2025年9月12日金曜日

田村智子委員長は、御自身の日米安保活用論を中央委員会総会に報告しなかったー田村智子委員長は中央委員にも本音を内緒にする

田村智子委員長、中央委員には本音を言いましょう 

日本共産党最高幹部は、本音を一般党員だけでなく、中央委員にも隠す場合があります。

田村智子委員長は、産経ニュースというyou tube番組で明言した日米安保活用論を、日本共産党の中央委員会総会では報告しませんでした。 

これを中央委員会総会で報告するためには、常任幹部会、幹部会それぞれで報告し承認されねばなりません。

田村智子委員長はそんな面倒な事はできない、と判断したのでしょう。これは予測できることでした。

下記を御覧下さい。田村智子委員長は、本音を隠して生きてきた方なのでしょうか。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 田村智子委員長の日米安保活用論より思うー田村智子委員長の本音は日米安保条約で平和と民主主義を守るー

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 田村智子委員長、一般党員に本音を内緒にするのはやめましょうー日米安保活用論をしんぶん赤旗で明言すべきだ

 黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 田村智子委員長、日米安保活用論について藤田健さん(赤旗編集局次長)としんぶん赤旗紙上で議論しましょう

繰り返しですが、田村智子委員長は日本共産党が野党の今でも、日本有事の際には政府が日米安保を活用する事を認めると産経のyoutube番組で明言しました。

田村智子委員長は日米安保活用論者

党首が日米安保活用を訴えているのですから、日本共産党は日米安保活用論者の政党です。

これは日本共産党のこれまでの主張と、ほぼ百八十度異なることになりませんか。

わが党は日米安保により、日本の平和と安全を守ると、田村智子委員長は中央委員会総会で報告し、承認を得るべきだったのではないでしょうか。

田村智子委員長は、これは面倒だから中央委員会総会で報告などしなくても良いと判断したと考えます・

日本共産党中央には、面倒な事、厄介な事はやらないという雰囲気が充満しているように思えてなりません。

これでは、国政選挙で徐々に議席を減らしていくのは当たり前です。

仕方ない、自分が火中の栗を拾うなど嫌だと考えている日本共産党職員が相当数いそうです。


2025年9月6日土曜日

志位さんは極右・排外主義反対運動に日本共産党の活路を見出しているー日本共産党を欧州左翼と同様だ、と宣伝したい

今の志位さんは、レーニンとボリシェヴィキ、ロシア革命を全否定している

私見では、今の志位さんは心中でソ連、東欧、中国、北朝鮮での革命を全否定しています。

志位さんは心中で、レーニンとボリシェヴィキは、資本主義が発達していないロシアで無理やり革命をやったから、相当な人権抑圧社会ができてしまったと見ていると考えます。

私がこう見る根拠の一つは、志位さんが近年の著書でレーニンの文献を引用できない事です。

志位さんは心中で、レーニンが数々の文献で訴えている富農の撲滅論をボリシェヴィキが断行した事が、ソ連を相当な人権抑圧社会にした重要な要因であるという見方に同調している可能性があります。

レーニンに倣い、地主、富農は搾取者だから全財産を没収させられるべきだ、ニコライ2世一家処刑は必要不可欠だった、ロシア正教会は徹底弾圧されるべきだったと志位さんが考えている可能性もあります。

