2022年8月6日土曜日

志位さんは中国共産党に、台湾政府と話し合えと要求できないー日本共産党の平和理論なら、日米軍事同盟強化を支持する台湾政府は戦争勢力ー

 日本共産党は先の参議院選挙で、ASEANに倣い東アジアであらゆる紛争問題を話し合いで解決する枠組みをつくるべきだと主張していました。

この見地なら、志位さんは中国共産党に台湾政府と話し合え、台湾政府のASEANに加盟と東アジアサミット参加を認めよと要求するべきです。

ところが、昨日の声明にはそんな話はありません。台湾に対する中国の軍事的威嚇の強化に抗議する│声明・談話・発言│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp) 

志位さんは、台湾問題の解決はあくまで平和的話し合いで行われるべきだと述べていますが、話し合いの主体については言及していません。

福建省のどなたかが、台北に行って台湾に住む友人と何かを話し合えば台湾問題は解決する、と志位さんは考えているのでしょうか。

福建省の言葉は台湾の言葉と近いので、意思疎通が簡単ですから。

この件、小池晃書記局長に御自身のyoutubeで、日本共産党は誰と誰の話し合いにより台湾問題、とやらの解決を望んでいるのか、発言して頂きたいですね。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: you tuber小池晃書記局長、台湾政府を東アジアの包括的な話し合いの枠組み、から排除すべきですかー (blueribbonasiya.blogspot.com)

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 小池晃書記局長、絶対に戦争を起こさない血のにじむような外交努力を訴えるなら、台湾政府を東アジアの対話と協力の安全保障の仕組みに入れようとなぜ言えないのですかー (blueribbonasiya.blogspot.com)

志位さんは中国共産党との交流を継続したい

志位さんが中国共産党に台湾政府と話し合えと主張すると、不破さんが24年ぐらい前に締結した両党合意の、相互の内部問題不干渉に反してしまうという解釈がありえます。

志位さんは中国共産党を批判はしても交流関係は維持しようと考えているのでしょうね。

志位さんが中国共産党に台湾政府と話し合え、台湾政府のASEAN加盟と東アジアサミット参加を認めよと主張するなら、台湾政府の存在を認める事になります。

志位さんはこれが嫌なのかもしれません。この可能性もありますが、より本質的には日本共産党が依拠している平和理論に注目すべきです。

志位さんは中国共産党が核軍事力で台湾政府を脅かして屈服させ、国家安全維持法を台湾に普及する事は中国の内部問題とみなす

中国共産党は当然、台湾問題は中国の内部問題だから日本はいかなる干渉もするなと脅かします。
志位さんは声明で、日米が台湾問題に軍事的に関与する事に強く反対しています。

人民解放軍が台湾を攻撃したとき、米軍が座視するなら習近平は大喜びします。台湾統一の絶好の機会到来、と判断するでしょう。

志位さんは、中国共産党が台湾の完全領有すなわち台湾政府を破壊することを、大局的には社会進歩、歴史の発展と考えているのでしょう。

習近平が人民解放軍の核軍事力による脅迫で台湾政府を屈服させ、台湾に国家安全維持法を普及する事は、日本共産党にとって中国の内部問題です。

志位さんら日本共産党員は、レーニンの帝国主義論の枠組みで国際情勢を把握しますから、中国共産党、朝鮮労働党とロシアを大局的には平和勢力とみなします。

中朝露は米軍はアジアと欧州から出ていけ、と主張していますから。台湾政府は日米軍事同盟強化を支持しますから、日本共産党の平和理論では戦争勢力です。


志位さんは米国のペロシ下院議長の訪台を批判できなかった

ところで志位さんの声明は、日本共産党の平和理論から考えればおかしいのです。志位さんはペロシ下院議長の訪台を批判できませんでした。

ペロシ下院議長の訪台は、台湾海峡の軍事的緊張を激化させ、日米軍事同盟の強化を促すものだから断固反対、と志位さんは主張せねばなりませんでした。

志位さんは有事の際には日米安保第五条により米軍に出動要請することを断言していますから、米国をあまり批判できにくくなっているのでしょうね(「新・綱領教室」下巻p56より)。


田村智子議員は台湾政府を戦争勢力とみなしている

田村智子議員は、参議院選挙の時に街頭演説で繰り返し、ASEANに倣い東アジアであらゆる紛争問題を話し合いで解決する枠組みをつくるべきだと力説していました。

しかし田村智子議員は、志位さんと同様に中国共産党に台湾政府とは話し合え、台湾政府のASEAN加盟と東アジアサミット参加を認めよと要求できません。


田村智子議員は、日米軍事同盟強化を支持する台湾政府を戦争勢力とみているのでしょう。田村智子議員がこう明言したわけではないのですが、そう考えるとわかりやすい。

田村智子議員にとって台湾政府は戦争勢力なのですから、中国共産党が台湾政府を核軍事力で脅迫し、台湾に国家安全維持法を普及していくことを社会進歩、平和への貢献とみなすのは当然です。



0 件のコメント:

コメントを投稿