収容所送りになりうるのです。国家安全保衛部の最高幹部はそういう末路になった人間が多い。

小泉訪朝のときの北側の実務最高責任者は、国家安全保衛部の人間だったようです。その人は2年くらい前でしたか、銃殺されてしまいました。

今回の日朝交渉で外貨を得られなければ、担当している国家安全保衛部の人間は責任を問われて銃殺されてしまうかもしれない。

張部長(張成澤)と親密な関係にあったとレッテルを貼られる可能性大です。国家安全保衛部の大幹部はそうしたことを予想しているはずですから、相当な精神的ストレスを抱えているはずです。

対南工作機関が外貨を稼ぐためには、万景峰号で朝鮮商工人から巻き上げる


対南工作機関の連中も同じです。総連幹部や日本国内にいる非公然組織の工作員を脅して外貨を得られなければ、張成澤の一味とレッテルを貼られかねない。

外貨を得るためには何としても万景峰号を日本の港に入港させ、総連幹部や非公然組織工作員に激を飛ばして外貨を得ねばならない。

国家安全保衛部、対南工作組織そして朝鮮人民軍幹部の誰もが、張成澤一味とレッテルを貼られないようにするためにも外貨獲得と金正恩への献上による生き残りを策しているのです。

対南工作機関の連中に外貨稼ぎを許さないために、日本政府は北朝鮮を訪問した在日朝鮮人の日本への再入国を拒否すべきです。

暴力団員にとって、日ごろから自分の脅しに屈して資金を上納してくれている中小零細企業経営者との面会の機会は大変大事でしょう。その場でしかるべき脅しをせねばなりません。

対南工作機関と在日本朝鮮人総連合関係者の面会もこれと同様です。朝鮮商工人の中には、性産業や遊興業で相当な資産を持っている人間が少なくないことも留意するべきです。

外務省高官は北朝鮮の国家安全保衛部、対南工作機関、政治犯収容所について承知しているのか―国家公務員試験にそれらは出題されない―


外務省の皆さんは、国家安全保衛部について何か御存知なのでしょうか。

外務省の北朝鮮について紹介、説明するホームページには、国家安全保衛部、政治犯収容所、公開処刑などの記載はありません。

「党の唯一思想体系確立の十大原則」も記載されていません。対南工作の実態の記述もありません。これでは、北朝鮮は普通の発展途上国と国民が思ってしまいます。

外務省の皆さんもその程度の認識ではないでしょうか。外交官試験ではこの類のことの知識を問われることはありえません。

外務省の皆さんは、朝鮮商工人には性産業や遊興業で相当な資産を築いた方々が少なくないことを御存知なのでしょうか。

その中には暴力団員と密接な人脈を持っている方もいるのです。組の「企業舎弟」のような方もいるでしょう。

朝鮮商工人からも資金を巻き上げることを、対南工作機関や国家安全保衛部の幹部は策しています。資金獲得対象は日本政府だけではない。

外交官試験や国家公務員試験、あるいは有名大学の法学部、経済学部の講義やテキストにこれらが出てこなくても、御自分たちで北朝鮮に関するいろいろな文献を読んで頂きたいですね。

変な奴とみなされるでしょうが、変な奴が各分野でそれなりにいるから、多くの人が平和ボケになっていても日本社会がこれまで維持されてきたのかもしれません。

朝鮮労働党幹部の思考と行動は暴力団幹部のそれと似ています。中国共産党幹部の思考と行動様式も、大局的には同様です。

外務省高官には、暴力団や極左団体の思考と行動様式を研究していただきたいものです。

2014年5月30日金曜日

被拉致日本人を監視、監禁している国家安全保衛部最高幹部を窮地に追い込むべきだ!

北朝鮮はなぜ全面的調査を始めると日本政府に約束したのか―国家安全保衛部も外貨不足―


昨年末頃より多くの人が指摘していますが、中国との関係が悪化し北朝鮮の外貨収入が激減した可能性があります。

国家安全保衛部が実質的に日朝交渉で北の外務省を取り仕切っているという報道がありました。国家安全保衛部も、外貨が入らなくなって困っているのかもしれません。

12年ほど前の小泉訪朝のとき、北朝鮮側の担当者の頂点にいた人物は国家安全保衛部の大幹部だったそうです。この人はその後、銃殺されてしまったようです。

張成澤がこの人物の処刑の背景にいたという話もありますが、定かではありません。

現在の国家安全保衛部の大幹部たちは、この経緯を十分承知しているはずです。彼らは命がけで、日本から外貨と食糧を巻き上げようとしているのです。

失敗すれば、様々な口実で銃殺されてしまうかもしれないのですから。国家安全保衛部大幹部らは、本音では金正恩など全く尊敬していません。

高位幹部としての地位を確保するために、金正恩への絶対的な忠誠心を表明しているだけです。

常時武装できる国家安全保衛部最高幹部を窮地に追い込めば、金正恩もどうなるかわからないのです。

日本政府は日朝交渉の実際を仕切っているだろう国家安全保衛部について、何か知っているのでしょうか。何も知らないで北の外務省の主張を全て鵜呑みにしているのではないでしょうね。

