2021年12月9日木曜日

志位和夫委員長が毎日新聞山田孝男特別編集委員のコラム「風知草」(12月6日)に激怒ー戦争指導者と重ね合わせたのは不適切かー

 去る12月6日に志位さんがtwitterで、毎日新聞の上記コラムについて怒っていました。

志位さんはこのコラムが戦争指導者と重ね合わせて共産党を攻撃したのは度を超した漫罵ではないか、と主張しています。

山田孝男特別編集委員が太平洋戦争当時の指導者たちの慢心や過信を論じた後、安保や天皇をめぐる共産党の現実離れは、度を超していると記していると記しました。

志位さんはこのあたりが頭に来たのでしょうね。

12月8日の「赤旗」は、山田孝男特別編集委員が根拠のない断定で日本共産党を叩いていると批判しています。

根拠ない断定で、日本共産党を叩く異常/――「毎日」コラム「風知草」を批判する (jcp.or.jp) 

私も毎日新聞のこのコラムを読みました。

山田孝男特別編集委員が志位さんのインタビューを全て紙面に掲載する、という約束をしていたのなら志位さんが怒るのも当然と思いますがそんな約束はなさそうです。

新聞記者が政治家のインタビューと、その政党の公式文献を総合して解釈し、コラムを書くのは普通のことです。

山田孝男特別編集委員は志位さんの話と日本共産党綱領を論拠にしています。おかしなことは何もありません。

日本共産党は日本国家を無くしたいー日本革命は日本国家の廃止

日本共産党は皇室廃止、自衛隊解散、日米安保廃棄を宿願としていますが、これは日本国家を無くすことを宿願とするようなものです。

日本革命とは、日本国家の廃止に他なりません。

普通の日本人なら、日本国家の廃止、日本革命という日本共産党の宿願には大いに違和感を覚えるでしょう。

度を超している、という指摘は当然です。

「日本革命の展望」(下、新日本新書p170)によれば自衛隊は日本の国家機構、暴力装置の中枢であり、米軍事顧問団の指揮下におかれているそうです。

自衛隊が暴力装置であるというこの見地を、今の日本共産党は継承しています。

不破さん、志位さんが何かの理由で宮本顕治さんの日本革命理論は非現実的だと判断しているようですが、宮本さんの日本革命理論の抜本的に見直しなどしていません。

一般に、共産主義者は自らの歴史の見直しを恐れます。最高指導者にも誤りがあったという話になると厄介ですから。

日本人とは皇室を中心とした共同体です。日本共産党は昔から君主制廃止を唱えてきました。

日本共産党はソ連(ロシア)や中国、北朝鮮、韓国のように日本人が共同体を形成し日本国家が存在していること自体が嫌なのでしょうね。

不破さんは中朝を平和勢力とみなし、中国共産党、在日本朝鮮人総連合会と友好関係

日本共産党が宿願とする自衛隊解散、日米安保廃棄が実現したら金正恩は日本に核ミサイル攻撃を断行ます。民族の英雄になれますから。

本ブログでは何度も論じてきましたが、科学的社会主義の見地ではアジアで最大の戦争国家は日本です。

米軍と自衛隊は国民を支配する暴力装置ですから、自衛隊解散、日米安保廃棄は日本人民、労働者階級解放のために必須です。

日米安保を批判する中国共産党、朝鮮労働党は覇権主義ですが大局的には平和勢力です。

私見では、不破さんがこのようにみて中国共産党、在日本朝鮮人総連合会と友好関係を樹立しました。

不破さんにはアジア最大の戦争国家日本を包囲する国際統一戦線を樹立しよう、という発想があったと考えます。

志位さんには、山田孝男特別編集委員は科学的社会主義に裏付けられた大局観を持っていない、軽率な人物と見えているのでしょう。

習近平、金正恩を平和勢力と把握する科学的社会主義など、現実と無縁です。

中朝露の核軍事力の実情を一切分析しない日本共産党は、米国の戦力についての実証的思考と議論を拒否した昔の指導者と酷似しています。


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