2023年2月23日木曜日

志位さん(日本共産党)、鈴木元さん、松竹伸幸さんの安全保障政策を表にしましたー三人とも、政権に参加できたら日米安保と自衛隊を活用するー

 志位さん(日本共産党)、鈴木元さん、松竹伸幸さんの安全保障政策を勝手ですが、表にしました。

三人とも日本共産党が政権に参加できたとき、どうするべきかという見地から安全保障政策を論じていると考えられます。

志位さんについては、「新・綱領教室」や赤旗記事に依拠しています。志位委員長の外国特派員協会講演/出席者との一問一答 (jcp.or.jp)

鈴木元さんについては「志位委員長への手紙」(かもがわ出版)に依拠しています。

 松竹伸幸さんについては「シン・日本共産党宣言」(文春新書)に依拠しています。 

 

有事に日米安保を使うか

有事に自衛隊を使うか

台湾有事に周辺事態法で自衛隊による米軍の後方支援を認めるか

日本にとって平和の第一の危機とは

志位さん

〇(日米安保第五条により出動要請)

〇(自衛隊法により出動)

不明だが、恐らく認めない。

米軍の先制攻撃により日本が巻き込まれる

鈴木元さん

〇(安保容認。p.50)

〇(自衛隊合憲。p.50)

不明。

中国が台湾の武力統一に動くとき、沖縄、尖閣を攻撃し米軍とも交戦(p.49)

松竹伸幸さん

〇(核抑止力抜きで堅持。通常兵器で抑止。p,118)。

〇(専守防衛。長射程のミサイルを本土に配備。p.131)

〇(周辺事態法による後方支援が限度。p.165)

台湾有事は、中国による台湾侵攻により生じる(p.160)

 

松竹伸幸さんは、長射程のミサイルを沖縄ではなく、本土に配備すべきと述べていますから、敵基地攻撃能力保有に賛成しているともいえそうです。

松竹伸幸さんは、台湾有事に周辺事態法により自衛隊が米軍の後方支援をすることを認めています。

これらから松竹伸幸さんは左翼人士の中では、安全保障について真面目に考えている方と私は考えます。

鈴木元さんは日米安保容認、自衛隊活用だと昔の社会党と同じになると明記しています(p49)。潔いというか、事実を事実として認める方ですね。

周辺事態法の活用については、鈴木元さんの著書では言及されていなかったと思います。

志位さんも言及していませんが、政権に参加したら台湾有事の際に周辺事態法により自衛隊が米軍の後方支援をすることを認めるのなら、新ガイドライン反対の平和運動は何だったのだという話になってしまいますから、恐らく認めないのでしょう。

宮本顕治さんの見地なら、志位さんも右転落している

四十年くらい前、日本共産党は日米安保と自衛隊を容認する合意を締結した社会党を右転落したと徹底批判しました。

宮本顕治さんの見地なら、志位さんも右転落した事になります。

志位さんは松竹さんを日米安保問題で変節したと主張していますが、御自身も著書で有事に日米安保と自衛隊を活用する旨、断言しているではありませんか。志位委員長の記者会見/松竹氏をめぐる問題についての一問一答 (jcp.or.jp)

それなら、鈴木元さんが言うように昔の社会党と同じですよ。


 

 


0 件のコメント:

コメントを投稿