参議院選挙で日本共産党は現有議席を減らしました。この件について、日本共産党中央の常任幹部会が次の声明を発表しています。
参議院選挙の結果について│声明・談話・発言│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)
常任幹部会とは、普通の会社の取締役会に相当する組織のようです。ホームページを見ますと、なぜか26人もいます。中央委員会の機構と人事(第28回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会 (jcp.or.jp)
26人もいたら、本音の議論などできないでしょう。
志位さんの報告を丁重にお伺いして、ハイわかりました、頑張りますという調子になってしまいませんか。
志位さん、常任幹部会員の数を数名に絞ったらいかがですか
幹部の方々が最高経営者たる志位さんに本音で意見具申をできるようにするなら、最高幹部を数名に絞るべきでしょうね。
数名規模なら、腹蔵なく志位さん、小池さんになぜ参議院選挙で敗北したのか、これを意見具申できそうに思えます。
推測ですが、常任幹部会員の中で志位さんに率直に意見具申できる方は全くいないように感じます。
一般に、日本共産党職員が本音を志位さんだけでなく上司に意見として具申するのは困難と考えられます。
~君はわが党の路線、方針に確信がない。これでは重要な部署を任せることはできない、という調子で配置転換などをされてしまう可能性がありますから。
日本共産党職員を辞めた方なら志位さんに率直な意見具申が可能
松竹伸幸さんのように、日本共産党職員を辞すればそれなりのことをインターネットを通して意見具申できるでしょうが、志位さんが松竹伸幸さんの諸提案を採用する可能性は極めて低い。
志位さんの自衛隊論を擁護してみる・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba (ameblo.jp)
上記の常任幹部会声明は、簡単に言えば赤旗の読者数が少なかったから負けたという昔からの結論と同じです。
赤旗の紙面が型にはまりきった中身で非現実的な内容だから、読者が減っていったのです。
大企業の内部留保は大企業の経営維持に貢献している
自力の弱さを克服するために率直な御意見、御提案をお寄せ下さいと声明は述べていますが、自力が弱くなったのは科学的社会主義の理論を信奉しているからです。
科学的社会主義の経済学なら、大企業は庶民を収奪、搾取する経済主体ですから重税をかけて大企業から奪われた富を取りもどせ、という結論になってしまいます。
大企業の内部留保への課税論はそんな話です。これは、レーニンが提起した穀物投機をする富農は搾取者だ、という理論と同じ発想です。
大企業の内部留保は、大企業の存続に貢献し、大企業の経営者、株主、労働者の暮らしを維持する事に貢献しているのです。
これを志位さんに意見具申できる日本共産党職員はいないでしょうね。
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