「近くて遠い国を、近くて近い国にしよう」などとは北朝鮮側の誰も考えていませんよ。これは金正日の宣伝文句です。

国家安全保衛部も「外貨稼ぎ」をしている


中国には、国家安全保衛部傘下の料理屋やカラオケ店などがあるそうです。国家安全保衛部傘下の貿易会社もいくつかあるはずです。

外国への出稼ぎ労働者の賃金収入が、彼らを監視する国家安全保衛部に多少配分されることもあるのでしょう。

北朝鮮から中国への石炭や金属輸出代金があまり入らなくなっていたら、かなりの打撃でしょう。

今後、北朝鮮、国家安全保衛部は再び出鱈目なことを「全面的な調査結果」と称して出してくる可能性があります。

あるいは、結果を教えてほしかったら食料や金をよこせと要求してくる可能性もあります。

結果を教えてほしかったら安部総理が食糧を持って訪朝しろというかもしれません。その類の出鱈目な要求に応じてはなりません。

出鱈目な「調査結果」を出してきた場合、これまでよりもっと強力な制裁措置と、徹底的な思想攻撃をを政府として断行するべきです。

北朝鮮を訪問した在日朝鮮人の日本再入国を拒否するべきだ―西岡力東京基督教大教授(「救う会」会長)はなぜこれを主張しないのか―


強力な制裁措置の一つとして私は、北朝鮮を訪問した在日朝鮮人の再入国拒否の抜本的拡充をあげたい。これは北朝鮮にとって打撃となります。

「南朝鮮革命」の具体的な指令を、対南工作機関が総連関係者に出しにくくなるのです。徹底的な思想攻撃としては、ブログで何度も論じてきました。

この政策は、故佐藤勝巳氏(「救う会」元会長)は勿論、西岡力東京基督京大教授(現「救う会」会長)が長年主張してきたことです。

どういうわけか、西岡力氏はこの政策を最近は主張しないようです。

西岡力氏の「正論」掲載論考や集会での発言を見ると、多少のことは言いますが最後は政府を信頼して追随しよう、という類の結論になっています。

「圧力と対話」という方針に全面賛成のようです。

外務省の北朝鮮把握は、かつての韓国の朴正ヒ政権と同様という程度のものです。北朝鮮を開発独裁政権とみなしているのです。

対話を重ねて信頼関係を醸成し、経済成長のためには政策変更が必要だと説得しようという話になってしまいます。

外務省最高幹部には、暴力団幹部や極左団体の思考方式を「理解」するのは困難なのでしょう。外交官試験に暴力団や極左団体の動向、歴史、思考方式は出題されません。

西岡力氏の政府追随論を島田洋一福井県立大教授(「救う会」副会長)は察知できないのだろうか


雑誌「現代コリア」の編集長だった西岡力氏が日本の対北朝鮮外交基本方針である「圧力と対話」を批判できないとは、信じがたいことです。テロリスト国家とどうやって対話するのですか。

歳月が過ぎれば、人の気持ちは変わってしまうということなのでしょうか。

島田洋一福井県立大教授(「救う会」副会長)は西岡力氏の変化を察知できないのでしょうか。

かつての西岡力氏の論考や著作を知っている人間の一人として、いったいどうなっているのだろうというのが正直な気持ちです。

深い御事情がありそうです。元北朝鮮工作員安明進氏の「週刊新潮」への供述と関係があるのかもしれません。

あるいは、「救う会」の裏方針「被拉致日本人救出のために、暴力団の共生者と連帯・協力する」と何か関連しているのかもしれません。

金日成は「朝鮮の解放」に一切貢献していない。山賊は討伐されて当然だ!


対北朝鮮ラジオ放送で金日成、金正日を批判するべきです。「金日成神話」の虚構を対北朝鮮ラジオ放送で暴けば、金正恩の正統性が揺らぐのです。

朝鮮民族は何より血統を重視します。

金日成は日本軍に討伐されてソ連に逃げてしまったのですから、金日成は偉大な将軍ではありえない。満州の日本軍のほうが金日成よりずっと強かったのです。

金日成のパルチザン闘争は山賊行為でしかなかった。金日成は中国共産党員としてパルチザン(山賊行為)をやっただけですから、「朝鮮の解放」には一切貢献していません。

日本軍は住民の生命と財産を守るために金日成一味を討伐したのです。

これを対北朝鮮ラジオ放送で暴き、北の住民だけでなく中国朝鮮族にも伝えれば、必ず北の内部に広まります。国家安全保衛部が金正恩から責任を問われるように仕向ければ良い。

銃殺されるよりは、監視下にある被拉致日本人を日本との裏取引材料に使って多少の金品を得ようと国家安全保衛部最高幹部が判断するように仕向けねばなりません。

現状では、国家安全保衛部最高幹部は多少金に困っているだけです。窮地ではないでしょう。

金日成神話の虚偽が住民に広まれば、それを取り締まれていない国家安全保衛部最高幹部に重大な責任があることになります。

「全社会の金日成・金正日主義化」に失敗したことになりますから。

テロリスト国家との「対話」「交渉」とは思想攻撃だ!


