2021年10月2日土曜日

民青同盟員、若い日本共産党員は小林栄三監修「科学的社会主義 下」(新日本出版社より昭和52年刊行)を読もう!

田村智子議員も早大在学時、この本を一生懸命読んだのでは 

四十年ほど前の民青同盟ではこの本を一生懸命読みましょうと推奨していました。この本の上巻は、マルクス主義経済学や哲学の説明です。

岡本博之さんが監修しています。

民青同盟でいつ頃この本が推奨されなくなったのかはわかりません。私は四十年ほど前にこの本を一生懸命読みました。

田村智子議員が早大で民青同盟の活動に参加なさったのは37年くらい前かと思います。その頃ならまだ、この本が民青同盟で推奨されていたかと思います。

大山奈々子神奈川県議は、早大の学生だった頃、民青同盟には参加なさっていないようですね。この本を御存知ないかもしれません。

日本共産党新宿地区委員会にお勤めの中野顕さんはこの本をよくご存じです。お若い頃、一生懸命読んだのでしょう。

松竹伸幸さんは一橋大の学生だった頃、この本を一生懸命勉強なさったのではないでしょうか。

平和革命必然論者は右翼日和見主義

小林栄三さんによれば、日本革命の平和的移行の可能性を必然性にすりかえ、わが国で革命の平和的発展の道がすでに保証されているように考える「平和革命必然論」は右翼日和見主義です(同書p253)。

平和革命必然論は、米日支配層の反動的な攻撃のまえで、革命運動を政治的、思想的に武装解除するきわめて危険な路線だそうです。

田村智子議員は今では平和革命必然論を採用しているのでしょうが、それなら小林栄三さんに右翼日和見主義と言われてしまいそうです。

また小林栄三さんによれば、統一戦線政府によりアメリカ帝国主義は撤退して独立が達成されうると主張する、春日庄次郎さんらの構造改革論は典型的な日和見主義理論です。

「民主的改革」という改良の積み重ねで社会主義になる、という見解も日和見主義

春日庄次郎さんらは「構造改革」または「民主的改革」という改良の積み重ねによって独占資本主義の構造を改革し、社会主義革命に行くことができると主張しています(同書p159)。

春日庄次郎さんらは敵権力の善意または譲歩に希望をつないでいるから、日和見主義だそうです。

私には、小林栄三さんが上記のように要約している構造改革論は、今の日本共産党の綱領路線と殆ど同じと思えます。

志位さんが日本共産党の現綱領と、春日庄次郎さん、江田三郎さんの「構造改革論」の違いを説明してくださると一番良いのですが。

長洲一二教授(後に神奈川県知事)も、構造改革論者だったはずです。大山奈々子神奈川県議はこのあたりを御存知なのでしょうか。

日和見主義、とは革命的マルクス主義、レーニン主義の反対語なのでしょうか。

ソ連、東欧、中国、北朝鮮では男女同権が実

小林栄三さんによれば、社会主義国では物価の安定、失業の解消、社会保障の充実、男女同権など多くの国で資本主義に対する優位性を示しています(同書p308)。

ソ連、東欧、中国、北朝鮮では男女同権が実現していたそうです。小林栄三さんは何を根拠としてそう思ったのでしょうか。

池内さおりさんがこの本を読んだらどう思うでしょうか。

昔の日本共産党は、社会主義国では女性も政治犯収容所に連行されうるから、男女同権だという発想だったのでしょうか。

それほど素晴らしい事業を成し遂げたはずのソ連や東欧の社会主義国が崩壊したとき、小林栄三さんは宮本顕治さんと一緒に万歳を叫んだのでしょうか。

民青同盟員、若い日本共産党員がこの本を読んで下さったら良いですね。

大山奈々子神奈川県議は長洲神奈川県知事を尊敬なさっているようです。今からでもこの本を読み、春日庄次郎さんの構造改革論を学んだらいかがでしょうか。

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