報道によれば、フィンランドのマリン首相がNATO(北大西洋条約機構)加盟を進めています。
フィンランドはロシアによる侵略の危機に直面していますから、NATO加盟で国防力を高めるのは当然です。
日本共産党の平和理論では、軍事同盟が戦争の根源です。少し前に志位さんは、NATOの東方拡大に反対すると明言しました。
若い日本共産党員は宮本顕治さんの論文や著書を読まない
繰り返しですが、宮本顕治さんは欧州の社会民主主義政党やイタリア共産党はNATOを支持または容認しているが、これは第一次大戦時に祖国防衛を唱えた社会民主主義者の流れにある人々に共通する弱点だと第十九回大会の冒頭発言で主張しました。
中野顕さん(日本共産党新宿)、中村正男さん(日本共産党大阪)はなぜフィンランドのNATO加盟を批判しないのか
中野顕さん(日本共産党新宿)、中村正男さん(日本共産党大阪)は宮本顕治さんの冒頭発言を覚えているでしょう。
宮本顕治さんの見地なら、フィンランドのNATO加盟は北欧を米国が行う侵略戦争に巻き込む愚行です。
志位さんは第十九回大会決定の見地から、フィンランドのNATO加盟を徹底批判すべきではないですか。
NATO強化を批判できないなら、自民党が日米安保を強化する事も批判できないはずですが。
最近の日本共産党員には、自らの理論に依拠して発言する事が出来ない方があまりにも多い。
日本共産党職員が自由に発言をする事は困難なのでしょうね。中野顕さん、中村正男さんはフィンランド首相を批判したら厄介な事になるな、と判断していそうです。
一般党員なら、志位さんと多少異なる発言をしても処分されないと考えます。
日本共産党を支援する弁護士の皆さんは、フィンランドのNATO加盟を支持しているのでしょうか。
NATO加盟は軍事には軍事、力には力の論理そのものですが。
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