相手は、民間航空機を爆破することを国策にしたテロ国家です。テロリストと通常の「対話」をしても何もならない。

テロリストの支援者を減らすような「対話」すなわち思想攻撃、宣伝戦を行えば、テロリストは窮地に陥るでしょう。

極左団体幹部は、極左団体の思想を形成した最高幹部を攻撃すると敏感に反応します。私は早大出身なので、このあたりの事情を体験として知っているつもりです。

かつての早稲田大学は、強力な極左団体の陣地でした。極左団体の幹部はいつも、血走ったような目つきをしていました。

暴力団幹部も同様ではないでしょうか。所属暴力団が誇っている最高幹部を誰かが批判し始めたら、相当なことになりうる。

保守派知識人で「中国、韓国の歴史戦に反撃せよ」という方は少なくないのですが、どういうわけか北朝鮮に歴史戦を仕掛けよと主張する方は滅多にいない。

いささか生意気ですが、「攻撃は最大の防御」であることを忘却している保守派知識人は少なくないのではないでしょうか。

暴力団や極左団体の研究をしていただきたいものです。

  

2014年5月28日水曜日

鉄棒とJoggingで体を鍛えよう!-毎朝腕立て伏せと腹筋、スクワット(Squat)を続けています―

昭和36年(1961年)生まれですが、簡単なトレーニングを続けています。


今回は政治と無関係の個人的な話をします。人間、根性だ!を私は信条としていますが、健康を維持できなければ精神力も持ちませんね。

もう十二年くらい前になりますが、諸般の事情により体を鍛えなおそうと思い立ち、Joggingを始めました。

初めは1キロくらい走る程度で足が痛くなってしまったのですが、やりはじめると面白くなってそのうち市民マラソンに参加するようになりました。

兵庫県加古川市で毎年12月に開催されているフルマラソンにも、3回参加しました。そのほか、ハーフマラソンや10キロ走に参加しています。大したタイムは出ていませんが。

3月に大阪府吹田市の万博広場で開催される市民マラソンにはほぼ毎年参加しています。

12年くらい前から、毎朝食事前に腕立て伏せと腹筋、スクワット(squat)を続けています。

鉄棒に挑戦しました。逆上がりと後ろ回り(後方支持回転)に成功!


最近、近くの小公園にある子供用の鉄棒で逆上がりと後ろ回り(後方支持回転)に挑戦したら、できました。気分が良かったのですが、これは子供用の鉄棒だから当たり前かと思っていました。

本日、勤務先の体育館の裏のほうにある、体育授業用の鉄棒で逆上がりと「後ろ回り」に挑戦しました。再度できました! まあ、この程度で舞い上がっていては駄目なのかもしれませんが。

この鉄棒は、学生諸君が体育の授業に時折使っているのでしょうから、さほど低くありません。やる前は少し緊張しましたが、逆上がりは特に問題なくできました。

鉄棒に上がってからは「後ろ回り」です。腹を鉄棒につけて、足を後ろに数回振り、思い切って後ろに回って手首を少し返したら、何とかできました!

休みを入れつつ、3回逆上がりと後ろ回りをやったらまあまあ疲れました。頭がクラクラしますね。腹筋と腕力が多少、必要なようです。

この2,3日、演習の学生諸君や、校内で会った顔見知りの学生諸君に「おい、お前は逆上がりをできるかい」と尋ねてみました。

男子学生諸君は概ねできるようです。若いから体が柔らかいのでしょうね。

宝塚からきているある男子学生は、「蹴上がり」を簡単にやれるそうです。彼はサッカーをやっていて、引き締まった体つきをしています。すごい!

演習に所属しているある学生も以前は「蹴上がり」をできたそうです。男子学生諸君の中には恐らく、「大車輪」をやれる人もいるのでしょう。

私には「蹴上がり」は無理です。若い頃でも、これはなかなかできなかった。

女子学生諸君は「そんなのできないよ」という答えが多かったのですが、日ごろ少し離れた自宅から徒歩で来ている女子学生はできるそうです。変な教員かな?

皆さん、体を鍛えましょう!you tubeを見ますと、56歳で「蹴上がり」をされる方がいらっしゃいます。素晴らしい!

武士の子孫なら心身を鍛えよう!


私はこれから時折、体育館裏の鉄棒に行って心身の鍛錬に励みます。

私たちの祖先、戦国武将は日々体作りを怠らなかったそうです。十数年前かと思います。どういう理由か忘れましたが奥州の武将、伊達政宗の骨の発掘と解剖がなされました。

かなり筋肉質で、運動神経が発達していた方だそうです。テレビで放映されました。

私の御先祖様の中には、ひょっとしたら「姉川の戦い」に朝倉家の家臣として参戦されている方がいるようです。御先祖様も健康に留意されていたのかもしれません。

2014年5月24日土曜日

金日成将軍略伝(金日成選集第一巻、三一書房1952年刊行)は偉大なソヴェト軍が朝鮮を解放したと宣伝していた―対北朝鮮ラジオ放送でこれを暴くべきだ―

「偉大なソヴェト軍隊の武力で、わが祖国が日本帝国主義の植民地支配から解放された..」(金日成選集第一巻、p287より)


