2020年5月1日金曜日

党中央、とは金輿正なのか―「労働新聞」4月29日論説「国家発展の基本動力は人民大衆の思想、精神的力である事を強調」

金正恩は心臓のステント手術を受けたが失敗して植物人間になった説、脳死説、中風説、誘導型武器の発射の現地指導の場で倒れた説などいろいろ出ています。


どれが正しいのか、私は独自の情報網など持っていませんから判断できようもありません。
死んではいないが起き上がって歩けるような状態ではない、という点では研究者、脱北者で概ね一致しているように思います。

篠原常一郎さんがどういう経路で情報を入手しているのか私は存じませんが、植物人間になった説の出どころは中国共産党高位幹部です。

WEIBOという、中国のインターネットに書き込みをした人物は中国共産党幹部の娘です。

しかし中国共産党が北朝鮮の「最高尊厳」の重大な情報を簡単に漏らすでしょうか。

そんな情報を得たとしても、何か思惑がありそうです。

労働新聞が変な表現―金正恩の指導、という話がない論考が掲載


NK知識人連帯の金ホングァンさん

https://www.youtube.com/watch?v=sd6R9Bgoqfw

康明道教授

https://www.youtube.com/watch?v=WD2y72YNDXA

の御二人がそれぞれのyou tubeで労働新聞掲載の論考が変だと主張しています。

金ホングァンさんが指摘している、4月29日労働新聞掲載の上記論考は、確かに変です。

金ホングァンさんが言うように、国家発展の基本動力は敬愛する将軍、金正恩同志の下で一心団結する人民大衆の力だ、という話にせねばならない。

この論考の最後の部分に、「党中央」という表現があります。

英文には「党中央」という表現はありません。

党中央、とは金正日に対して、「十大原則」の中で用いられていた表現です。

これは金輿正を指している、と見るべきではないでしょうか。

この論文は、少し前に金輿正が出した韓国の大統領を非難する談話と文体がどことなく似ているように思えます。

~である事、という表現から私はそう感じました。

金正恩は指示を出せないなら、当面の指導者を決めねばなりません。

私は「党中央」が金平日という可能性はあまりないとみますが、テ・ヨンホさんは金平日台頭はあり得ると話しています。

金平日が当面の指導者になったら、「血の海」になるでしょうね。


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