私の価値観、人間観では地主、富農の餓死ないしは処刑、ロシア正教会撲滅を当然視する方は異様です。国際共産党日本支部の皆さんなら、これを当然視していたでしょうね。

レーニンとボリシェヴィキに反対する人は反動勢力だから政治犯収容所に送ってしまえ、囚人労働をさせろ、という価値観を持つ方々です。

この辺り、志位さんは心中で疑問を抱きつつも、真剣に検討する事を拒否していると考えます。

レーニンとボリシェヴィキは資本主義的搾取制度の廃止に失敗した、と志位さんが認めてしまったら、ロシア革命の全否定です。

日本共産党の用語では、志位さんは社会主義完全変質論者になった事になります。

ロシア革命を全否定するなら、ソ連を盲信した国際共産党日本支部の活動も全否定されてしかるべきです。

志位さんがそんなことをできるはずもないので、志位さんはこの問いの追及を心中で中断し、以下のような気分になっていると考えます。

志位さんは、日本共産党が欧州左翼と同様と宣伝したい

これまでと同じような主張と運動を繰り返しているだけなら、日本共産党は衰退の一途をたどるだけです。

ロシア革命とその後のソ連や中国、東欧、北朝鮮の話をしても、日本共産党には不利になるだけです。

ソ連、東欧は覇権主義、専制主義の体制だった、日本共産党は一貫してそれを批判してきたといくら宣伝しても、ソ連を長年礼賛してきた史実まで消す事はできません。

宮本顕治さんは第八回大会でソ連では共産主義社会を建設に成功しつつあると大宣伝していました。


宮本顕治さんら昔の日本共産党員は、自分達はボリシェヴィキだ、レーニンの党だと自負していました。

国際共産党日本支部の時期からソ連が崩壊するまで、ソ連では搾取制度が廃止されている、教育と医療が無料になっているなどと大宣伝してきた政党は、相応の反省を国民の前でしなければ信頼されません。

志位さんにはこれはできません。ボリシェヴィキだったという宮本顕治さんを徹底批判することになってしまいますから。

大失敗の歴史を直視せず、別の話を始めて一般党員の関心を逸らし、失敗を糊塗せねばなりません。

何か新しい主張と運動を見出し、日本共産党がそれを実践せねばなりません。

欧州左翼には、ソ連の崩壊により影響を受けても、極右・排外主義反対を掲げて何とか生き残っている政党があります。

この人たちと連帯し、日本共産党は欧州左翼と同様の政党なのだ、という印象を広めようとしているのです。

昔の日本共産党は、自分達はボリシェヴィキだと宣伝して成功したのだから、今の日本共産党は欧州左翼と同様だという宣伝をし、一般党員がそのように思い込むようにできれば再生できる、という見通しです。

以下の最後の辺りで志位さんは、欧州左翼をヨーロッパの同志、と呼んでいます。 同志、という表現がいかにも共産主義運動的なのですけれど。

第6回中央委員会総会/志位議長の中間発言

志位さんは、欧州左翼のように極右・排外主義反対運動を重視し、徹底的に取り組む事に日本共産党の活路を見出していると考えます。

日本共産党員の中に、参政党の街頭演説を大声で聞こえないようにしたり、参政党女性議員に中指を立てて侮辱する人がいても、志位さんはそれらを大局的には、極右・排外主義に対する市民の抵抗運動とみなしているのでしょう。

参政党を極右・排外主義、ファシスト集団と主張し、あらゆる形態で攻撃する運動家を日本共産党に迎え入れる事ができなければ、日本共産党には未来はないと志位さんは見ていると考えます。




2025年8月30日土曜日

日本共産党中央は市民による排外主義反対行動の是非、やり方については言及しないで傍観するー8月25日の田村智子委員長の記者会見より

 田村智子委員長は8月25日に記者会見の場で、22日にヘイトスピーチへの市民の対応について、ヘイトスピーチを聞こえなくさせる抗議行動をあると思う、と述べた事を撤回しました。

田村委員長が会見/極右排外主義とのたたかいは「言論には言論で」大原則貫く 

撤回の理由は、市民の行動の是非について言及することは適切ではないからだそうです。

日本共産党中央は排外主義に反対する市民の行動の是非、やり方について言及しないのです。

それなら日本共産党中央は排外主義に反対する市民の行動がどのような形態をとろうと、傍観することになります。

田村智子委員長によれば日本共産党員が排外主義への抗議行動に参加する場合、そのありかたについてはそれぞれの党組織で議論をするそうです。

議論の結果、党組織によってこの問題で異なる行動を取ることになっても、日本共産党中央は傍観するのでしょうね。

田村智子委員長は、日本共産党員が市民として参政党の街頭演説で大声を出す事を傍観する

日本共産党は、参政党の政治家がスパイ防止法を制定しましょう、外国人の中にいるスパイを逮捕するべきだと街頭で演説をしたら、ヘイトスピーチと認定するのでしょうか。

これについてはそれぞれの党組織で議論し、ヘイトスピーチだという結論が出たのなら、日本共産党の皆さんはどうするのでしょうか。

日本共産党員が市民として、参政党の街頭演説を大声で聞こえないようにしたり、参政党女性議員に中指を立てて脅かしても日本共産党中央は傍観するのでしょうね。

田村智子委員長は市民の行動の是非について、日本共産党中央は言及しないのですから。

田村智子委員長は参政党女性議員に中指を立てて侮辱する人々を、排外主義とたたかう市民と見る

田村智子委員長は、参政党女性議員に中指を立てて侮辱する人々、大声を出して演説を聞こえないようにする人々も排外主義、レイシズムとたたかう市民だと見ているのでしょう。

