松竹伸幸さんの上記新著をざっと読みました。驚きました。
松竹伸幸さんは、自衛隊が敵基地攻撃力を持つことを主張しているとしか私には思えません。
松竹さんが産経新聞のiRONNAに投稿した「北朝鮮の核・ミサイル問題を解決する『最適解』は何か」という文章がこの本に掲載されています。
松竹さんは、北朝鮮が核・ミサイルで先制攻撃してくるなら、それ相応の反撃をすることを北朝鮮に伝えるべきと主張しています。
ミサイルが落ちてくるなら、ミサイル防衛システムを発動し迎撃すべき事、ミサイルが撃ち込まれるなら、自衛措置の範囲としてミサイル発射基地を叩くべきとの事です。
しかし北朝鮮のミサイル基地を「叩く」とは一体どういう軍事力行使を意味しているのでしょうか。
弾道ミサイル、巡航ミサイルによりミサイル基地を攻撃する事しか、私には思いつきません。
松竹さんはミサイル防衛網や陸上イージスの大量配備だけでなく、自衛隊の弾道ミサイル、巡航ミサイル大量保有を支持しているとしか、私には思えません。
松竹さんは、朝鮮労働党が日本に核ミサイル攻撃を断行することもありえるという認識なのですから、当然の結論です。
松竹伸幸さんの専守防衛論は敵基地攻撃能力保有論
専守防衛なのに自衛隊が敵基地攻撃能力を持つとはずいぶん矛盾した話ではないでしょうか。
しかし憲法九条や憲法の前文を変えないで、弾道ミサイル、巡航ミサイル大量保有はおかしい。
弾道ミサイル、巡航ミサイル保有は安保法制よりずっと、憲法九条と矛盾していませんか。
自衛隊の敵基地攻撃力保有を支持するなら、改憲の必要性を認めるべきではないでしょうか。
松竹伸幸さんには九条の会や日本共産党員に北朝鮮のミサイル基地を叩く軍事力保有の必要性をもっと訴えていただきたいものです。
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