2016年8月2日火曜日

金正日の朝鮮学校論「在日朝鮮青年を愛国偉業の頼もしい継承者に育てるために―朝鮮労働党中央委員会の責任幹部との談話―(1990年4月5日)、金正日選集第10巻掲載」より思う

「在日朝鮮青年にたいする思想教育で基本となるのは、チュチェの革命的世界観を確立することです。...総連は各階層の広範な同胞青年のあいだでチュチェ思想の原理教育を強化し、かれらがチュチェ思想の原理を深く体得してそれを自分の確固たる信念とするようにしなければなりません」(前掲論文より抜粋)


左翼の皆さんは在日本朝鮮人総連合会の皆さんが運営している朝鮮学校に、地方自治体が補助金を出すべきだと主張しています。

補助金支出に反対する私のような人間は、極右翼だそうです。レイシストとか言われそうです。

左翼の皆さんは、朝鮮学校での教育方針に関する金日成や金正日の文献を読んでいるのでしょうか?在日本朝鮮人総連合会の皆さんの言動を「理解」するためにこれは欠かせないはずです。

ある弁護士は、朝鮮学校への補助金支出を訴える記者会見で「朝鮮学校の教育内容は関係ない。在日朝鮮人の教育に日本の自治体が補助金を出さないのは差別だ」旨主張したそうです。

〇〇〇〇原理主義や、〇〇〇真理教の方々が「学校」をつくったのなら日本の自治体は補助金を出さねばならないのでしょうか?

北朝鮮、朝鮮労働党は大韓航空機爆破、韓国要人暗殺、拉致や覚せい剤の密輸など無数のテロを断行してきました。テロ国家を礼賛する「学校」に自治体は補助金を出すべきなのですか。

朝鮮学校の基本的教育方針は金日成の「社会主義教育テーゼ」と金正日の「労作」「お言葉」


私見では朝鮮学校の最も基本的な教育方針は金日成の「社会主義教育テーゼ」です。

これの具体化を、金正日が著作(労作、로작と言います)や「お言葉」(말씀と言います)で出しています。

「お言葉」は朝鮮労働党の担当部署から在日本朝鮮人総連合会関係者に様々な経路で伝えられるだけですので、部外者にはわかりません。非公開ですから。

しかし私たちは金正日の著作から、朝鮮学校の教育方針と内容をある程度知ることはできます。「お言葉」には、詳細な指示があるはずですが、そこまではわかりません。

金正日は「労作」で繰り返し、金日成と朝鮮労働党への絶対的忠誠心を在日朝鮮青年の間に培わねばならないと強調しています。

金正日によれば、北朝鮮は偉大なチュチェ思想の祖国であり、領袖、党、大衆が混然一体となった偉大な社会主義国だそうです。

「労作」を発表したころ、金正日は招待所で贅沢三昧の暮らしをしていた


「金正日の料理人」だった藤本健二氏の各著作によれば、この「労作」を発表したころ金正日は各地にある「招待所」で贅沢三昧の毎日を過ごしていました。

混然一体どころか、金正日と一般国民は隔絶していたのです。

飢餓状態だった北朝鮮の一般国民の苦しみなど金正日は全く考えていなかった。朝鮮学校では金正日の「招待所」暮らしとそのための莫大な経費についてどう教えているのでしょうか?