在日本朝鮮人総連合会の皆さん。皆さんは朝鮮学校で「偉大なる首領金日成主席の指導するパルチザン、朝鮮人民軍が日本帝国主義を打倒し、祖国を解放した」旨学んだことでしょう。

これは大嘘です。そもそも、62年ほど前の「金日成選集」には、上記のように「朝鮮を解放」したのは「偉大なるソヴェト軍」であると明記されていました。

「金日成選集」は今日では入手困難ですが、在日本朝鮮人総連合会の老幹部なら持っているかもしれません。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんは、まずは御自分たちの大先輩がどのような宣伝をしてきたのかを大先輩の残した文献に基づいて検討し、史実を素直な眼で見つめるべきです。

偉大なソヴェト軍とやらは日ソ中立条約を破って満州に侵攻し、日本人を虐殺、拉致しました。偉大なソヴェト軍は朝鮮半島でも同様の残虐行為をいくらでもやったでしょう。

「金日成将軍略伝」によれば、金日成はソ連軍の一部隊にいたにすぎない


「金日成将軍略伝」によれば、1945年8月9日、偉大なソヴェト軍隊とやらは対日戦に参加しました。

金日成将軍の襲撃班はすみやかに結集され、不敗のあたらしい一部隊に編成され、ソヴェト軍隊といっしょになって、日本帝国主義者どもを撃滅する戦闘にくわわったそうです(同書p287)。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんの大先輩によれば、金日成はソ連軍の一部隊にいただけだったのです。現実にはこれすら嘘で、金日成一味は日本軍に討伐されてソ連領に逃亡していました。

金日成は昭和20年8月15日の終戦をハバロフスク近郊で迎えましたから、満州から朝鮮半島へ侵攻した極東ソ連軍には一切参加していません。

金日成が極東ソ連軍の秘密偵察部隊、88特別独立狙撃旅団(通称は88旅団)の大尉だったことは、88旅団にいた元北朝鮮人民軍作戦局長ユ・成哲氏により明らかにされました(「金日成 その衝撃の実像」東亜日報・韓国日報編、1992年講談社刊行)。

「金日成選集」第二巻に掲載されている「八・一五解放五周年に際しての、平壌市人民委員会の記念祝賀大会における報告」(1950・八・一五)で金日成は次のように正直に述懐しています。

「われわれがこうした大きな成果をたたかいとることができたのは、まず何よりも、偉大なソヴェト軍隊の武力によって、朝鮮人民が日本帝国主義の植民地支配から解放されたというだけでなく、

ソ同盟が朝鮮人民に私心のない、友好的な援助をあたえてくれたおかげなのである(拍手)。

だからこそ、全朝鮮人民は解放五周年をむかえるにあたって、

偉大なソヴェト人民と世界勤労大衆の指導者であり、朝鮮人民の解放の恩人であるスターリン大元帥に、全民族的な祝賀と感謝をおくるものである」(全員起立して、万雷のような拍手)。

(金日成選集第二巻、p52より)。

記念祝賀大会での金日成の報告の最後は次です。

「われわれの解放者である偉大なソヴェト人民と、その英明な指導者であり、朝鮮人民解放の恩人であり、もっとも親愛な友である偉大なスターリン大元帥万歳!」

(全員総起立で、場内われるような万雷の拍手がながくつづく)。(金日成選集第二巻、p68より)。

対北朝鮮ラジオ放送で金日成批判をやれば、国家安全保衛部の皆さんが必ず聴取する


日本政府は対北朝鮮ラジオ放送で、「金日成選集」のこれらの記述をそのまま紹介したらどうでしょうか。

国家安全保衛部にお勤めの皆さんは、仕事上対北朝鮮ラジオ放送を聴取せねばなりません。国家安全保衛部の皆さんは「金日成選集」など知らないでしょうから相当驚くことでしょう。

祖国を解放したのが「偉大なる首領金日成同志」ではなく、スターリンとソ連軍だと「偉大なる首領金日成同志」が語っていたというのですから、どうしようもない。

金日成が終戦をハバロフスク近郊で迎えたこと、金日成が日本軍に討伐されてソ連に逃げてしまったことなども、被拉致日本人を監禁している国家安全保衛部の皆さんにお知らせしましょう。

こんなことが朝鮮人民軍兵士や、北朝鮮の住民の中に知れ渡っていったら金日成や金正日への忠誠心などなくなってしまいます。

対北朝鮮ラジオ放送で金日成批判を続ければ、国家安全保衛部の最高幹部が責任を金正恩に問われる―被拉致日本人救出のためには国家安全保衛部を窮地に追い込まねばならない―


