2026年1月12日月曜日

志位さんは32年テーゼのソ連礼賛を内緒にしたい

志位さん、32年テーゼの全文を日本共産党のHPに掲載しましょう 

「日本共産党の百年」は、32年テーゼ(「日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」)を高く評価しています。

「日本共産党の七十年」も同様で、32年テーゼはわが国の革命運動のすすむべき道を示す画期的な指針であり、侵略戦争反対と絶対主義的天皇制打倒という決定的重大任務に党と労働者階級をたちあがらせる革新的な展望を与えたそうです(同書上巻、p. 90より)。

32年テーゼは、岩田義道の依頼で河上肇教授がドイツ語から翻訳したと同書に出ています。

これを作成したオットー・クーシネンはフィンランド人でしたが、どういうわけかドイツ語に習熟しており、国際共産党の組織方針をドイツ語で作成していたそうです(アイノ・クーシネン「革命の堕天使たち 回想のスターリン時代」平凡社刊行の第二章より)。

勿論、国際共産党本部にはロシア語版、英語版もあったのでしょう。野坂参三さんは英語で読んだと考えられます。

志位さんも32年テーゼを素晴らしい文書とお考えなのでしょうから、これの全文を日本共産党中央のHPに掲載したらいかがでしょうか。

日本語訳だけでなく、ドイツ語の原文、英語訳も掲載したら共産主義運動の歴史研究者も注目するでしょう。

32年テーゼは勿論、スターリンのソ連を絶賛

32年テーゼには、以下のようなソ連礼賛の記述もあります。大嘘ですが、これを書いたオットー・クーシネンが、優れた宣伝・扇動家だったことを思わせます。

志位さんはこれも内緒にしたいのでしょうね。「日本共産党綱領問題文献集」(日本共産党中央委員会文献集、pp. 62-63)より抜粋して引用します。

資本主義のこのうえなく激烈な現在の世界恐慌を背景にして、ソビエト体制のいっさいの長所はとくに鋭く浮かび上がり、社会主義建設の成果はとくに輝かしい光の中に現れている。

プロレタリア独裁の国の工業化は、未曽有の速度をもって前進しつつある。

農業の社会主義的改造と全面的集団化と、またこれらを基礎として行われつつある階級としての富農の一掃にかんしては、非常な大成功がとげられた。社会主義経済の基礎の建設は完了した。

第二次五か年計画を実現するための諸前提はすでにできあがった。

しかもこの計画によって階級なき社会主義社会の建設は充分に確保され、人類の歴史に一つの新たな時代の端緒が開かれるのである。

現在の経済恐慌によって、大衆的失業と、言語に達する窮乏と、残酷をきわむる搾取とを忍ぶ

運命におかれている資本主義国の勤労大衆にとっては、ソビエト連邦は、恐慌からの革命的

活路のため、資本主義撤廃のための闘争の必要を示す雄弁な実例であり、確固たる証明であ

る。

1930年代は世界恐慌の時代だった

32年テーゼが出た頃の世界は、1929年から始まった世界恐慌の時代でした。32年テーゼを受

け取った国際共産党日本支部の皆さんは、日本をソ連化すれば恐慌など無くなり、労働者の

暮らしは大幅に向上すると信じていたのでしょう。

ソ連は労働者が主人となっているのですから、搾取や貧困があるはずがありません。

国際共産党日本支部の皆さんは、ソ連が恐慌からの革命的活路のため、資本主義撤廃のため

の闘争の必要を示す実例であると信奉していたのです。

昔の日本共産党はソ連信者の集団でした。


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