2014年5月14日水曜日

横田滋氏を貶める陰謀・従北報道を流す統一日報(竹中昌章インディペンダント・インテリジェンス・リサーチ代表、国民新聞平成26年5月25日掲載論考)より

「統一日報」姜昌萬社長、ホンヒョン氏はデマの流布を認め横田滋氏に謝罪するべきだ


以下は、国民新聞に掲載された竹中昌章氏の論考です。

竹中氏は統一日報が北朝鮮に従属するような記事を流している旨、同紙を批判しています。

皆様の参考になるかと思いますので、国民新聞編集部の許可により転載します。

ブログ掲載に際し、見出しをつけました。

北朝鮮の実態を暴いてきた「統一日報」がなぜ陰謀で北朝鮮に加担するのか


北朝鮮問題の報道で高く評価されてきた在日韓国紙「統一日報」(姜昌萬社長)が昨年夏頃から急に従北的な記事を掲載し始めた。

記事は故佐藤勝巳救う会全国協議会元会長の回想録である。回想録で根拠を示さず、拉致被害者家族会の横田滋氏が家族会カンパの横領疑惑があるとの記事を掲載した。

横田滋氏が会計報告をせず横領しているなどという主張は事実無根、誹謗そのものだ。

「統一日報」は裏付けも取らず、回想記だから何を書いても良いという編集方針で横田滋氏を誹謗し、貶める記事を流した。

この話は全て憶測に基づいており、記事が真実だと主張するなら根拠を示すべきだ。
さらにこの回想録が最近、晩聲社から出版された。

出版に際して、怪しげな人物が尽力したという。事情筋によると、韓国保守派の雄と言われる元在京韓国大使館公使の洪ヒョン統一日報論説主幹とみられるという。

この記事に対して関係者の抗議に統一日報側は


「これは回想記だから報道記事ではない。佐藤勝巳特別論説委員が回想記に何を書いても弊社は関知しない」


という編集方針を堅持していると主張している。

報道機関の報道倫理の微塵すらない対応に怒りを通り越し、呆れるばかりである。今時、このような根拠なき記事は親北朝鮮系の新聞でさえ掲載しない。

問題記事が事実でないとされても新聞で配布され、電子版で誰でも閲覧できるなら、事実関係を知らない人が記事を信じてしまう。

拉致被害者家族のシンボリックな存在である横田滋氏を攻撃する事は日本人拉致救出運動を弱体化させ、安倍政権の基盤に楔を打ち込むことになる。

さらに懸念が出ている。保守系オピニオンリーダーのシンクタンクの関係者として名を連ねており、その事実関係を公安当局も把握し、重大な関心を持って注視している。

インテリジェンス機関は日本社会で発言力のある言論人・文化人に様々な手法で接触してきている。

彼らのインテリジェンス活動はインテリジェンス機関の名刺を出さないで様々な形で蠢動している。

韓国知日派保守派との連帯は歴史認識問題、領土問題でどこまで共通認識を持てるか、対北朝鮮問題での共闘だけが目的の連携なのか注意深く見なければならない。

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