対北朝鮮ラジオ放送での金日成批判が続けられれば、国家安全保衛部の最高幹部が金正恩から責任を問われ、処刑ないしは政治犯収容所送りになってしまう可能性もあるのです。

元々、国家安全保衛部の最高幹部は相当な権力を手中にしてしまいますから、金正日により粛清(処刑ないしは収容所送り)されてしまった人すらいます。

現在の最高幹部金元弘はそれを熟知していますから、必死になって日本政府にラジオ放送をやめろと脅迫してくるでしょう。

そのとき日本政府は、「ラジオでの金日成批判をやめてほしいなら、直ちに被拉致日本人を返せ」と言えば良い。

国家安全保衛部が被拉致日本人を引き渡さなければ、対北朝鮮ラジオ放送で金正日の女性問題を暴露してしまえば良い。

テロ国家北朝鮮との被拉致日本人救出のための「対話」をし解放交渉をするためには、被拉致日本人を監禁、監視している国家安全保衛部を窮地に追い込まねばならない。

外務省間で信頼関係を構築し「行動対行動の原則」などを文書で確認しても、国家安全保衛部最高幹部は哄笑するだけです。

国家安全保衛部の担当者は、業務上対北朝鮮ラジオ放送を聴取せねばならないことを重ねて訴えたい。

金日成の「スターリン大元帥万歳!」は「NHKスペシャル・朝鮮戦争」で放映された―国家安全保衛部の皆さんの忠誠心喪失を目指して―


金日成がスターリン万歳と叫んでいたことを放送で聴いても、国家安全保衛部の皆さんはなかなか信用しないでしょう。

幼児期から金日成の教示こそすべてと頭に叩き込まれてきた人たちですから。

「民族の太陽」が日本軍に討伐されてソ連に逃げてしまったなら、軍事の天才ではありえない。国家安全保衛部の皆さんは嫌な気分になるでしょう。

しかし、業務上ラジオ放送を聴かねばならないのです。繰り返し聴けば、金日成、金正日に対して様々な疑問がわいてくるはずです。

国家安全保衛部の皆さんに、業務を真面目に遂行する気を失くしていただきましょう。

逃亡後金日成はソ連軍の一大尉になりましたから、スターリン万歳と叫ばざるをえなかったのです。若き金日成は内心では、みじめな気分だったかもしれません。

金日成が1949年2月にモスクワを訪問した際に演説し「スターリン大元帥万歳」と述べる音声が、「NHKスペシャル・朝鮮戦争」(91年)に放映されたそうです。

日本政府は対北朝鮮ラジオ放送で、これを北朝鮮の国家安全保衛部、朝鮮人民軍兵士の皆さんにお知らせするべきです。

中国東北部で視聴できる衛星放送で「NHKスペシャル・朝鮮戦争」をたびたび放映すれば、朝鮮族がそれをCDに録画して北朝鮮に運びます。

場合によっては、金正恩や妹金ヨジョンも見るかもしれません。「歴史の戦い」を日本側から仕掛けるべきなのです。

2014年5月18日日曜日

「クラーク」(暴力的穀物徴発に抵抗する農民総称)の血を求めるレーニン―「ソヴェト=ロシアにおける赤色テロル(1918-23) レーニン時代の弾圧システム」(メリグーノフ著、梶川伸一訳、社会評論社)より思う

「赤色テロル」の実行機関としてのチェー・カー(非常特別委員会)


左翼の皆さんのにとって、ロシア革命は人類史で初めて階級社会を廃絶する変革です。美しく素晴らしきロシア革命の指導者レーニンを崇拝する左翼人士は少なくありません。

30数年前、私は早大の左翼学生でした。私なりに、マルクス主義の本を一生懸命読みました。

当時、レーニンの「お言葉」を引用して論証にかえるという「論文」「著作」を執筆していたマルクス主義経済学者はいくらでもいました。

例えば岡本博之監修「科学的社会主義―その歴史と理論」(新日本出版社1977年刊)はその一つです。私は浅薄にも、その類の文献を信じていました。

当時の私に、もう少し幅広く文献を読むべきだと忠告してくれた米国帰りの年長の友人がいました。それもそうだなと思い、当時の私なりに近代政治学の文献を多少読みました。

その友人は数年前、肺癌で亡くなってしまいました。遠藤周作の言を借りれば、私の人生の重要な脇役だったのかもしれません。

今にして思うとロシア革命史の文献をもっと読めばよかったように思っています。

30数年前でも、仏のソ連史学者カレール・ダンコース(Hélène Carrère d'Encausse)の本を読んでいた学生はいたはずです。当時の私には思いもよりませんでした。

レーニンによる「穀物徴発」「食糧独裁」の現実は農民の徹底弾圧


今日では、レーニンの現実の言動を暴くような本はいくらでも出ています。

ソ連崩壊により、隠されていた古文書が公開され、レーニンとボリシェヴィキが「穀物徴発」「食糧独裁」と称して抵抗する農民を徹底弾圧していたことが明らかになりました。

「レーニン全集」掲載の1918年頃の文献を読めば、レーニンがかなりきつい表現でクラーク(富農)弾圧をレーニンが主張していることに気づきます。

これらが、レーニンによる農民殺戮指令だったのです。

30数年前の私は、映画「ドクトル・ジバゴ」(Doctor Zhivago)を見てロシア革命期の内戦とは単純な善悪の対立ではなかったようだなとは思いました。

ボリシェヴィキがジバゴの家屋を押収してしまうシーンも描かれていました。

30数年前の私はロシア革命に僅かな疑問を抱きましたが、さらに文献を調べて考えることはできませんでした。

マルクス主義経済学者の皆さんは、大量殺人を指令し断行したレーニンを未だに崇拝しているのでしょうか。

映画ドクトル・ジバゴの「ラーラのテーマ」とジバゴ一家の悲劇を思い出しました。ロシア革命期に、仏へ亡命したロシア貴族は少なくなかったはずです。

脱北者は「民族反逆者」、共産党を批判する人は「反共分子」


北朝鮮の現実を知るために、金日成、金正日の著作と「労働新聞」など北朝鮮の公式文献しか読まなかったら殆ど何もわかりません。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんはそういう手法で北朝鮮の現実を「理解」しているつもりなので、脱北者の話など一切耳を傾けません。昔のマルクス主義経済学者と同じです。