日本共産党員が所属の党組織で議論し、市民としてそういう行動を取った場合、田村智子委員長、日本共産党は傍観します。

そうした行動を批判する日本共産党員も相当数いそうですが、その件については支部で議論してください、で党中央は何もしない。傍観ですから。

今の日本共産党中央は、市民の行動を傍観することにより社会発展を促進するらしい。変な話です。




2025年8月22日金曜日

田村智子委員長は、参政党の街頭演説を大声で聞こえなくすることを市民の運動と認めたー女性議員に対して中指を立てる事や、道で煙を出す事を大局的には社会進歩に貢献するとみなす

 田村智子委員長は記者会見で、8月8日に新宿駅南口で起きた騒動に関連して記者に、中指を立てる事やスモークを焚くことはどうなのか、と見解を問われました。

これに対し、田村智子委員長は一つ一つについてはコメントしません。日本共産党としての行動ではない、と答えました。

大音量でヘイトスピーチに対抗する手法については、市民の運動としてあり得ると認めました。

この件、産経新聞が早速報じています。「極右排外主義が国会で多数を占めぬように」共産・田村委員長、街頭演説への抗議活動容認 - 産経ニュース

日本共産党としては、参政党の女性議員に対して中指を立てる事や、街頭演説中に行動で煙を出す事についても特に批判はしないという事です。

参政党は極右でレイシストだから、参政党の街頭演説を大声で聞こえなくする事や、煙を出すこと、女性議員に中指を立てることを推奨はしないが、大局的には社会進歩、歴史の法則的発展に貢献すると田村智子委員長は見ているのです。

日本共産党地方議員の中に、そんな見解を出している方がいることを私は少し前に指摘しました。

黒坂真のブログ 被拉致日本人救出のために Rescue Abducted Japanese by North Korea: 日本共産党は参政党の街頭演説を大声で妨害することをカウンター、社会進歩への貢献とみる

田村智子委員長としては、参政党の街頭演説をこれらの手法で妨害している方々に日本共産党員になってもらいたいのでしょう。

しんぶん赤旗の読者になってもらいたいのでしょう。

日本共産党としてこれらの行動を推奨はしないが、大局的には日本型ファシズムとやらへの市民の抵抗運動、カウンターとみなし、容認する事に、日本共産党最高幹部のどこかの会議で決まった可能性が高いと考えます。

こんな行為が市民の抵抗運動だというなら、街頭演説をする日本共産党の女性議員や、女性党員が中指を立てられても、田村智子委員長は容認するしかないですね。

カウンターだ、共産主義への抵抗運動だと言われてしまいませんか。

参政党が駅前で街頭演説をやるとき、大声を出して妨害する日本共産党員が今後増えていくのでしょうか。





2025年8月18日月曜日

志位さん、侵略と植民地支配という語の定義は何ですかー昔、今の領土より広い範囲で国を形成していた民族は侵略、植民地支配をしたから謝罪すべきなのですか

 志位さんが8月15日に談話を出しました。

Xユーザーの志位和夫さん: 「侵略戦争と植民地支配で犠牲となった内外のすべての方々に深い哀悼の意を表します。 第2次世界大戦終結後80年の年に日本がとるべき基本姿勢は何か。「東アジア平和提言」(24年4月)で明らかにしてきたわが党の立場を、この日にあたって重ねて表明します。」 / X

