2014年8月28日木曜日

ZazのOn ira (We'll go) とLed ZeppelingのThe Immigrant Song (移民の歌)―見果てぬ夢を追い続ける人々―

Edith Piafの再来、仏歌手Zaz


朝晩は暑さがだいぶ和らぎました。蝉が少なくなってきたようです。秋が近づいているのでしょう。

いろいろとやることが多く、ブログを更新できませんでした。合間に仏歌手ZazのOn ira (We'll go) などを聴いています。

ZazのOn iraを、私は遥かなる旅路を行く人への讃歌のように感じました。人は皆旅人、そんな言葉を昔どこかで聞いたように思います。

ZazのOn iraと井上靖「天平の甍」、The Immigrant Song


誰しも毎日の暮らしで精一杯ですが、それでも何かを求めて生きているものです。それは所詮、叶わぬ夢なのかもしれません。

人は叶わぬ夢の実現のために日々苦心しながらも、何かより生じた突然の事態から全てが水泡と化す。遥かなる昔から、人はそんなことを繰り返してきたのではないでしょうか。

井上靖の「天平の甍」を私はそのように読んでいます。

ZazのOn iraの歌詞から、見果てぬ夢を追い続ける人々の姿を思い起こすことができます。

この歌を聴いていたら、ふとLed ZeppelingのThe Immigrant Song (移民の歌)を思い出しました。

この歌は曲も歌詞もZazのOn iraとは全く異なっていますが、どちらからも見果てぬ夢を追い続ける人の哀しさを感じます。

The Immigrant Song 冒頭のアーアーアッ、アーアーアッという高音が印象に残ります。

ZazのOn iraからは砂漠を旅するラクダに乗った隊商の姿。あるいは、馬に乗って大草原を行く人々の姿を私は思い起します。

The Immigrant Songからは、高波の中、上陸地点を求めて船旅を続ける人々の姿。北風の下、流氷が流れていそうです。

人は皆、旅人なのでしょう。

On iraから、中島みゆきの「地上の星」を思い出す方もいるかもしれませんね。

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