2020年12月30日水曜日

不破哲三氏は中国共産党を平和勢力とみたーレーニンの帝国主義論を盲信する人々

 最近の日本共産党員には、日本共産党の文献を熱心に読む方は稀有のようです。

不破哲三氏は約二十年間、中国共産党と科学的社会主義の理論交流を行いました。

最近の日本共産党は、中国共産党は共産党の名に値しない、覇権主義だと強く批判しています。

文献を熱心に読んできた日本共産党員なら、不破氏の中国礼賛と、今の志位さんの中国批判の乖離に気づくはずです。

不破氏が中心になって行ってきた科学的社会主義の理論交流について、どなたも話しません。

不破氏が中心になって締結した日中両党合意は今でも生きていることに注目すべきです。

不破氏は、中国共産党が科学的社会主義の党であるとみなし、両党合意を締結したのです。

科学的社会主義の党だというのですから、「覇権主義的誤り」が存在しても、日本共産党にとって中国共産党は大局的には平和勢力です。

山添拓議員ら若い共産党員は昭和57年7月の日本共産党第十六回大会を御存知ないでしょう。

この大会は、覇権主義の誤りがどんなに深刻でも、そのことを理由にしてソ連や中国が社会主義ではなくなったというのは社会主義完全変質論であり極端な誤りだ、と規定しました。


日本共産党の平和理論は、レーニンの帝国主義論を基礎にしています。

レーニンは、帝国主義、金融資本が戦争を起こすと規定しました。

この見地なら、アジアで最大の戦争国家は日本です。

マルクス主義経済学では、メガバンクは金融資本ですから、メガバンクのある日本は戦争国家です。

中国にもアリババやテンセントなど、大企業、金融資本があるではないか、というマルクス主義経済学者がいてもおかしくないのですが、いないようですね。

中国共産党、朝鮮労働党は日米軍事同盟強化、自衛隊の兵器充実を軍国主義復活と強く批判しますから、日本共産党と完全に一致しています。

不破氏は中朝と連帯して日本政府を国際的に包囲しようと考えた

中国共産党、在日本朝鮮人総連合会と交流関係を再開した不破氏は、中朝と連帯して戦争勢力の日本政府を国際的に包囲し、平和の声をあげていこう、という狙いだったのではないでしょうか。

中朝と連帯して反ファシズム国際統一戦線をつくろう、という気分だったのではないでしょうか。

自国民を徹底抑圧し、核軍拡を進める中国共産党と朝鮮労働党が平和勢力に見えている日本共産党。

盲信すると、何も見えなくなる。不破氏ら日本共産党員、マルクス主義経済学者は、いまだにレーニンを盲信している。

不破氏は習近平、金正恩が平和のために貢献していると考えているのでしょう。

「親愛なる指導者」金正日が大韓航空機爆破指令を出した

在日本朝鮮人総連合会は平和勢力だ、と信じている日本共産党員は数知れません。

日本共産党の大山奈々子神奈川県議は、在日本朝鮮人総連合会は平和のために尽力している見ているから、朝鮮学校への無償化適用、補助金増額を主張するのでしょうね。

チュチェ思想を盲信する人間は、首領から指令が出れば民間航空機でも爆破する。テロリストは平和勢力なのでしょうか。

大山奈々子議員にお尋ねしたいものです。