2022年7月2日土曜日

山添拓議員の北朝鮮と対話せよ論より思うー朝鮮労働党は対話をしてほしいなら大金をよこせと言いますよ。金正恩に大金を献上できなければ処刑されうるー

 猛暑となりました。山添拓議員、田村智子議員は連日街頭で日本共産党への支援を訴えています。

以下の開始後34分ぐらいに、山添拓議員が中国、北朝鮮と対話すべきと訴えています。2022.7.2 山添拓 東京選挙区候補と田村智子 比例候補 三軒茶屋キャロットタワー前での街頭演説 - YouTube 

山添拓議員によれば、平和は対話により築くしかありません。

中国や北朝鮮と対話ができないからといって、敵対するのではなく、どうやれば対話できるのか、どういう関係を作れば対話の枠組みを作れるのかを考えるのが政治の役割だそうです。

中朝露は日本を支配、隷属させる対象とみている

山添拓議員の北朝鮮と対話せよ論について、以下の点を指摘しておきます。

第一に、中国共産党、朝鮮労働党は日本人、日本政府と通常の意味における対話などしません。

私見では中朝露は日本を支配、隷属させる対象とみなしています。

支配、隷属させるための手段として対話の芝居が必要と判断したら、中朝露の対日担当者は芝居をします。

24年ぐらい前に中国共産党の対外連絡部が日本共産党と対話の芝居をし、不破さんを懐柔しました。

これは、中国共産党が日本共産党を自らになびかせ、批判させないようにすることが有利だと判断したからです。



第二に、私見では朝鮮労働党は日本人、日本政府が接触を試みれば、必ず金品を要求します。

日本人、日本政府あるいは在日韓国・朝鮮人からどれだけ金品をむしり取るかが、朝鮮労働党の対日工作担当者の最大の使命です。

日本の外交官が朝鮮労働党の誰かに対話をしましょうと訴えたら、対話をしてほしいなら金をよこせといわれるだけです。

対話、とやらの結果、全く金品を得られなければ朝鮮労働党の対日工作担当者は金正恩から責任を問われて政治犯収容所送りとなりえます。

朝鮮労働党の対日、対韓国、あるいは対米工作担当者は常に命がけで工作活動に従事しています。

山添拓議員は、朝鮮労働党について何か文献を読んで発言しているのでしょうか。大いに疑問です。

20年ほど前の小泉総理訪朝時、朝鮮労働党側の実務担当者だった柳ギョンという方はその後、韓国の李明博大統領と会って工作をすべく、ソウルと訪問したそうです。

しかし韓国側の守りは固く、柳ギョン一行は李明博大統領と会えませんでした。

平壌に戻ってから、柳ギョンは自分の訪韓により大きな成果があったという虚偽報告をしたようです。

これが少し後にばれて、柳ギョンは金正日の怒りを買い、処刑されてしまったそうです。

周成賀東亜日報記者のyoutubeで、国家保衛部出身の脱北者が概ね上記のように語っています。

山添拓議員に御関心があれば、朝鮮語のわかる方に以下を見てもらえば良いかと思います。국가보위부 출신 탈북자가 밝히는, 서울 방문 직후 처형된 2중 영웅 류경 부부장 비화 - YouTube 

(国家保衛部出身の脱北者が明かす、ソウル訪問直後に処刑された柳ギョン部長の悲劇)

柳ギョンは2011年初め頃、スパイ罪で処刑されたそうです。

この事件は、朝鮮労働党の高位幹部なら知っているはずです。

金正日の側近のような立場だった国家保衛部の高位幹部が処刑されたのですから。

トランプ大統領と金正恩のハノイでの会談を準備した北朝鮮外務省幹部の中にも、行方不明になっている方が数名いるらしいのです。

これも、別の脱北者がyoutubeで語っています。証拠などないので、断言はできません。

金正恩はハノイで何も得られず帰国しました。外務省のどなたかは政治犯収容所に連行されたのかもしれません。

こんな調子ですから、朝鮮労働党幹部は日本から相応の金品を最初に得られないと、対話のふりすらしないでしょう。

朝鮮労働党幹部は北朝鮮に親族がいる在日韓国・朝鮮人から相応の金品を得られれば、親族のために何らかの便宜をはかります。

全く金を献上しない人との対話などしません。

山添拓議員は、どうやれば朝鮮労働党と対話できるのか考えるのが政治の役割だと訴えています。

朝鮮労働党幹部に対話のふりをしてもらうためには相応の金品、例えば10億円程度を提供せねばならないのが現実です。

第三に、山添拓議員はなぜ日本共産党と交流のある中国共産党に、台湾政府と対話をせよ、台湾政府のASEAN加盟を認めよ、台湾政府の東アジアサミット参加を認めよと要求しないのでしょうか。

山添拓議員流の戦争と平和理論なら、中国共産党が台湾政府と対話をしないから、台湾有事が生じうると考えるべきです。

私見では中国共産党は台湾政府を破壊の対象と考えているので、通常の意味での対話などしません。

山添拓議員は、中朝露の実態について何らかの文献を読んだことがあるのでしょうか。街頭演説を聞いている限り、中朝露の実態について一切御存知ないように思えます。

チュチェ思想については、日本共産党の以下の文献をぜひ読んで頂きたいですね。この文献は朝鮮労働党が日本のチュチェ思想化を策していると指摘しています。




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