2015年3月9日月曜日

カトリーヌ・ドヌーヴ他出演仏映画「8人の女たち」(原題Huit Femmes, Catherine Deneuve, Isabelle Huppert, Emmanuelle Béart, Fanny Ardant, Virginie Ledoyen, Ludivine Sagnier, Firmine Richard, Danielle Darrieux出演)を観ました。

1950年代の仏のクリスマス・イブの朝、大邸宅の主人が何者かに殺された。犯人は?



この映画を観た後、Agatha ChrisitieのMurder on the Orient Express(オリエント急行殺人事件)を思い出しました。最後まで真犯人はわからず、意外な結末となります。

この映画に名探偵ポワロ(Hercule Poirot)は出ませんが徐々に、被害者と家族の間の葛藤と秘密が暴かれていきます。

フランスには今でも、この映画の舞台のような大邸宅が数多く残っているのでしょうか。

女性は化粧、衣装と髪型で変貌する


この映画では、被害者である大邸宅主人は殆ど出演せず、ほぼ全ての場面が8人の女優間の会話と歌で構成されています。邸宅内だけの物語です。

人物と場面を限定して、心理を表現する演技力を観客に示そうとしたのでしょう。

Isabelle Huppert、Emmanuelle Béartが化粧、衣装と髪型を少し変えるとガラリと違った雰囲気を醸し出ます。女性は気持ち次第で別人になれるのでしょうか。

女優らによる歌や踊りも面白い。若きLudivine Sagnierと一緒に、カトリーヌ・ドヌーヴが楽しそうに踊っています。歌詞が、それぞれの役柄を思わせる内容になっています。

女優は皆、現代フランスの代表的な女優だそうです。
カトリーヌ・ドヌーヴは「シェルブールの雨傘」(Les Parapluies de Cherbourg)や「昼顔」(Belle de jour)で有名です。Isabelle Huppertは「ピアニスト」の主演女優です。

Isabelle Huppertが理屈っぽく、神経過敏な女性をよく演じています。

Emmanuelle Béartの艶やかな金髪と妖しい視線も魅力的です。こういう女性が目前に現れたら夢中になってしまう男性はいくらでもいるでしょう。

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