2016年12月26日月曜日

政府は対北朝鮮ラジオ放送で金日成、金正日を批判するべきだ!産経新聞12月20日記事より思う。

「政府が、北朝鮮にいる日本人拉致被害者向けのラジオについて、新たに米国政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」「自由アジア放送(RFA)」と連携して放送を始める方針であることが19日、分かった」(産経新聞12月20日記事より)


この記事が事実なら、一歩前進です。

本ブログでは繰り返し、日本政府が対北朝鮮ラジオ放送で金日成、金正日を批判するべきと主張してきました。

二年前の2月24日には「日本政府は対北ラジオ放送などで北朝鮮の国家安全保衛部と朝鮮人民軍兵士に思想攻撃を加えるべきだ」と訴えました。

非力ながら、私は何人かの国会議員の方や、政府の担当部署にも資料を添えてこれを訴えてきました。多少は何か考えて下さったのでしょうか。

産経新聞記事によれば、政府は今後、両放送局と放送内容や頻度などを協議し、来年度から本格的に放送を始めたい考えです。

改めて訴えます。

対北朝鮮政策の基本を「思想攻撃と圧力」に変更すべきだ


政府は対北朝鮮ラジオ放送を、北朝鮮に拉致されている日本人を救出するために実行すべきなのです。

北朝鮮に拉致されている日本人がラジオ放送を聞くことができればそれでよいはずがない。

日本政府の対北朝鮮政策の基本は「対話と圧力」ですが、普通の意味での「対話」などテロ国家北朝鮮には一切通じません。

対北朝鮮政策の基本を「思想攻撃と圧力」に変更すべきなのです。奇妙ですが、「思想攻撃」により北朝鮮との「対話」が可能になるのです。

共産主義者には、思想攻撃が対話の糸口になるのです。黄長ヨップ氏のような人物が、朝鮮労働党内部に存在しているはずです。

日本政府は北朝鮮の「最高尊厳」、金日成と金正日を批判するべきだ


被拉致日本人を救出するためには、北朝鮮の「最高尊厳」とやらである金日成、金正日を徹底批判するべきです。

金正恩による「唯一領導体系の確立」とやらを日本政府が妨害すれば、金正恩は激怒するでしょうが、内心では震え上がるでしょう。

私は次の二点を対北朝鮮ラジオ放送、海外衛星放送で暴露することを訴えたい。

(その1)金日成が中国共産党の一員として、山賊行為を行ったから日本軍に討伐され、ソ連に逃げてハバロフスク近郊で昭和20年8月15日を迎えたこと。

(その2)金正日の華麗な女性関係と奢侈生活を、「金正日の料理人」藤本健二氏の著作などに依拠して説明する。「苦難の行軍」期に金正日は「招待所」で贅沢三昧をしていた。

日本政府が金日成、金正日を直接批判し始めれば、北朝鮮当局は強烈に反応するでしょう。とんでもない脅迫を公の文献でも、裏の経路からもしてくるでしょう。

そのとき日本政府は、「金正恩よ、放送をやめてほしければ横田めぐみさん、有本恵子さん、増元るみ子さんらを直ちに返せ」と対北朝鮮ラジオ放送で良い。

金正恩、金正恩と放送で気軽に呼び捨てにすることも大事です。

勿論、日米軍事同盟の抜本的強化と北朝鮮を直接攻撃できる巡航ミサイルなどの大量保有も必要です。

対北朝鮮ラジオ放送開始時の音楽を韓国の人気歌手WAXに依頼するべきだ


対北朝鮮ラジオ放送開始時のテーマ音楽を、例えば韓国の実力派歌手WAXに依頼するべきです。北朝鮮の人々は、外部世界の情報、特に韓国の情報を何とかして入手しようとしています。

韓国の人気歌手の歌を対北朝鮮ラジオ放送で徹底的に流せば、北朝鮮国内で噂になり、徐々に知られていくはずです。

上述の内容の対北朝鮮ラジオ放送を、北朝鮮の人々が聴取していることが国家安全保衛部(近年は保衛省になったらしい)が知れば収容所送りかもしれません。

それでも北朝鮮の人々は情報を入手しようと努力するでしょう。

金日成、金正日を日本政府が批判し、「金正恩よ、拉致した日本人を直ちに返せ」と気軽に呼びかけ続けたら、「首領冒涜罪」を犯している人が北朝鮮社会に蔓延しかねない。

金正日の女性関係、子どもの数は北朝鮮社会ではタブーそのものなのです。

北朝鮮当局が出版している金正日の伝記には、金正日の女性関係や子供については一切記載されていません。

金日成も同様です。若い脱北者の場合、金日成の後妻金聖愛の存在を知らない方すらいます。

金日成の最晩年の子供を、金正日の命令で張成澤・金敬姫が育てたという情報もありますが、真偽はわかりません。

金正日の華麗な女性関係が北朝鮮国内で噂になれば、国家安全保衛部が責任を取らされる可能性が出てきます。

朝鮮人民軍兵士が気軽に金日成、金正日を批判し始めたら、いざというときに金正恩の命令をきくでしょうか。

朝鮮人民軍の刃が、金正恩に向くように思想攻撃をかけるべきなのです。

海外衛星放送で金正日と高英姫の愛情物語をドラマ放映すべきだ


朝鮮半島や中国東北部向けの海外衛星放送で、金正日と高英の愛情物語をドラマにして放映するべきです。

この御二人の愛情関係は、すぐに形成されたのではありません。金正日にはほかにも愛人がいましたから。

御二人の出逢いと愛情関係の進展、若くして亡くなった高英姫への金正日の想いと、次の愛人の存在をドラマ化して放映したら韓国でも人気が出るかもしれません。

ドラマにはもちろん、金正恩、金正哲、金予正も出てくるでしょう。これを海外衛星放送で放映すれば、中朝国境から中国朝鮮族がCDなどに保存して運びます。

「首領冒涜罪」そのものですから、この番組を観た方は大変なことになりそうです。海外に駐在している「外貨稼ぎ」担当者なら海外衛星放送を観るのは難しくない。

「首領冒涜罪」を、あらゆる手段で北朝鮮社会に蔓延させることが、金正恩を窮地に陥れることになるのです。

金正恩を本気で尊敬している朝鮮労働党幹部など、ただの一人もいない可能性を指摘しておきます。

金日成が中国共産党の一員として山賊行為を行ったことを暴露したら中国も激怒する


ところで、金日成が中国共産党の一員として、山賊行為をやったことを対北朝鮮ラジオ放送で暴露したら、中国共産党も激怒する可能性もあります。

中国共産党とは山賊のような集団だったという歴史観を、中国朝鮮族に広めることになりますから。

被拉致日本人救出のためには、日中関係の根源的悪化もありうることを覚悟せねばならない。中国共産党が、北朝鮮の最大の庇護者なのです。

最大の庇護者のところへ、いまだに一度も訪問していない金正恩を中国共産党大幹部は嫌悪しているはずです。

日本政府が歴史観で北朝鮮から中国を批判し始めれば、中国共産党大幹部は本気で金正恩後を考え始めるかもしれません。

日中関係の根源的悪化は避けられそうもない。

中国国内にいるビジネスマンがスパイ罪などで次から次へと逮捕されるかもしれません。

日本人は中国、北朝鮮と徹底対決できなければ、日本国家の存亡が危ういことを肝に銘ずべきなのです。








0 件のコメント:

コメントを投稿