志位さんは、台湾に対する中国共産党の軍事的脅迫を批判し、台湾問題の解決は平和的な話し合いで解決されるべきだと主張しています。
台湾に対する中国の軍事的威嚇強化に抗議する/志位委員長が談話 (jcp.or.jp)
「平和的な話し合い」とは、誰と誰の話し合いなのでしょうか。これについて、志位さんら日本共産党の皆さんは答えられません。
志位さんが中国共産党は台湾政府と話し合うべきだ、と話し合いの主体を明言したら、日本共産党として台湾政府の存在を認めることになります。
日本共産党は台湾政府を解散、解体させられるべき存在と見ている
日本共産党は台湾政府を存在してはならない政府、中国共産党により解散、解体させられてしかるべき存在と見ています。
不破さんは中国共産党と台湾政府の関係は、日本共産党と日本労働党のような関係であると主張しました。
台湾政府は、中国共産党の「反党分子」のような存在であるという認識です。
従って日本共産党の外交政策論では、日本共産党が台湾政府の存在を認めたら、中国共産党に対する内政干渉を行った事になります。
台湾政府は中国共産党員ではありえないので、反党分子ではありえません。
不破さん、志位さんにはどういうわけか、台湾政府が中国共産党を除名された方のように見えているのです。随分変な話です。
30年ぐらい前までは、台湾政府とは中国国民党そのものでした。蒋経国の死後、台湾は何度も総統選挙を行っています。
国民党は中国共産党から除名された人々の集団ではありません。
不破さん、志位さんは国共合作について思考と議論をしない
昭和12年からの第二次国共合作時、中国共産党は国民党(国民革命軍)の第八番目の軍隊として編入されたので、八路軍と呼ばれるようになりました。
この程度の事は、親族で中国に出征した方がいるある程度の年齢の人なら、子供の時の親族の集まりのときの昔話、思い出話として聞いているはずです。
不破さん、志位さんがこれを知らないはずがないのですが、変な話です。
不破さん、志位さんの脳内では、台湾政府=中国共産党の反党分子、という図式が固定化していそうです。
日本共産党員には思考方式が強く固定化し、発想の転換ができなくなっている方が多いと感じます。
自分の思考方式に対する批判を、反射的に「反共攻撃」と把握してしまうのでしょうね。
中国共産党が起こす台湾有事について、本ブログでは何度も言及しています。御参考になれば幸いです。
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