2014年7月22日火曜日

満州での金日成一味の武器、食糧調達方法と中国共産党の「抗日」―徐大粛「金日成」講談社学術文庫(林茂訳)より―

若き金日成は中国共産党の指揮下にある東北抗日連軍の一員だった


誰でも時が過ぎれば死にますから、嘘の「史実」を広めてもそれが嘘であることは後世の人にはわかりにくくなります。

同時代人にとっては笑止千万の大嘘が、その後独裁者により「史実」にされてしまう例は少なくありません。レーニン、スターリン、毛沢東、金日成、金正日それぞれの「史実」がそうです。

共産党、労働党は嘘の「史実」を普及し人々に自らを偉人と思い込ませることにより権力の維持を策します。以下の記述は、徐大粛「金日成」(講談社学術文庫)に依拠しています。

1932年から41年にかけて朝鮮人パルチザンが満州地域で行った「抗日武装闘争」は、中国共産党の指揮下にある東北抗日連軍によるものでした。

この本のp55にある抗日連軍の簡単な一覧表によれば、金日成は第一路軍の、第2軍に属しています。

金日成は中国人の学校で教育を受け、流ちょうな中国語を話せたから、中国人幹部から信頼されたのでしょう。

なお、金日成が中国共産党員だったことは現在の北朝鮮の歴史書には出てきません。これを住民が他人に話せば、政治犯収容所送りになってしまうでしょう。

金日成一味は馬賊のような連中だった


「抗日連軍」などという語を用いると、圧政に抑圧された人民を解放するために戦った勇敢な人々と思ってしまいますが、現実の金日成一味は当時の満州に沢山いた馬賊のような連中でした。

前掲著p82によれば、金日成は中国人苦力および朝鮮人農民を徴用し、村や町を襲撃するたびに人質にとった若者に訓練を施して兵士に仕立てました。

金日成一味は昔から罪もない朝鮮農民拉致を繰り返していたのです。当時の中国には、苦力という低賃金で重労働に従事する人々がいました。

金日成は人質をとってから、富裕な朝鮮人に金の供出を強要しました。小さな村落あるいは列車を襲って食糧を調達することも多かったそうです。

金日成は農民や日本に通じているものに「銃あらば銃を、人あらば人を、金銭あらば金銭を、物品あらば物品を出すべきなり」と強要しました。

求めに応じない場合には、人質の耳を切り落とすと脅かし、それでも応じない場合には首を刎ねると言ったそうです(前掲書p83)。

朝鮮人農民への野蛮行為、農産物と金品略奪は「抗日武装闘争」ではない


農民への野蛮行為は、「抗日武装闘争」などではありえません。中国共産党の「革命理論」では、多少の畑を持ちほとりでも小作人を使っている農民は「地主」です。

「地主」から食糧や金品を奪うことは素晴らしい革命運動、抗日武装闘争なのです。「地主」は日本の警察に山賊の出没情報を教えたでしょうから、「親日派」というレッテルを貼れます。

金日成一味とは、山賊ないしは馬賊が「抗日連軍」を名乗った集団だったのです。

武器弾薬は、中国共産党の経路から補給されるか、それぞれの地方で購入することが多かったとあります(前掲書p85)。中国共産党はソ連から支援を受けていました。

金日成一味は日本軍の討伐から逃れるために、1941年にはソ連領へ逃げました。満州の農民の生命と人権を脅かす山賊を日本軍が討伐するのは当然です。

日本軍が、満州の朝鮮人農民の生命と人権を守ったのです。満州の中国・朝鮮農民は蛮行を繰り返す中国共産党が日本軍に討伐され、安堵したでしょう。

金日成が「抗日武装闘争を長年続け、日本帝国主義を破って朝鮮を解放した」などと昔の満州の朝鮮人農民が聞いたら、激怒するでしょう。

日本政府は金日成一味の蛮行を対北朝鮮ラジオ放送で暴くべきだ


金日成が中国共産党の指揮下で朝鮮人農民の拉致や食糧と金品強奪を繰り返していたことを、日本政府は対北朝鮮ラジオ放送や海外衛星放送で暴くべきです。

これをやれば、中国共産党の正統性を掘り崩すことにもなりますから、中国政府も猛烈に抗議してくる可能性が高い。

被拉致日本人救出のためには、テロ国家北朝鮮を擁護する中国とも対決せねばならないのです。

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