太古のとき海に残った仲間を連れ戻すため、宇宙人が地球にやってきた-
私はこの映画を大学を卒業してさほど経たない頃、ビデオ屋で借り狭い部屋で観た記憶があります。
昭和61年(1986年)頃だったでしょうか。ある老人が元気になって華麗なダンスをするシーンがとてもおかしかったのを覚えています。
光り輝く姿を持つ宇宙人が、海底に繭(Cocoon)のようになって残っていた仲間を連れ戻すためにやってきて、知り合った若者や養老院で暮らしている米国の老人たちと交流をします。
繭には生命エネルギーのようなものがあり、海底から取り出した繭を一時保存しているプールに入るとそのエネルギーの恩恵を受けることができます。
老人たちはそのエネルギーの恩恵を受け、中には死の病が寛解する人も出ます。しかし老人たちの言い争いから秘密がばれてしまいます。
宇宙人たちを助ける若者が、映画の最後に宇宙人と老人たちが遥かなる星へ旅立つ時、「May force be with you」というStar Warsの台詞を叫んだのが印象に残っていました。
死が遠くないことを予見できる時期をどう過ごすか-その前にもやるべきことがある-
約28年ぶりにこの映画を観ました。20代半ばの私にはわからなかったことが多少、見えてきました。
この映画の主題の一つは、誰にもやってくる老いをどう迎えるかということなのです。
自分の死が遠くないことを予見できる時期をどう過ごすか。いずれその問題に皆直面するのです。28年前の私には老いなど全く実感できなかった。
映画に出てくる4組の高齢者たちは残りの人生をどう生きるかという問題に直面しています。
高齢者たちは自分が生きてきた道を時折ふり返りながら、新たな道あるいは死を選択していくのです。祖父母と離婚した娘、孫との交流も心をうちます。
離婚は当人たちだけでなく、子供にも深い傷跡を残してしまいます。そんな子供には暖かく自分を見守ってくれる祖父母の存在は貴重です。
祖父母としても、孫の成長を見ていくのが何よりの楽しみなのです。祖父母が離婚している場合もいくらでもあるでしょうが、孫への思いは同じでしょう。
若い私にはこれらはわからなかった。
Knowledge is silver. Experience is gold. という格言をふと思い出しました。
もう20年もすれば、私もこの映画の高齢者たちとさほど変わらないような年齢になると思うと、いろいろやらねばならないことがあるように思えてきました。
Tahnee WelchはRaquel Welchの娘
ヒロインのTahnee Welchの美しさも心に残りました。インターネットで調べると私と同じ年齢(1961年生まれ)で、RaquelWelchの娘です。
Raquel Welchは「恐竜百万年」(One Million Years B.C.)に出ています。
Tahnee Welchは日本人の私から見れば、異国情緒を感じさせる女優と思えますが、西洋人から見るとどうなのでしょうか。
ところで、米国映画をみるとSlang(俗語)がよく出てきます。これは英語というより、米語なのでしょうか。この映画にも、卑猥な表現が出ていました。辞書を引かないとわかりません。
いくつかメモしておきます。Pain in the assはslangなのかどうかもわかりません。
nail you, boner, pain in the ass
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