在日本朝鮮人総連合会にとって脱北者は皆「民族反逆者」です。

不破哲三氏、志位和夫氏ら日本共産党幹部と在日本朝鮮人総連合会は、「反動勢力」「反共分子」「民族反逆者」の著作や論文について一切思考できないのです。

前掲書の最後に、翻訳者の梶川伸一氏による「本書に関する若干の解説 あとがきに替えて」が掲載されています。以下の記述はこの解説に依拠しています。

飢えの解消という名目で、ボリシェヴィキは農民から穀物を暴力的に徴発した


1917年11月7日にペトログラードで始まった「十月革命」により、ソヴェト臨時政府の樹立が宣言されました。

ボリシェヴィキと左翼エスエルの連立で始まった新政権は、飢えたペトログラード住民による食料品店や倉庫の略奪と、ボリシェヴィキ権力に反対する労働者による工場の操業停止に直面しました。

新政府は機能不全に陥りました。そこでレーニンを首班とする閣僚会議(人民委員会会議)は政府内のサボタージュを鎮圧するための非常特別委(チェー・カー)を設置しました。

チェー・カーは1922年初頭に内務人民委員部に移管され、ゲー・ペー・ウーと改称されます。それまでにチェー・カーは絶大な権力を持っていました。

これは、ボリシェヴィキの指導と統治に反対する民衆の抵抗を暴力的に抑え込む必要があったからです。民衆の弾圧は階級闘争として正当化されました。

民衆運動は白軍や外国列強とは無関係でした。反革命の脅威が去った後に、大規模な農民蜂起が生じました。

1918年に穀物生産地帯で農民蜂起が頻発、「赤色テロル」による血の弾圧


1918年夏に穀物生産地帯を中心にして農民蜂起が多発し、それらはこととごく「赤色テロル」による血の弾圧で終わりました。

1918年8月初めにペンザ県で発生した農民蜂起に対し、レーニンは8月9日付電報で次を指示しました。

「クラーク、坊主、白軍兵士に容赦のない大量テロルを行使して、疑わしい者を強制収容所に収監すること」

翌10日の電報でレーニンは次のように指令しました。

「最大限のエネルギー、速やかさ、無慈悲によってクラーク反乱を鎮圧し、決起したクラークの全ての財産とすべての穀物を没収すること」

穀物の確保がレーニンの第一の課題でしたから、暴力的穀物徴発に抵抗した農民は皆「クラーク」のレッテルを貼られてしまったのです。

現代の共産主義者による「反共主義者」「反党分子」「反動勢力」「民族反逆者」というレッテル貼りと同じです。

現代に生きているレーニン―中国国家安全部と北朝鮮国家安全保衛部はレーニンの継承者


レーニンの手法を、金日成、金正日、金正恩そして宮本顕冶、不破哲三、志位和夫と在日本朝鮮人総連合会は継承しました。

ゲー・ペー・ウーを模範として中国の国家安全部や、北朝鮮の社会安全部そして国家安全保衛部が形成されていったのです。

学生時代に読んだマルクス主義経済学者の文献は、「レーニンは現代にも生きている」と述べていました。

中国や北朝鮮での過酷な人権抑圧は、中国共産党、朝鮮労働党がレーニンの教えを継承していることを物語っています。

日本共産党が中国と北朝鮮による過酷な人権抑圧について完全に沈黙しているのも、レーニンの教えを守っているからなのです。マルクス主義経済学者の指摘は正しかったようです。


