2023年1月1日日曜日

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻の原因はNATOの東方拡大、欧州諸国による外交の失敗と見ているー志位さんはプーチンの世界観、戦略を分析できない

 本ブログを訪問して下さる皆様、明けましておめでとうございます。

今年も、北朝鮮に拉致された日本人の奪還のため、中朝露による日本攻撃から日本国家を守るため、私なりに努力する所存です。

昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻には驚きました。少し前から、バイデン大統領がこれがありうると指摘していましたが、まさか、と思っていました。

私は早大の学生だった頃、ロシア語を第二外国語として選択しました。今でも、少しならロシア語の文章を読めます。

ソ連崩壊後、ロシアは多少ましになったと思っていたのですが、大きな間違いでした。ソ連共産党を支えてきた組織、KGBが形を変えて存続していたようですね。

プーチンを支えている組織の一つは、諜報機構らしい。

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻の原因はNATOの東方拡大、欧州諸国の外交の失敗と見ている

志位さんはロシアによるウクライナ侵攻を口実として、日本と欧州諸国が日米同盟強化、NATO強化と拡大を進めているので平和への大逆流が起きていると主張しています。

志位さんら日本共産党員、左翼人士はロシアが東欧、北欧諸国や日本を攻撃することなどありえないと確信しているのでしょうね。

志位さんら日本共産党員、左翼人士にとって、戦争の根源は軍事同盟です。これはレーニンの帝国主義論に依拠しています。

志位さんはNATOが東方拡大、すなわち旧東欧社会主義諸国がNATOに加盟したことにより、ロシアがウクライナを侵攻することになったと考えていそうですね。

志位さんの新春インタビューに、それらしき部分があります。「戦争か、平和か」――歴史的岐路の年をどうたたかうか/新春インタビュー 志位委員長 大いに語る (jcp.or.jp)

 2023新春インタビュー 「戦争か、平和か」 歴史的岐路の年をどうたたかうか - YouTube

志位さんはインタビュー開始後1時間32分30秒ぐらいで下記のように話しています。

西欧諸国が東欧諸国のNATO加盟を認めたことは、軍事力によってロシアの攻撃を抑止する戦略だから外交の失敗だ、と志位さんは見る

志位さんによれば、欧州には欧州安保協力機構という、ロシアも含めて全ての国を包摂した機構があります。

1999年のこの機構の首脳会議では、欧州における紛争を平和的に解決するという宣言が出されました。

ところが、お互いに敵とみなさないという平和の枠組をつくったにも関わらず、NATOもロシアもそれを横に置き、軍事力によってお互いに相手の攻撃を抑止するという基本戦略を変えなかったから、ロシアによるウクライナ侵攻に帰結したそうです。

ロシアによるウクライナ侵攻の背景には、欧州諸国の外交の失敗があるそうです。

西欧諸国が東欧諸国のNATO加盟を許したことが、軍事力によってロシアの攻撃を抑止するという戦略だから外交の失敗だ、と志位さんは見ているのでしょう。

プーチンはウクライナを自国領と見ているが、ウクライナや他の欧州諸国がプーチンと欧州安保協力機構でじっくり話し合えばプーチンはウクライナ領有を断念したという見方です。

日本共産党員と左翼人は、米国が戦争の根源だという思考にとりつかれています。

NATO諸国がロシアに侵攻する計画を持ち、そのためにウクライナに米軍基地をつくろうとしていたと信じている日本共産党員、左翼人士がいそうです。

志位さんら日本共産党員は、プーチンの世界観、戦略について思考と議論をできない

志位さんら日本共産党員はプーチンがウクライナを自国領と考えているから、ウクライナを侵攻したと見ることができないのです。

プーチンの世界観、戦略は、欧州諸国首脳がプーチンと少し話し合えば変わるものではありえません。

志位さんら日本共産党員はプーチンが東欧諸国やバルト三国、フィンランドをロシアに隷属すべき地域と見ているから、攻撃、侵攻することがありえるなど想像すらできない。

志位さんら日本共産党員の脳裏には、宮本顕治さんのソ連観がまだ残っているのでしょう。宮本顕治さんはソ連は世界平和の強力な砦だ、と日本共産党第八回大会で報告しました。

日本共産党員と左翼人は、ソ連の軍隊を継承したロシアが、戦争国家であると把握できないのです。ロシアも元来は平和勢力だ、と見ているのでしょう。

日本共産党が参加する野党と市民の政権とやらができ、安保法制を廃止して基地のない沖縄、が実現したら中朝露は共謀して日本を攻撃しますよ。



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