金正日によれば、在日本朝鮮人総連合会の各級学校は単なる学びの場ではなく、学生と生徒を民族幹部に育てる学院です。

金正日は在日本朝鮮人総連合会の初・中級学校で少年団組織を強化し、生徒が幼いときから組織生活に習慣づけられるようにするべきと述べています。

朝鮮大学校と朝鮮高級学校の朝青組織を強化し、学生を朝青組織生活を通じて絶えず鍛えねばならないと金正日はこの「労作」で述べています。

要は、朝鮮学校で生徒と学生の革命家養成教育を、授業だけでなく「少年団」「朝青」という組織を通じても行え、という話です。

朝鮮大学校の卒業生はチュチェ型の革命家、チュチェ朝鮮の永遠なる同行者なのか


金正日によれば朝鮮大学校は、在日本朝鮮人総連合会の強力な民族幹部養成組織です。

金正日がこういうのですから、朝鮮大学校の卒業生の皆さんは「我々の領袖が一番、わが祖国が一番、わが民族が一番」であるというゆるぎない信念を抱いて社会主義祖国を熱烈に愛している方々なのでしょう。

そういう方々をチュチェ型の革命家、チュチェ朝鮮の永遠なる同行者と言います。

「チュチェ」(주체)とは主体という漢字語なのですが、どういうわけか北朝鮮の近年の文献では片仮名を用いています。日本人には不気味なことこの上ない。

チュチェ型の革命家の方々なら、金正日とその取りまきに奉仕する「喜び組」の女性の装飾品や衣服を金正日に献上することを至高の喜びと受け止めていることでしょう。

金正日によれば、在日朝鮮青年が身につけるべき世界観はチュチェの世界観です。在日朝鮮青年にたいする思想教育で基本となるのは、チュチェの革命的世界観を確立することです。

地方自治体が朝鮮学校に補助金を支出するべきと主張する左翼の皆さんは、チュチェの革命的世界観とやらについて何か御存知なのでしょうか。

地方自治体は大韓民国滅亡策動に資金支援すべきなのか


チュチェ型の革命家の皆さんは、「南朝鮮解放」「全社会の金日成・金正日主義化」、要は大韓民国滅亡のために日夜戦っています。

そういう方をつくる教育に資金を出すべきということは、大韓民国を滅亡させる策動を地方自治体は資金支援すべきということです。

普通の韓国人からすれば、日本の地方自治体が朝鮮学校に補助金を出すことなど内政干渉そのものです。

金正日によれば、在日朝鮮人は在日本朝鮮人総連合会の組織によって社会的・政治的生命が保証されています。

別言すれば、在日本朝鮮人総連合会を何らかの件で批判し、その組織から離れている在日朝鮮人には、「社会的・政治的生命」とやらが保証されていないことになります。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんが、北朝鮮と金日成、金正日、金正恩を批判する方々に「民族反逆者」「宗派分子」などという罵詈雑言を浴びせるのはチュチェ型の革命家としての使命感に依拠しているのでしょう。

朝鮮学校の副教材に藤本健二さんの著作を使うべきだ


腹が立ちますが、拉致された日本人の中には「南朝鮮解放」「全社会の金日成・金正日主義化」に何らかの形で協力させられていた方が相当数いたはずです。

田口八重子さんは、大韓航空機爆破犯人金賢姫の「日本語教育係」でした。「金正日の料理人」だった藤本健二さんも、金正日に美味しい寿司をふるまって貢献しました。

在日本朝鮮人総連合会の皆さんは、朝鮮学校の副教材として「金正日の料理人」藤本健二さんの著作を使うべきです。

晩年の金正日にとって最愛の女性だった元在日朝鮮人高英姫の生き方を、朝鮮学校の子供たちに教えるべきではないでしょうか。

これをやれば金正恩と妹金予正は、内心で喜ぶでしょう。藤本さんは亡き父母の「忠臣」の一人でした。

金正日は在日本朝鮮人総連合会の皆さんより、日本人の藤本さんを信頼していたのです。推測ですが、金正日に天ぷらを揚げる料理人もいたのではないでしょうか?

佐藤勝巳さんの本にそんな話が出てきます。

追記

佐藤勝巳「北朝鮮 『恨』の核戦略」(光文社1993年刊行、p102)で、故佐藤勝巳氏は金正日が握り寿司が大好物で日本人の寿司職人を抱えていること、天ぷらを揚げる日本人職人もいるらしいと指摘しています。



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