2014年5月14日水曜日

横田滋氏を貶める陰謀・従北報道を流す統一日報(竹中昌章インディペンダント・インテリジェンス・リサーチ代表、国民新聞平成26年5月25日掲載論考)より

「統一日報」姜昌萬社長、ホンヒョン氏はデマの流布を認め横田滋氏に謝罪するべきだ


以下は、国民新聞に掲載された竹中昌章氏の論考です。

竹中氏は統一日報が北朝鮮に従属するような記事を流している旨、同紙を批判しています。

皆様の参考になるかと思いますので、国民新聞編集部の許可により転載します。

ブログ掲載に際し、見出しをつけました。

北朝鮮の実態を暴いてきた「統一日報」がなぜ陰謀で北朝鮮に加担するのか


北朝鮮問題の報道で高く評価されてきた在日韓国紙「統一日報」(姜昌萬社長)が昨年夏頃から急に従北的な記事を掲載し始めた。

記事は故佐藤勝巳救う会全国協議会元会長の回想録である。回想録で根拠を示さず、拉致被害者家族会の横田滋氏が家族会カンパの横領疑惑があるとの記事を掲載した。

横田滋氏が会計報告をせず横領しているなどという主張は事実無根、誹謗そのものだ。

「統一日報」は裏付けも取らず、回想記だから何を書いても良いという編集方針で横田滋氏を誹謗し、貶める記事を流した。

この話は全て憶測に基づいており、記事が真実だと主張するなら根拠を示すべきだ。
さらにこの回想録が最近、晩聲社から出版された。

出版に際して、怪しげな人物が尽力したという。事情筋によると、韓国保守派の雄と言われる元在京韓国大使館公使の洪ヒョン統一日報論説主幹とみられるという。

この記事に対して関係者の抗議に統一日報側は


「これは回想記だから報道記事ではない。佐藤勝巳特別論説委員が回想記に何を書いても弊社は関知しない」


という編集方針を堅持していると主張している。

報道機関の報道倫理の微塵すらない対応に怒りを通り越し、呆れるばかりである。今時、このような根拠なき記事は親北朝鮮系の新聞でさえ掲載しない。

問題記事が事実でないとされても新聞で配布され、電子版で誰でも閲覧できるなら、事実関係を知らない人が記事を信じてしまう。

拉致被害者家族のシンボリックな存在である横田滋氏を攻撃する事は日本人拉致救出運動を弱体化させ、安倍政権の基盤に楔を打ち込むことになる。

さらに懸念が出ている。保守系オピニオンリーダーのシンクタンクの関係者として名を連ねており、その事実関係を公安当局も把握し、重大な関心を持って注視している。

インテリジェンス機関は日本社会で発言力のある言論人・文化人に様々な手法で接触してきている。

彼らのインテリジェンス活動はインテリジェンス機関の名刺を出さないで様々な形で蠢動している。

韓国知日派保守派との連帯は歴史認識問題、領土問題でどこまで共通認識を持てるか、対北朝鮮問題での共闘だけが目的の連携なのか注意深く見なければならない。

2014年5月7日水曜日

朝鮮労働党宣伝部作成「金正日将軍様とトウモロコシ粥」に学ぶ―韓国軍事問題研究院「北韓軍の不便な真実 脱北軍人のお話」p261-263より抜粋

90年代後半の「苦難の行軍」期に労働党が作成した政治思想教育話「将軍様とトウモロコシ粥」と藤本健二氏の著作「核と女を愛した将軍様」(小学館)から学ぼう


北朝鮮の現実は我々の常識とあまりにも乖離しています。


北朝鮮の現実を知るためには、北朝鮮で生まれ育った脱北者たちの話を可能な限り聞き取ることが大事ではないでしょうか。


財団法人韓国軍事問題研究院の前掲書は脱北した軍人の手記から成るもので貴重な資料です。
この本のp261-262に、「将軍様とトウモロコシ粥」という朝鮮労働党作成の政治思想教育話が掲載されています。


北朝鮮の現実を知るためには、このお話と「金正日の料理人」だった藤本健二著「核と女を愛した将軍様」(小学館)などを合わせて読むべきでしょう。


以下、前掲本p261-263から抜粋して引用します。下記の「生活総和」ですが、朝鮮学校でも子供たちがやらされています。


今でも週に1回、子供たちは金日成、金正日の「教示」「お言葉」に基づいた相互批判をやらされているはずです。

将軍様とトウモロコシ粥-朝鮮労働党宣伝部が「苦難の行軍」期に作成



人民のための講演の殆どは、労働党宣伝部が作成する。

労働党の講演は地域別、団体別、あるいは全国的に特別講演として進行される。

90年代後半の北朝鮮の住民が労働党から受けた政治思想教養に「将軍様とトウモロコシ粥」という題目の講演がある。

「米帝国主義者の社会主義共和国孤立抹殺政策により起きた苦難の行軍期、敬愛する金正日将軍様におかれては

『人民がトウモロコシ粥を食べているなら、私もトウモロコシ粥を食べます』とおっしゃった。

将軍様は一日に一杯のトウモロコシ粥を召し上がられた。

国の各地から民衆が献上する各種の補薬と栄養のある飲食物をご覧になった将軍様は

『私も人民の息子です。その愛だけを心で受け止めます』

とおっしゃり、それを国を守って戦死した英雄の家族と傷痍軍人に贈り物として送られた。

このように素朴で謙虚な金正日将軍様にお仕えする私たちは、世の中で最も幸福な人民であり首領様の福であふれ、光栄ある富強な国に住んでいる。

世の中にいくつも国があるが、このように素晴らしい国はない。我々のように幸福な人民はいない。

敬愛する金正日将軍がいらっしゃれば我々は勝利する。

奪われた祖国を求めて、草の根や木の皮で食事をすませ、強盗の日本帝国主義と闘った反日闘志の透徹した革命精神でこの時期を克服すれば、苦難の行軍は必ず我々の勝利で終わる。」


