2020年4月15日水曜日

李英和教授(関西大)の「北朝鮮収容所半島」(小学館、平成7年刊行)より思う。

少し前ですが、李英和教授(関西大)が亡くなられました。


北朝鮮の凄惨な実状について、沢山の本と論考を出された方です。まだまだ活躍できる御年齢でしたので、残念です。

私は随分前に、李教授から北朝鮮についていろいろ教えて頂きました。

24年くらい前かと思いますが、李教授を中心として活発に活動していたRENK(救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク)の行動に私は恐る恐るついていきました。

大阪のある場所で、在日本朝鮮人総連合会の大幹部と思しき方に「すいませんが、李恩恵こと田口八重子さんを返していただけますか」と私は話しかけました。

在日本朝鮮人総連合会大幹部の方々は「お前の頭がおかしいんだ」と怒鳴りだしました。よほど頭にきたのでしょうね。

私も頭にきましたが、怒鳴りあうのは嫌でしたので、ここではそれで終わりとなりました。

少し後に、李教授は私に「よう言ったな、連中はいつもあんな感じだ」と励まして下さいました。

李教授はお若い頃、成田闘争に参加されていたとのお話も伺いました。管制塔が陥落したとき、若き李教授は現場で歓声をあげていたそうです。

極左翼の運動に参加されていたのでしょうね。

在日本朝鮮人総連合会による朝鮮労働党への巨額の献金疑惑


李教授の著作「北朝鮮 秘密集会の夜」(クレスト社)は、関西大学の教員として海外留学先に北朝鮮にしたときの記録です。

これが出た平成6年当時は、日本人拉致問題は殆ど知られていませんでした。

北朝鮮の実状を暴く本は、萩原遼「ソウルと平壌」(大月書店)や李ウホン「どん底の共和国」「暗愚の共和国」(亜紀書房)、金賢姫の「今、女として」(文芸春秋)や佐藤勝巳さんの本など数えるぐらいしかありませんでした。

李教授がこの次に出された本が、上記の「北朝鮮 収容所半島」です。

この本は、北朝鮮だけでなく在日本朝鮮人総連合会の実状を告発しています。

第四章「『人質ビジネス』と在日朝鮮人」は、在日本朝鮮人総連合会が帰国者を親族に持つ在日朝鮮人を様々な手法で脅迫し、巨額の資金を朝鮮労働党に献金してきたことを告発しています。

その一つ、大阪市港区にあった朝鮮初級学校が統廃合され、跡地が転売されてその代金が朝鮮労働党に献金されてしまったという疑惑を告発しています(同書p161)。

朝鮮学校を売って代金を金正日に献金してしまった、という話です。

李英和教授の数々の告発にたいし、在日本朝鮮人総連合会はまともな反論を一切していません。

小池晃書記局長への提案―李英和教授の本をyou tubeで論じたら視聴者が増える


朝鮮学校への補助金増額、無償化適用を叫ぶ立憲民主党議員、日本共産党議員は、在日本朝鮮人総連合会による金日成、金正日そして金正恩への巨額の献金疑惑についてどう考えているのでしょうか。

日本共産党の小池晃書記局長は、北朝鮮の政治犯収容所などの人権問題についてどう考えているのでしょうか。

you tubeで小池晃書記局長が北朝鮮の人権問題について、李英和教授の数々の著作を手がかりに論じたら、視聴者が激増すると思えます。

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