Edith Piafの再来、仏歌手Zaz
朝晩は暑さがだいぶ和らぎました。蝉が少なくなってきたようです。秋が近づいているのでしょう。
いろいろとやることが多く、ブログを更新できませんでした。合間に仏歌手ZazのOn ira (We'll go) などを聴いています。
ZazのOn iraを、私は遥かなる旅路を行く人への讃歌のように感じました。人は皆旅人、そんな言葉を昔どこかで聞いたように思います。
ZazのOn iraと井上靖「天平の甍」、The Immigrant Song
誰しも毎日の暮らしで精一杯ですが、それでも何かを求めて生きているものです。それは所詮、叶わぬ夢なのかもしれません。
人は叶わぬ夢の実現のために日々苦心しながらも、何かより生じた突然の事態から全てが水泡と化す。遥かなる昔から、人はそんなことを繰り返してきたのではないでしょうか。
井上靖の「天平の甍」を私はそのように読んでいます。
ZazのOn iraの歌詞から、見果てぬ夢を追い続ける人々の姿を思い起こすことができます。
この歌を聴いていたら、ふとLed ZeppelingのThe Immigrant Song (移民の歌)を思い出しました。
この歌は曲も歌詞もZazのOn iraとは全く異なっていますが、どちらからも見果てぬ夢を追い続ける人の哀しさを感じます。
The Immigrant Song 冒頭のアーアーアッ、アーアーアッという高音が印象に残ります。
ZazのOn iraからは砂漠を旅するラクダに乗った隊商の姿。あるいは、馬に乗って大草原を行く人々の姿を私は思い起します。
The Immigrant Songからは、高波の中、上陸地点を求めて船旅を続ける人々の姿。北風の下、流氷が流れていそうです。
人は皆、旅人なのでしょう。
On iraから、中島みゆきの「地上の星」を思い出す方もいるかもしれませんね。
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