 侵略戦争と植民地支配で犠牲となった~というお話ですが、そもそも侵略、植民地支配とはどういう行為、史実を意味するのでしょうか。

志位さんの談話には、この語の定義が出ていません。

昔、今の領土より広い範囲で国を形成していた民族は他国を侵略し、植民地支配をしたのだから謝罪と補償をせよというなら、モンゴル人はとんでもない侵略者の末裔です。

モンゴルは巨額の賠償をユーラシア各地でせねばなりません。

モンゴル人はロシアを二百年以上、支配しました。

これも植民地支配だというなら、モンゴル人はロシアに謝罪と巨額の補償をせねばなりません。

世界史上、こんな例はいくらでもあります。オスマン帝国は近世の欧州にとって脅威でした。

西暦1453年、オスマン帝国のメフメト2世はビザンチン帝国を滅亡させました。これは侵略、植民地支配なのでしょうか。

16世紀前半、スレイマン大帝はハンガリーを攻略し、ウィーンを包囲しました。

現在のトルコ人には、メフメト2世やスレイマン大帝を誇っている方は多いでしょう。トルコ人はギリシャや東欧諸国に謝罪と補償をせねばならないのでしょうか。

志位さんによれば、植民地支配と奴隷制度の責任を過去までさかのぼって明らかにし、謝罪を求める動きが世界各地で広がっているそうです。

欧州商人による奴隷貿易は現地のアフリカ人による奴隷狩りがあったから実現したーポルトガル商人が現地の部族首長と鉄砲等を奴隷と交換

志位さんはこれを進歩的な運動と見ているのでしょう。

15世紀の終わりから19世紀中ごろまで、四百年ぐらい続いたアフリカから新大陸への奴隷貿易は、欧州商人だけの力で実現したのではありません。

現地でアフリカ人狩りを行うアフリカ人の部族、王国があったからこれが実現したのです。

アフリカの部族間、王国間の抗争が長年存在し、勝った側が負けた側の人々を捕虜にしする慣習があったのではないでしょうか。

ジャン・メイエール著「奴隷と奴隷商人」(「知の再発見」双書23、p. 32)によれば、大西洋三角貿易の第一段階は次のように行われました。

ヨーロッパからアフリカへ。奴隷商人がアフリカ西岸のゴレ島(ダカールに面する小島)からモザンビークにかけて、奴隷を買い付けに行く。そこで奴隷は、部族の首長を介して、ヨーロッパの産物(羊毛、綿、ラム酒、ブランデー、鉄の棒、火薬の樽、鉄砲、ガラス製の南京玉)と交換された。

大西洋三角交易がおこなわれていた頃、ポルトガル人が種子島に鉄砲を持ってきています。

推測ですがポルトガル商人は、日本人の武将からも、鉄砲と引き換えに奴隷を購入しようと策したのではないでしょうか。

彼らの狙いはどうあれ、日本人、種子島の人々は一年ほどで鉄砲を製造しました。ポルトガルから輸入する必要はなくなりました。

アフリカでは、鉄砲を自分たちで製造することは暫くなかったのでしょう。

アフリカの地理を全くと言っていいほど知らない奴隷商人が、自分達だけの力でアフリカ人狩りなどできません。

志位さんは、大西洋三角交易、奴隷貿易について何も知らないで発言していると思えてなりません。

奴隷貿易が始まった時期は、メフメト2世によるビザンチン帝国滅亡やスレイマン大帝によるウィーン包囲と大差ありません。

志位さんが欧州諸国に奴隷貿易について謝罪と補償をせよというなら、アフリカで奴隷狩りを行った部族の子孫の方々も米国や中南米に住むアフリカ系の方々に謝罪と補償をせねばならないだけでなく、トルコ政府も東欧諸国やオーストリアに謝罪と補償をせねばならないはずです。

勿論、オスマン帝国にも奴隷制は長年存在しました。イェニチェリというスルタン直属の奴隷軍人部隊はよく知られています。

オスマン帝国は主にバルカン半島のキリスト教徒の少年を徴用し、イェニチェリに養成しました。

現在の価値観で歴史を裁くべきではない

志位さんら日本共産党員、左翼の皆さんは、現在の価値観、現在の国際法で歴史を裁いています。

時空を飛び越えて、現代の価値基準で昔の人を弾劾してどうするのですか。織田信長は比叡山焼き討ちを断行しました。

信長の子孫の方々や、信長の家臣の子孫の方々は、比叡山延暦寺に謝罪をすべきなのでしょうか。

大日本帝国の時代のアジアでは、主権国家体制は未確立だった

大日本帝国が殖産興業政策を実施し、富国強兵化を実現したからこそ、今の日本があると考えます。

大日本帝国の時代のアジアでは、領土、領海、領空という概念が定着していたとは言い難い。主権国家体制がまだ確立されていないのです。

この時代に、外国と安定的に交易をするためには軍隊を海外に常駐させることは普通の事だったと考えます。





2025年8月12日火曜日

日本共産党は参政党の街頭演説を大声で妨害することをカウンター、社会進歩への貢献とみる

 去る8月8日に、新宿駅南口で参政党の梅村みずほ議員らが街頭演説を行いました。その際、とんでもない妨害がなされました。以下をご覧ください。

参政党演説!過去最高妨害行為がヤバい!梅村みずほ街頭演説!(2025年8月8日新宿駅バスタ前)

