2026年1月1日木曜日

宮本徹前議員は日本共産党第十六回大会(昭和57年7月27-31日)決定を読みましたかー不破さんは社会主義完全変質論を根本的な誤りと断言

 宮本徹前議員が、Xで不破さんの業績について紹介なさっています。

Xユーザーの宮本徹さん: 「不破哲三さんの大きな功績の一つは、スターリンらによってゆがめられた、マルクスの本来の考えを再生させたこと。共産主義の目的が、人間の自由な発達にあること、旧ソ連は社会主義の反対物であったこと、議会の多数を得ての社会変革がマルクスの立場のことなどなど。知の巨人でした。」 / X

 宮本徹議員は、不破さんの旧ソ連が社会主義の反対物であるという見解を強く支持なさっているかと存じます。

宮本徹前議員は、日本共産党第十六回大会での不破さんの報告を読んでいないのでしょうね。昔の大会決定を読むと面倒だと判断なさっているのでしょうか。

不破さんは日本共産党の書記局長として、大会に中央委員会報告をしています。日本共産党第16回大会特集にこの報告全文が掲載されています。

不破さんは第十六回大会で、社会主義完全変質論を根本的な誤りと断言した

不破さんは科学的社会主義者として、次の二つの誤りをしりぞけるそうです。

第一は社会主義大国が民族自決権などの誤りをおかすことなどありえないという社会主義無謬論です。

第二について、p. 92からこの一部を抜粋します。

「もう一つは、あれこれの社会主義大国が覇権主義の重大な誤りをおかしていることで、その国はもはや社会主義国ではなくなったとか、その存在は世界史のうえでいかなる積極的役割も果たさなくなったとかの結論をひきだす、いわゆる『社会主義完全変質論』です。」

「誤りがどんなに重大なものであろうと、指導部の対外政策上などの誤りを理由に、その国家や社会が社会主義でなくなったとするのは、『社会主義完全無謬論』を裏返しにした、根本的な誤りです。」

ソ連崩壊後に不破さんは、宮本徹前議員が紹介しているように旧ソ連は社会主義の反対物だ、と主張しました。

第十六回大会で御自身が根本的な誤りと規定した、社会主義完全変質論を採用したのです。

社会主義完全変質論への路線変更について、不破さんは一切説明をしなかった

その際不破さんは、御自身が行った第十六回大会での報告がなぜ誤りだったのかについて、一切説明をしませんでした。

ソ連がスターリン以降、完全に変質して社会主義の反対物となったというなら、社会主義完全変質論そのものです。

第十六回大会決定など、昔の日本共産党の大会決定は日本共産党中央のHPに掲載されていません。

古今東西、共産党は歴史を修正する

宮本顕治さんが主導していた時期の大会決定は、一般党員には入手しにくくなっています。

昔の大会決定や、宮本顕治さん、不破さんの昔の論文などをHPに掲載すると、今の日本共産党の理屈と辻褄が合わなくなってしまう点が沢山出てきてしまい、厄介です。

日本共産党は無謬だ、という調子の歴史観を普及するためには、都合の悪い史実を内緒にせねばなりません。

古今東西、共産党は歴史を修正します。不破さんは真の共産主義者でした。



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