2022年8月7日日曜日

志位さんは不破さんの路線「台湾も一国二制度で中国に復帰させるべきだ」を内緒にしたいー不破さんの本「世紀の転換点に立って」(新日本出版社刊行)と志位さんの近著「新・綱領教室」より

志位さんは不破さんの中国論は駄目だったと思っている

志位さんはなぜ、ペロシ下院議長の台湾訪問を「一つの中国」の原則を踏みにじる行為だ、と徹底批判しなかったのでしょうか。 

不破さんがこの本で示した日中関係の五原則、を志位さんが尊重するなら、そう批判するべきでした。

この問題を考えるためには、不破さんが20数年前に中国共産党に示した提案を参照するべきです。これを志位さんが今、どう評価しているかという問題を考えるべきです。

志位さんは、不破さんの路線「台湾も一国二制度で中国に復帰させるべきだ」を内緒にしたいと考えられます。

不破さんのこの見地なら、米国政府や日本政府の要人が台湾を訪問し、台湾の総統と会談する事は一つの中国、の原則を踏みにじる無法行為です。

なぜ志位さんは不破さんの見地から、米国ペロシ下院議長を批判しなかったのでしょうか。

不破さんは台湾も香港と同様に、「一国二制度」で中国に復帰させるべきと主張

不破さんは著書「世紀の転換点に立って」で、台湾も香港やマカオと同様に、一国二制度という方式で中国に復帰させることが有効だと述べています(同書p122)。


不破さんによれば、香港、マカオはそれぞれ英国、ポルトガルの植民地だったので住民の意思は問題になりませんでした。

不破さんは中国共産党に、台湾の住民の支持を得て「一国二制度」の方式で中国に復帰させるべきだと提案しました。

志位さんが民主主義的中央集権制度の原則を重視するなら、改めて中国共産党と台湾の住民にこれを提案するべきでした。

志位さんがこれを実際に提案したら、台湾住民は勿論、日本の中でも相当批判されてしまうでしょう。

台湾に一国二制度、なら台湾市民は事実上選挙権、被選挙権を喪失してしまいます。

中国共産党の「一国二制度」とは台湾、香港の住民が中国共産党の指導に従う事

中国共産党によれば、香港では一国二制度が遵守されています。

中国共産党が主張する一国二制度とは、香港市民、台湾住民が中国共産党の指導に従うことなのです。

台湾、香港に国家安全維持法を施行することが、一国二制度を維持することなのです。

習近平が目指す偉大なる中華民族の復興、とは台湾、香港だけでなく日本やベトナム、東南アジア諸国も中国共産党の指導性とやらを認めることです。

不破さんは、自分の提案が中国共産党の台湾問題に対する政策を変えたと宣伝

不破さんは中国共産党に、台湾の住民の支持を得るようにすべきと主張したところ、中国共産党の台湾問題に対する態度が変わったとこの本で宣伝しています。

不破さんの提案に、10人近い中国共産党の代表団がざわめいたそうです。これは芝居でしょうね。

不破さんは中国共産党幹部の皆さんの芝居を信じたのです。今では志位さんも、中国共産党に騙されたな、と気づいている可能性が高い。

志位さんは不破さんが中国共産党に行った提案、中国共産党との交流を内緒にしたい

しかし志位さんは、公の場で不破さんの中国論は現実の中国と大きく異なる空論だった、不破さんは騙されたなどとは言えません。

志位さんが台湾は香港と同じように一国二制度で中国に復帰するべきだ、などと記者会見やテレビ番組で言ったら、日本共産党はやはり中国共産党と同じだと宣伝するようなものです。

志位さんは不破さんが行った中国共産党に関する提案、中国共産党との理論交流史を内緒にしたいのです。

志位さんは近著「新・綱領教室」でも、これらについて言及していません。

「新・綱領教室」には、中国共産党は市場に強い社会主義という、レーニンが目指した道を探求しているという話はありません。

市場経済を通じて社会主義に進む、という話は「新・綱領教室 下」(p189)に出ていますが、中国やベトナムがこれを探求しているという話は出ていません。

本音を内緒にしている日本共産党員は多いー山添拓議員の本音は日米安保があるからロシアは日本を攻撃できない

これなら、ロシア革命後に社会主義を目指した国々はあったが、全滅したという結論になりそうです。

吉良よし子議員ら若い日本共産党員は、昔の日本共産党の文献を読んでいないでしょうから、志位さんの近著を変だな、と感じることはないでしょう。

志位さんは本音では、市場に強い社会主義とは結局資本主義だな、と思い始めているのかもしれませんね。本音を漏らしたら厄介な事になるので、内緒にしていると考えられます。

日本共産党員は本音を内緒にして生きねばならない。時折本音を漏らしてしまう方もいますけれど。

山添拓議員は、本音では日米安保があるからロシアは日本を攻撃できないと思っているようです。











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