帰れ、帰れ、という罵声だけでなく、何者かが煙を出していることもわかります。

これでは、梅村みずほ議員の演説を聞き取る事は困難です。梅村みずほ議員に中指を立てて脅かす人物もいたようです。

政治家の街頭演説を罵声で聞こえないようにすることや、煙を出して聴衆に避難を余儀なくさせることは威力業務妨害に相当すると考えられます。

私は法律には詳しくないのですが、公道で煙を出すことは道路交通法に違反していないのでしょうか。

差別反対とか書いてある大きな旗を振り、警察官に静止されている人物もいました。

吉田なおひろ前橋市議(日本共産党)は、街頭演説妨害を正当化

日本共産党の吉田なおひろ前橋市議は、この行為を反差別の大旗を掲げた、暴力にも屈することなくたたかいぬいたと評価しました。

 (1) Xユーザーの吉田なおひろ🕊️前橋市議会議員【日本共産党】さん: 「暴力にも屈することなくたたかいぬいた。そして、反差別の大旗を掲げた。不屈に差別主義者とたたかう皆さんに連帯します。」 / X

Xに出ている写真から判断すると、旗を振っている方は鍋倉まさゆきさんという日本共産党員です。 

鍋倉さんは、山添拓議員とも飲食を共にするなど、親しい関係にある方です。以下は日本共産党の原田あきら都議のつぶやきです。

 Xユーザーの原田あきら(日本共産党都議会議員/杉並)さん: 「日にちと時間は追って報告する。 前回は韓国市民運動の研究者、桔川純子先生が大好評だったが、今回もスパイ防止法の専門家を呼ぶので間違いなく面白い。今度はチケットが早い段階でソールドアウトする可能性が大なので要注意!!! https://t.co/KQRfP7qqWN」 / X

Xユーザーの原田あきら(日本共産党都議会議員/杉並)さん: 「キターーー 国賠同盟青年部がスパイ防止法でイベントやるぜー! 今夜、青年部の呑み会だったんだが、一気に企画が持ち上がった! 伝説のイベント「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」が帰ってくる!ステージは阿佐ケ谷ロフト。 (写真は今夜の様子と100名程集まった2月の企画) https://t.co/VpH09bB6ia」 / X

 街頭演説への妨害が正当な言論活動として許容されるなら、どの政党、どの政治家に対しても許容されることになってしまいますから、街頭演説ができなくなってしまいます。

原田あきら都議(日本共産党)もカウンターの言動は過激ではないと擁護

原田あきら都議は、カウンターの言動は過激ではないと擁護しています。

 (1) Xユーザーの原田あきら(日本共産党都議会議員/杉並)さん: 「カウンターの言動が過激に見える人がいる。 たしかに日本共産党が党として他党に中指立てたりはしない…でも日本カウンターの言動は、日本排外主義の熱量に比例すると思ってむしろ注視すべき。 世界のカウンターに絶賛を送るのに日本カウンターには冷笑を送る…これぞプロパガンダの妙技と気付くこと。」 / X

日本共産党員の中には8月8日の件について、これは妨害行動でしかないから、日本共産党中央は彼らを処分するべきだと主張する方もいるようですが、少数派なのでしょう。

志位さんは参政党の街頭演説を大声で妨害することを、カウンターだから社会進歩に貢献するとみる

志位さんは8月11日に次を発信しています。

Xユーザーの志位和夫さん: 「日本の極右排外主義は、欧州の極右と共通点もあるが相違点もある。 欧州の極右は排外主義を掲げるが、「人民主権」を正面から否定する極右はごく一部の泡沫をのぞき存在しない。「王政復古」を掲げるものはいないのだ。 「天皇が統治する国」を掲げる日本の極右は「極・極右」=超時代錯誤の代物だ。」 / X

 志位さんは、参政党を想定してこの呟きを出したと考えられます。

志位さんは、参政党を極右のレイシスト、差別主義集団とみなし、参政党の街頭演説を大声で妨害することや、梅村みずほ議員に対して中指を突き立てることも大局的には歴史の法則的発展に貢献すると見ているのです。