北朝鮮の住民を統制する「人民班」と「生活総和」



北朝鮮の住民生活は個人中心ではなく、100%社会組織中心に縛られている。

住民全員は、小学校の時期から死ぬまで組織生活に参加せねばならない。

相互批判と学習、講演の基本である組織生活は住民全体を一つにする神経細胞の役割を果たしている。

体制を支える組織生活を指導する中枢機関が、朝鮮労働党である。

全ての住民は各自が所属している団体別に政治学習、生活総和、技術会議など休む暇もなく各種の集まりに悩まされる。

生活総和とは、各住民が所属する組織(労働党、少年団、青年・職業・女性・農民同盟)で1週間に1度、反省の時間を持つ制度であり、そこでは自分および相互を批判する決戦場でもある。

全ての機関は日課の始まる30分前に労働新聞の社説、論評の読み合わせ会を行う。水曜学習、金曜講演、土曜生活総和がある。常に降りてくる党の特別指示がある。

北朝鮮の統治構造で住民生活の中に実際の血管のように組み込まれている末端組織は「人民班」である。

通常、3040家族で1つの人民班が構成される。人民班長は有給公務員である。班長は外部から来た見知らぬ人間を徹底的に調べる。

日本政府は対北朝鮮ラジオ放送で、藤本健二氏の著作を韓国語に翻訳して朗読すべきだ



以下は、藤本健二氏の前掲著p153からの抜粋です。日本政府はこの本を韓国語に翻訳し、対北朝鮮ラジオ放送で朗読したらどうでしょうか。


パラディッシュと(Paradis)は最高級品のコニャックだそうです。残念ながら、私にはこの酒がどのくらいの強度なのかわかりません。


現実の金正日は、「苦難の行軍」期に最高幹部たちと高級酒のイッキ飲み宴会を連日のように開催していたのです。


「将軍様と最高級酒」という政治思想教養事業を、朝鮮労働党は実施するべきなのです。以下です。


パラディッシュを3杯続けて一気に飲み干したら1500ドルやろう




 「ある日の元山招待所での宴会だった。

『この封筒には1500ドル入っている。今日は、このパラディッシュを3杯続けて一気に飲み干した者に、この封筒をやろう』

と将軍が我々を挑発した。すでにパラディッシュのイッキ飲みを経験している者はさすがに躊躇していた。

『林相鐘と藤本、前に出ろ』


すかさず将軍は、私と党経理部長である林相鐘を指名した。我々はまず1杯目を飲み干した。


将軍はニヤニヤしながら封筒を指さし、


『1500ドルはここにあるぞ』


とさらにけしかける。私は2杯目を飲み、さらに3杯目のグラスを空にした。


将軍はやるじゃないか、という顔をしながら、私に1500ドルの入った白い封筒を差し出した」




 

2014年5月2日金曜日

晩聲社代表取締役尹隆道氏は横田滋氏に謝罪するべきだ!-晩聲社は故佐藤勝巳氏の推測に依拠した誹謗中傷を出版し不特定多数に流布した―


推測で人を誹謗するべきではない!言論人としての自覚と責任を問う!


下記を月曜日夕方、晩聲社に郵送しました。推測による誹謗中傷を出版され不特定多数に流布されたら、庶民は大迷惑です。


庶民は反論する手段を持っていませんから、こんなことが許容されたら誹謗中傷の流布が横行してしまいます。


ブログ掲載に際し、見出しを付けました。

晩聲社代表取締役 尹隆道様 


突然で恐縮ですが、私は兵庫県在住の黒坂真と申します。

このたび、貴社より故佐藤勝巳氏の「『秘話』で綴る私と朝鮮」が出版されました。この本には事実無根で、横田滋氏の名誉を著しく傷つける記述が幾つもあります。

貴社は横田滋氏の名誉を毀損したことを認め、横田滋氏に謝罪するべきです。この本のP193-194で佐藤勝巳氏は以下のように述べています。

「これは私の推測だが、詐欺師の口車に乗って、救出のためのカンパの一部が、金正日の誕生祝いに20031月ごろ詐取されたという可能性が高い(推測の外れることを願っている)。

詐取された人の主語が省略されていますが、前の文章で横田滋氏の行動について述べていますから、読者は当然横田滋氏が何者かにカンパの一部を詐取されたと思うでしょう。

佐藤勝巳氏は単なる推測でこんな出鱈目なことを書いたのです。推測で事実無根のことを不特定多数に流布されたら、庶民はたまったものではありません。

この程度のことは、出版に携わる人間なら常識ではないでしょうか。

言論人として誠実な対応を


この本の後付に、「エッセイ以外は、『統一日報』2012112日―20121120日に掲載されたものです」と記されていますが、

「統一日報」のホームページを見る限り、同書p193-195「身の潔白を証明してほしい」とp195-197「北朝鮮の対日工作の動き」は「統一日報」には掲載されていないようです。

上記はホームページには出ていません(平成26428日確認)。

いずれにせよ、貴社は佐藤勝巳氏の出鱈目な推測を出版して不特定多数に流布し、横田滋氏の名誉を著しく傷つけました。

被拉致日本人救出運動に参加してきた一人として、貴社の行為を看過できません。

貴社の誠実な対応を期待しています。