カウンター、とやらは社会進歩に貢献すると志位さんは見ているのです。カウンターにより社会が発展する、これが歴史の弁証法だという調子です。

カウンター、という変な外来語を使えば意味が曖昧になり、どんな暴力行為でもこれに含まれることになりえます。

女性政治家に対し中指を立てるなど、とんでもない行為と私は思いますが、田村智子委員長はこれもカウンターの一つとして尊重されるべきと考えているのでしょう。

日本共産党と左翼の皆さんは、カウンター、と言えば何をやっても良いという世論形成を目指していると考えられます。

政党、政治家の街頭演説を妨害する人は議会制民主主義を破壊したいと考えられます。

日本共産党員の中には、カウンターとやらに違和感がある方もいるでしょうが、志位さん、小池晃書記局長はカウンターとやらをする運動に日本共産党の活路を見出しているのでしょうね。





2025年8月8日金曜日

党の最高機関は党大会である(日本共産党規約第十九条)より思うー最高機関の構成員であるはずの代議員は指導部への対案を提起できない

 日本共産党の規約によれば、党の最高機関は2年または3年に一回開催される党大会です。党大会の構成員は代議員です。

規約第十九条によれば、党大会の代議員選出の方法と比率は、中央委員会が決定します。

日本共産党規約 日本共産党

私が知る限り、日頃から日本共産党の活動に熱心に参加している方が、所属の地方組織から指名されて代議員になります。

何らかの件で、日本共産党の理論、政策や方針に疑問を持つ党員は、日本共産党の活動にあまり参加しないので、代議員には選出されません。

一般党員の場合、これを不当な措置と思う方は少ないでしょう。

党大会に参加するためには4,5日間、勤めを休まねばなりません。そんな会議に参加しても何もならないと判断する一般党員の方が多いでしょう。

日本共産党職員、議員の方なら大会に参加すること自体が業務ですから、勤めを休む事にはなりません。

殆どの代議員は、日本共産党の理論、政策や方針を完全に正しいと考えています。

党大会で、日本共産党の理論や政策、方針に対する批判や異論が出る事は稀です。

代議員は党大会で、日本共産党の理論や政策、方針を批判できるが対案を出せない

規約第二十条によれば、党大会は次の事を行います。

・中央委員会の報告をうけ、その当否を確認する。

・中央委員会が提案する議案について審議・決定する。

・党の綱領、規約をかえることができる。

・中央委員会を選出する。委員会に準中央委員をおくことができる。

党大会が最高機関と言っても、できることはこれだけです。

代議員は党大会の開催中には、最高機関の一人の筈なのですが、中央委員会が提案する議案に対する対案を党大会に提出することはできません。

代議員は党大会で、中央委員会の報告や、提案する議案を批判できますが、それらへの対案を提起することはできません。

代議員は中央委員に自ら立候補、または~さんを中央委員にしたいという推薦をできますが、当選は困難でしょう。そんなことをする方はいません。

代議員同士が党大会前に連絡を取り、提案する次期中央委員推薦名簿を作成したら分派活動とみなされ、除名ないしは除籍になるでしょう。

党大会代議員は職員の人事配置権限を持たない

4,5日間開催される党大会が終了すれば、代議員ではなくなります。

代議員だった方は一党員として、日本共産党の理論や政策、方針に対する批判を所属の支部の会議で開陳できますが、それだけです。

最高機関の構成員ができることは、指導部批判を大会の場でできる、中央委員に自ら立候補、または~さんを中央委員にしたいという推薦をできるという程度です。

代議員が職員の人事配置権限など、持つはずがありません。現最高指導部が、大会前に人事問題小委員会とかいう組織を作り、人事配置を決めます。

日本共産党最高指導部に心酔している代議員は、これを当然と見ます。

最高機関の構成員であるはずの代議員が、殆ど何の権限も持っていないのは変ではないでしょうか。

最高機関の上に存在する組織、すなわち現最高指導部が理論や政策、方針の提起、大会議案提出や人事配置を決めています。

共産主義運動の特徴は、最高指導者への心酔、盲信

日本共産党最高指導部に心酔している方々は、最高機関を指導する組織があることが変と思いません。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんは、金正恩と朝鮮労働党から出される指令に何の疑問を持ちません。

日本共産党員と在日本朝鮮人総連合会の皆さんの思考方式は似ているな、と感じるのは私だけでしょうか。